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「葦(あし)」を利用した浮作り

浮は、釣り道具屋さんで購入するのが普通で、便利ですし安く手に入りますよね。
8,10号の浮だと、あまり立派ではないけど実用に耐える物が100円ショップで買えます。たまにはすぐ壊れることもありますが。
自分の浮を是非持ちたいと言う人は自作と言うことになります。
特に箆鮒(ヘラブナ)釣りでは。
自作する人は、釣りキチで相当病膏盲になった御仁と見受けられます。
しかし、自作の浮で釣りを楽しむと、自己満足の境地に入れることも又確かなことで、これほど気持ちのいいことはありません。
自作浮きで魚とのやりとりを始めると、何方に限らず、特に、桃源郷の世界に入れます。
通例、自作浮きの材料は、バルサ材、桐、茅などが一般的ですが、これらで作ると出来栄えが美しく、製作に慣れてくると工夫するのも楽しく、世界に一つの浮を持つことになるのでこの気持ちは作った人しか味わえません。
しかし、作業場はどうにかなっても、工具類や製作材料にはそれなりの費用がかかりますし、技量が求められます。
勿論、浮作りは趣味でしょうから費用や時間は問題とならないと思いますが。
私の場合、古来から色々の用途に使われてきた、「葦」を使ってみようと思い挑戦しましたのでその記録を紹介します。
「葦(あし)」は、記紀神話などに見える、日本国の称の「葦原の国」或いは「葦原の中つ国」で使われる「あし」が正式で、関西ではアシは「悪し」に通じるので「ヨシ」と言います。
葦を使った浮は、作り方がそれなりに工夫と技量が求められ、専門家には遠く及びません。
結論から言えば、見栄えに拘るのであれば、目的によりバルサ材、桐、茅を使って、自作するか、購入する方が良いです。
見栄えに拘らなければ、0.5号から3号まで位なら、実用に耐える物が安く出来ます。
以上を頭に入れた上で、以下の写真と説明を見てください。

葦浮完成品 完成した浮です。
長さは35cm前後。
浮力は、写真上から4.3号(鉄線錘1.5号位浮き内部設置)、2.5号(中通し鉛錘1号)、1.4号(中通し鉛錘1号)、1.1号(鉄線錘2.5号位浮き内部設置)程度です。
号数は、当然、平均外形・長さ・完成重量を測り算出します。
主材料は近所に生えている葦と矢竹と真竹でウオーキングの途中で採取します。
材料費は只で無限。ケチケチ作戦。
茅やススキの適当なものを数ヶ月に渡り探しましたが、残念ながら見つけることができませんでした。
塗装は、主にアクリル樹脂水性塗料3回塗り程度。
最後の上塗り前に、600番のペーパーヤスリで磨く必要があります。
本当は、見栄えや強さなどを考え、水性漆などを使おうと思っていましたが、なるべく制作費を安くするため、100円ショップの水性塗料を使ってみました。
トップの着色は、下塗りにアクリル樹脂白を塗り、その上にアクリル樹脂、油性マジック、絵の具(子供が小さいとき使っていたもの、使用部分一部)などを使用してみました。
上塗りは、水性クリアーニス3回塗り程度。
トップに使う矢竹は着色と強度補強のため油抜きし乾燥させます。
どの程度実用に耐えるか、春先の釣りが待ち遠しい。
不良品になったり、壊れれば何時でも直せるので、その点は自作の良い所かな。

使用葦竹類の材料
葦浮作りに使用した、葦、矢竹、真竹。
最上段が、太めの真竹で、ヘラ状に加工し葦浮の両端閉塞に使用。
次の3本が、浮き本体に使用した葦で5ヶ月乾燥させたもの。外径10〜14mm程度。
次の2本が、内部補強、錘固定に使った通常タイプの矢竹。葦の内径に合う大きさ。
下2本が、浮トップに使用した矢竹。外形3mm程度が扱い易いようです。
後段の写真のように、採取して早めに油抜きしました。
乾燥させた葦は、上右写真のとおり、縦皺や自然の色が付いていて、相当の加工が必要です。
240番程度のペーパーヤスリで根気良く磨く必要が有ります。
下の写真の葦は、ペーパーで若干磨いた程度。きちっと磨くと表皮の8割程度は無くなり地肌が出てきます。
両端の節を切断したこともあり、やはり補強(矢竹)が絶対必要です。

