我が家の年中行事の一つとして、八朔ママレード作りがあります。
我が家の八朔も今年は生り年で、250個以上収穫できました。
味も形も全体に良好でした。
他界した母がミカンが特に好物だったので、収穫したものは先ず、墓守をしてくれている兄へダンボール一箱分送ります。
次に、子供たちに送ります。
次いで、隣接の家へ若干プレゼントします。当然ゴマすり込み。
妻が主婦の勉強会に参加しているので、メンバーの皆さんに差し上げます。
残りを我々夫婦が頂きますが、私は糖尿病のこともあり、1/3程度食べ、2/3は妻が食べることとしています。
以前は、当然のように1個丸ごと食べていましたが、食い過ぎは何でも毒です。
他に金柑も有るので、この程度にしないと血糖値のコントロールが難しくなります。
前置きはこの位にして、早速ママレード作りの手順・レシピに取り掛かりましょう。
以下に写真つきで紹介しましたので参考にして下さい。
インターネットで山ほどレシピがあります。
作る人の好みなどで若干作り方は変わったりしますが、大きな違いはないでしょう。
八朔の生り具合。
今年も良く出来ました。
「感謝」
今年(2016年)は例年に無く暖冬だったので、実の熟す時期も約一月早かったです。
例年は1月末から2月末へかけ収穫しています。
今年使った八朔で9個使用しました。
良い形や大きめのものは、送ったり、あげたりしたので残った物は不ぞろいになりましたが、全て美味しそうな物を選びました。
使用した八朔は、まず、束子で磨きます。
しかし、束子だけでは完全に綺麗になりにくいので、我が家では、「メラミンスポンジ」を使います。
「メラミンスポンジ」は優れもので、色々の汚れが無理なくパーフェクトに落ちます。
使ったことのない方は、騙されたと思って使ってみてください。
「ビックリポン!」請け合い。
シンクや冷蔵庫、洗面所、果物etc何でも効果発揮。
蔕(ヘタ)の部分を切ったところ。
出来たママレードを入れるビン。
ジャムビンなどの再利用。
事前に熱湯で十分煮沸消毒をすること。
八朔ママレードを作る時、酸味が出るので、出来ればホーロー鍋を使ってください。
今回使った八朔の大きさは中程度だったので六つ切りにしました。
大きめだと八つ切りがいいでしょう。
八朔の実を皮から剥がしたところ。
八朔ママレードでは、私は皮と実を全て使います。
白い部分(ワタ)や袋は苦味の元となるので使用しません。
白い部分は、ギザギザの付いたスプーンで取ります。取り易い。
私の場合は、やや苦味が好きなので、白い部分は完璧には取りません。
写真上の皮:白い所を取った後。下の皮:ワタを取る前。
人によっては、全く皮を使わない人や、半分程度使う人が居て、好みの問題。
袋を取った実。
皮はなるべく薄く千切りにします。
9個の皮を切るのに、たっぷり1時間かかりました。
相当根性が要ります。
肩は凝るし、指先は痛くなるし、切る速度は遅くなるし。
切り終ると「ホット」します。
使用する実と皮。
そこそこの量ですね。
鍋に皮を入れ、水をひたひたに入れ、火にかけます。
煮沸時間は1分ほどで、湯を捨てます。
煮沸の泡が映っています。
これを2-3回繰り返します。
アクが抜け美味しくなります。
笊に湯を捨てたところ。
湯気が立って、いい色になっています。
皮の煮沸が完了し鍋に入れたところ。
今回のレシピは
皮:600g
実:1226g
砂糖:600g
砂糖は、グラニュー糖を使うことが多いですが、今回は砂糖にしてみました。
本当は、買い足し忘れのためグラニュー糖が少なかったため。
砂糖の量は、甘味の好みによります。
隠し味に蜂蜜を入れるのも良いですよ。八朔の量によりますが、大匙1-2程度。
大きめの鍋に八朔と砂糖を入れ、1時間位置いておく。
時々混ぜる。
1時間後。
水分が出、艶も出ます。
最初中火で10分ほど煮て、その後40-50分とろ火で煮る。
焦げないように、又水分が飛び過ぎないように注意する。
1時間煮たところ。
調理終了。
熱いままビンに入れ、蓋を下にして冷ます。
八朔9個でビン6個分のママレードが出来ました。
一応冷蔵庫保存。
作成翌朝の写真。
拡大写真。
早速、朝食のライ麦パンのトーストに塗り食べました。
やや甘味を抑えた感じで舌触りも合っていて、良く出来ました。
八朔ママレードでは煮ている時アクは出ませんが、イチゴジャムの時はアクが出るので作り方に注意が必要です。
2016年(平成28年)2月20日新規作成