我が家も皆さんのご家庭と同じで、花、花木、果樹などを育てています。
果樹、実の生る物と花木は私の担当で、花類は妻の担当。
庭はさして広くないので、育てる種類と物には限度がありますが、若干紹介しますネ。
果実類は、「八朔」「金柑」「柚子」など
花木類は、「躑躅(ツツジ)」「皐月」など
花は、いろいろ
季節ごとに変化するので、追加しようと思います。
ただ、平凡で何の変哲も無いページですが、剪定などは若干参考になるかも。
[果実など実の生るもの]
〔八朔〕
2015年5月上旬の「八朔」の開花し始めた花。
[八朔の剪定ポイント]
枝は春・夏・秋の3回出ます。
「花芽は、前年の春に伸びた枝先に付く」ので、収穫後の3月、花芽となる枝は残し、夏・秋に延びた枝と上に伸びる枝は思い切り切ります。
水平に伸びる枝を4〜5本程度選び、あとは全て切る。
伸ばす枝の途中の枝は完全に根元から切る。
中途半端は不可。
中まで日光が入るように剪定。
実が付かないと嘆いてる人は、花芽となる枝を切るか、中途半端な切り方をするか、枝を切るのを恐れ全体に伸びすぎて葉にのみ栄養が行く場合が多いです。
繁り過ぎたら、実は付きにくいので、そこそこ残し思い切りきる。
肥料は、収穫後の2月に、バーグ堆肥、鶏糞、石灰、化学肥料の4種を施してます。8月頃は、石灰のみ。
たわわに実った八朔。(2013年)
多い年は250個位は実ります。
今年2017年は、150個程収穫しました。出来は昨年より良く、美味しいです。
毎年、美味しそうな物を選んで子供達や、ミカンが好きだった母のお供えに兄へ送ります。
買った方が安いけど。
今年は、例年に無く剪定を強度にしたので、花がどれだけ付くか興味があるところ。
2015年1月実った双子のような実。
面白いですね。
八朔は、1月末から2月中旬頃までに一気に収穫してください。(地域差あり)
熟すまで長期間置いておこうと考えて、3月まで収穫しないと、中がスカスカになり、不味くなります。
収穫した八朔は、ヘタを切り、新聞紙で包んだり、段ボール箱などで、涼しいところで
保管してください。
日にちが経つほど美味しくなります(半月以上、出来れば1月以上)。
外の皮がシワシワ或いは手で剥けないほど硬くなっていても、中は水分が多く残っていて美味しいですよ。
若干酸っぱいのが好きな人は採れたてをどうぞ。
八朔ママレードも良いですね。
作り方は簡単です。苦いのが好きな人と苦手な人、甘いのが良い人では若干作り方が違います。
レシピは調べてください。
2年前の2015年12月15日現在の八朔の実り具合。
成り具合は、200個以上で、大きさも色付きも今年1月の時より良いです。
2015、2017年は異常気象や暖冬のせいか、例年より色付くのが約一月早い。
早く色好き収穫しても、チャンと色付いていれば問題はありません。
早々に収穫し熟成させると、美味しい八朔になりました。
2015年の収穫量300個(年内(2014年)200、年明け100個)でした。
年内に子供達、兄、知人などに送り、ご近所にお裾分けしました。
〔金柑〕
「金柑」の花。
八朔や柚子と異なり、7月上旬から8月中旬にかけ、2回から3回に分け咲きます。
1回目は満艦飾で2回目はそこそこの感じで咲きます。
左の写真が7月の満艦飾で、右がお盆の頃の咲き具合。7月に咲いた花が元気な実を付けています。
従って成熟時期に差が出、長期間楽しめることとなります。
満艦飾になると、ミツバチ、クマンバチ、アシナガバチ、カナブン、蝶など色々の虫がやってきます。
昆虫を狙う蜘蛛(コガネグモ類が主)も活発です。
金柑の実り具合。11月上旬。
毎年2000個以上実をつけます。
1月以降になると、エサ探しに苦労するのか、ヒヨドリなど多くの鳥達が虎視眈々と狙っていて、欲しいだけ幾らでも食べさせます。
鳥と人が、仲良く半分こ。
[金柑の剪定要領]
同じ柑橘類でも金柑は、切りすぎかなと思うくらい「バッサリ」剪定しても結構です。
花芽は問題なく出ます。
栄養が良いと、どんどん背か高くなるので、剪定は大事です。我が家では2m強で抑えてます。
2015年4月中旬の金柑の収穫。
山盛りで670個。生った実の1/4位。
鳥が突いた物は分かるので、鳥から病気を写されない様、綺麗な物だけ採ります。
今から甘露煮にします。
毎年生った実の半分は、妻の友達に上げます。
大きい実に育てたければ、適当に摘果します。
多ければ、栄養が行き渡らず、金柑も八朔も小ぶり傾向になります。
金柑は、八朔と違い、劣化が早いので、食べたり料理する分だけ収穫しましょう。
12月末から5月初旬頃まで長期間楽しめます。
〔柚子〕
5月上旬の「柚子(ユズ)の蕾」。
柚子の花芽は、八朔と同じく4月中旬頃出始めます。
花芽の出始めは、八朔や金柑とよく似ていますが、色合い・大きさ・咲き具合など違います。
大きさは実の大きさに比例するようです。
7月中旬の柚子。
柚子の生育は遅い。
我が家の場合、接木なのに、花芽が出るまで8年位かかりました。