葦浮製作主要材料一覧 葦浮の主要材料の説明と写真です。
ステンレスバネ線(径1mm・30cm/本、税込み10本で699円、片端部はラジオペンチで加工しサルカン接続)の固定方法は、使い古しのゴム(トラックなどで荷物固定に使うゴム紐など。)を3〜4枚重ね接着したものを千枚通しで穴を開け、上下に設置し、閉塞竹・ステンレスバネ線・ゴムを接着剤で固定。
トップの矢竹の固定は、ステンレスバネ線に20回程度木綿糸を丁寧に巻き、ゼリー状接着剤を使用し矢竹を押し込み固定。
頑丈にできました。
接着剤は、「金属・ゴム・木材用」の選択を間違わないように。

葦浮両端部の補強 矢竹を利用し葦の両端を補強しました。これで相当強くなります。
トップ側補強は、矢竹の内面を「面取り」すること。ステンレスバネ線が通り易くなります。

葦浮製作錘の設置 浮安定化のための錘の設置。
錘は鉛を使う皆さんのやり方が普通と思いますが、私の場合は、葦母材の中に入れ水と触れない方法を考えたので鉄線を使うことにしました。
昔使った残りの3.2mm鉄線があったので只同然。
葦の内径から考え2.8mm又は3.2mm鉄線が良いようです。
鉄線の必要重量を計算し、円周状に接着。接着剤は木工用ボンドで十分です。
本体外形14mm程度のとき3.2mm鉄線7本で一周出来ました。
従って鉄線を7分割し長さを計算し、鉄線の固定竹矢の位置を決め、接着完了後、補強矢竹を挿入接着し完了。
写真は、設置直後で、木工用接着剤と中心部の穴が見えます。

葦浮製作端部閉塞前

葦浮製作端部閉塞

葦浮製作端部加工 端部の閉塞は、本体の葦を使いたかったけど適当な大きさのものが無いので(2枚使うと可能か)、竹(真竹、淡竹(ハチク)、孟宗竹など)の乾燥したものをヘラ状に加工しました。
閉塞材を設置前に葦浮母材を平らに磨きます。
竹は、接着後の整形時、割れ易いので注意。
良く切れるナイフと鉄・ペーパーヤスリなどを使います。
端部の中心に、1mmステンレスバネ線を通すため、押しピンで穴を開けました。
トップ側は、試行錯誤の結果、2mmの穴を開けました。

葦浮製作矢竹の煮沸油抜き トップに使う矢竹の煮沸による油抜き。
塗料の接着性を良くすることと、竹の強度・保存性向上に必要。
矢竹は細いので、油抜きは、約30分間100度で煮沸します。
竹の油抜き方法には、火を使う方法もありますが、浮作りには不向きのようです。
参考;尺八製作では、使用竹は真竹に限ります。油抜き後、丸3年乾燥させます。その後製作に入ります。(私は琴古流尺八師範)
鍋の中の、上は油が抜け、緑が脱色され黄色くなった状態。
下は、竹母材が濃い色付きのため脱色しきれない状態ですが、油は抜けています。

葦浮製作葦の原 葦浮製作葦

葦浮製作矢竹 上左は近所の標高200m付近の葦の原。今年4月8日撮影。秋は緑色ですが枯れた感じが見れます。
上右はその拡大で着色状況などがよくわかります。
下は近所の矢竹。
日本中に無限にありますよね。

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2015年3月27日新規作成


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