「ユズの大馬鹿18年」といいますから。
柚子の良いところは、耐寒性があり、無農薬栽培が比較的簡単に出来るところ。
我が家の柚子も若干の肥料のみ。
10月から11月には黄色く色づきます。
料理にもってこいですね。大量には使わないけど。
柑橘類には、温州蜜柑、夏蜜柑、ザボン、レモンなど有りますが、育て方に大差は無いように思います。
簡単で、そこそこの手入れで大丈夫ですから、皆さんも育ててみませんか。
[ブルーベリー・シャープブルーの花]
サザンハイブリッシュ系のブルーベリー。
冷涼な気候を好みます。但しサザンは南部系。
ブルーベリーは、ツツジ科スノキ属で、落葉性の小果樹で、
北アメリカ原産の野生植物から、品種改良されたものです。
3月下旬には蕾を出し始め、6月から8月にかけて、2〜3gの果実をつけます。
果物売り場やジャムとして売られていますが、私の大好物です。
写真のような釣鐘状の綺麗な花が咲きます。
ブルーベリーの土は、野菜向けの石灰や酸度調整してあるものは避けます。
一般の、花木や花、野菜類と異なりアルカリ性では育ちません。
酸度未調整ピートモス、赤玉土、腐葉土など使用。
元肥として油粕などの有機固形肥料や粒状専用肥料を。
水やりが特に大事です。
[ブルーベリー・グロリアの花]
ラビットアイ系のブルーベリー。
温暖な気候を好み、温州ミカンが栽培されている地域に適しています。
耐暑性、耐乾性に強い品種で、関東以西の初心者にお勧め。
ブルーベリーは、「自家不和合性」といって、自分の花粉では実が付きにくい性質を持っています。
従って、同じ種類の違う品種のブルーベリーを育てましょう。
ミツバチが少ないときは、違う品種の花粉を使って、人工授粉をしましょう。
成長中と成熟(8月14日撮影・終盤に近い)したブルーベリー・グロリアの実。
味は良好。市販の物と遜色ありません。
〔ゴーヤ〕
昨年の「白ゴーヤ」。
「長大ゴーヤ」と「アバシゴーヤ」。
ゴーヤ大好き。
ゴーヤチャンプルーは良いですね。
若い頃、沖縄に出張で行くことがよくあり、その時から好物になりました。
八朔の木まで延びて大きく実ったアバシゴーヤ。
食べごろですね。
八朔も順調に成長。200個位付いています。
(2015年8月24日撮影)
[花木]
[ドウダンツツジ(灯台躑躅、満天星)]
ツツジ科ドウダンツツジ属。
枝分かれしている様子が昔、夜間の明かりに用いた灯台(結び灯台)の脚部と似通っており、その「トウダイ」から転じたもの。
「満天星」の方は中国名に由来。
ツツジは通常常緑ですが落葉広葉樹。
我が家では、四月中旬を中心に咲きます。
花は白で、大きさは5mm程度。
色の変化はありません。
葉は、菱形で2cm程度。
毎年見事に紅葉します。
2015年4月21日撮影
紅葉の写真は、秋に掲載します。
[八重咲クルメ躑躅]
ツツジ目ツツジ科ツツジ属
小ぶりの花が咲く八重咲のクルメツツジ・ピンクです。
ごく普通のツツジ。
常にピンク。
4月16日撮影
[斑入り久留米躑躅]
斑入りクルメツツジです。
これも何処にでも有るツツジです。
ガレージ横に植えています。
我が家で一番見栄えが華やか。
写真のように、一本の木から白・赤・ピンク・斑入りが咲きます。
最初の頃は白が多かったのですが、年月が経つと、自然と咲き方が変わります。
変化が面白い。
白系のツツジでは、同様な変化か起こります。
4月23日撮影
奈良では、4月中旬から5月上旬までが躑躅の季節。
他に霧島躑躅や久留米躑躅など有りますが省略。
躑躅類の種類は極めて多いですね。
躑躅の後は、皐月が咲きますが、ツツジの方が綺麗です。
4月から5月にかけてはヴィオラやパンジーが同時に咲き、一面満艦飾。
5月1日撮影
[雑学]
所でヴィオラとパンジーの区別分かります?
花径が4cm位から小さいのをヴィオラと呼び、5cm位より大きいのをパンジーと呼んでます。
4cmと5cmの間の花は?
即ち、可愛らしいのがヴィオラで、豪華なものがパンジー。かなり主観的定義。
いい加減な定義。
それで良いのだ!
[ヴィオラ・パンジー・ツツジの色々]
[花など]
我が家の庭に咲いた花々です。名前は、何でしょう?(撮影時期;2004年〜)
[答え合わせをしてみよう]
ヒント;観賞用、実の生る物、ハーブ、七草、野草など混成です。[順不同です]
「タチイヌノフグリ」「オクラ」「ユリ」「クローバー」「カラミンサ」「日日草」「山椒」「テッセン」「ヒメツルニチニチソウ」「ツバキ」「オステオスペルマム・フラワーパウダーダブルブロンズ」「ハコベ」「柿」「フイリアオキ」「ローズマリー」「ムラサキカタバミ」「アマドコロ」「金晃丸」「ガク紫陽花」「オニタビラコ」「パンジー」「ハナニラ」「シラン」「ゴーヤ」「トキワハゼ」「ムスカリ」「マグニフィカス」「キュウリグサ」「チューリップ」「ニワゼキショウ」「マンデヴィラ」「ニゲラ・ダマスケナ」
2015/04/27新規作成、2015/12/15、12/24、2017/02/07一部追加修正