草花と戯れてみませんか!

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[用語の説明]


このホームページで使用した用語の簡単な説明です。
植物の独習時やホームページ作成に当りメモ書きしたものを表にしてみました。
園芸関係用語や専門的用語は載せていません。
作者は植物学の素人なので、表現の不適切さや間違いがあると思います。
専門的に知りたい人は、専門家に教えを乞うか、専門書などを読んでください。
説明が難しいものや、絵で示したほうが解りやすい場合については、WEB辞書や専門的に書いたページへ出来るだけリンクするようにしました。
今後、適宜、加筆・修正を行う予定です。

2015/11より作成開始

植物用語説明
用 語よみかた説 明英語・例
ア行
〔ア〕
亜高木あこうぼく高さが3-8mのもの。中木。ツバキ
〔イ〕
維管束いかんそく水の通り道の「木部(もくぶ)」と、糖などの養分が通る「師部(しぶ)」からなる。
異形雄蕊いけいゆうずい1つの花の中で雄蕊の長さは差が無いのが普通だが、長さが異なる植物の雄蕊。2強雄蕊(シソ科)、4強雄蕊(アブラナ科)5強雄蕊(カタバミ)。
1年草いちねんそうその年にタネが発芽し、花を咲かせてタネが出来ると枯れる。
〔ウ〕
羽状複葉うじょうふくよう主脈の左右に小葉が並んでいる葉。pinnate
〔エ〕
えいイネ科植物の花序にある小形でうろこ状の苞葉(ほうよう)の総称。花を包む内・外花穎と小穂を包む二個の苞穎(ほうえい)より成る。
頴果えいか果皮と1個の種子がくっつき、「頴」と呼ばれる苞葉(いわゆるイネの「もみがら」の部分)に覆われている。イネ科
栄養器官えいようきかん成長に必要な基本的な器官で、根、茎、葉など。
栄養葉えいようようシダ植物の葉で、胞子を作る働きを持たず、光合成を盛んに行う葉。裸葉(らよう)。⇒胞子葉
液果えきか水分を多く含んだ果実。sap fruit
スイカ、ブドウ、リンゴ、カキなど
腋芽えきが葉の付け根の腋芽からでる芽。側芽。
えだ分岐した茎。branch
越年草えつねんそう前の年の秋に発芽し、翌年花が咲いて枯れる。
円錐花序えんすいかじょ花の軸が何度か分岐した結果、円錐状に花が付く。panicle
〔オ〕
雄蕊おしべ、ゆうずい花粉の入る葯、葯を支える花糸を言う。pistil
カ行
〔カ〕
塊茎かいけい養分を貯えて、不定形に肥大した地下茎。塊茎は、主に根茎の一部が肥大するか、匍匐根茎の先端につくられる。tuber
ジャガイモ
塊根かいこん貯蔵根は普通地中にあって不定形に肥大したものが多く、これを言う。
花冠かかん萼の内側の花葉で、複数の花弁から構成されている。花冠は、内側の雄蕊や雌蕊を保護すると共に、目立つことにより、生物を引き付ける役割をする。形は多様。corolla
がく萼は蕾のときに他の花葉を包み、普通、他の花葉を保護する役割をしているが、植物によっては、萼が変形して、特別な役割をする物がある。例)アジサイの花びらに見えるものは萼。アジサイの萼は目立つ色や形をしていて昆虫をひきつける役割をする。オシロイバナの漏斗状の花冠は萼。ホオズキの果実を包む大きな袋は萼。トリカブトの兜のような部分は萼。花後も残って、果実を守るものもある。
萼片がくへん数枚で花の外側に萼を形成する。sepal
花茎かけい先に花しか付いていない茎。
花軸かじく軸状の花托。参考:花床コブシ、タイサンボク
花糸かし葯を支える柄の部分。filamant
果実かじつ果実は普通子房全体が発達して出来ている。中にある種子を保護するとともに、種子を運ぶ役割を持つ。
花序かじょ枝上における花の配列状態のこと。inflorescence
花床かしょう花托。
花心かしん雄蕊、雌蕊、子房、密腺など。
花托かたく茎の先端部の花葉を付ける部分で平たく広がったもの。花托が果実となったものは、イチゴ、リンゴなど。参考:花軸
花柱かちゅう柱頭と子房をつなぐ部分style
花筒かとう花弁(又は花被片)の基部が互いに合着して筒状になった部分。corolla tube
果肉かにく内花皮が肉質又は多汁質のもの。
花被かひ花の構成要素のうち、萼と花冠を総称していう。雄蕊と雌蕊を囲む花葉で、生殖に不可欠の器官ではない。ドクダミのようにこれを欠くものもある。perianth
花被片かひへん花弁と萼が形態的に類似する、或いは殆ど区別できない場合に、それらをまとめて花被片という。tepal
果皮かひ子房壁に由来。外果皮、中果皮、内果皮と区分できるものと、出来ないものがある。
花柄かへい花序(受精後は果実)を支えるための茎。通常緑色だが、色が付いていることもある。また小さい葉が付いていることもある。花柄は分岐していることもあり、その場合は、小花柄と呼ばれる。peduncle
花弁かべん花びら。花冠を構成している花葉。萼片に比較し、一般に葉緑素を欠き、逆に美しい色素を有していることが多い。昆虫などを誘い花粉を媒介してもらうことを図る器官。蕾の期間は、花心を保護しているものもある。petal
花葉かよう花はもともと全て葉が変形して出来たものと考えられている。floral leaf
乾果かんか果皮が成熟すると乾燥するものの総称。液果に対する語。刮ハ、豆果、節果、節長果、角果、蓋果など。裂開果、閉果(非裂開果)。dry fruit
クリ
管状花かんじょうか舌状花とともにキク科の花頭を構成する小花をいう。筒状花。
冠毛かんもうキク科植物の萼に相当する位置に着く毛。萼が毛状に変化したもの。タンポポ、アザミ
〔キ〕
地上の茎が硬くなって木化し、さらに木化しても茎が太り続けて成長できるもの。ブナなど
偽果ぎか花托が発達して、果実の大分分が果皮以外の付属物から出来ているもの。イチゴ、リンゴ
偽球茎ぎきゅうけいラン科植物の茎の一部が養分を貯え  て、球形、卵形、紡錘形などに肥大したもの(バルブbulb)。
偽茎ぎけい地下茎から生じた葉鞘が多数重なり合って、あたかも地上茎のように見えるもの。食用にされる葉ショウガの茎に見えるところは、偽茎。ショウガ
気根きこん地面に根を下ろさず、樹の上で生活する植物で、空中に出す不定根。空気中の水分を吸収する。付着根とペア。
寄生根きせいこん根を宿主植物に侵入させて、水分や栄養を得る、寄生植物や半寄生植物の根。
寄生植物きせいしょくぶつ根を宿主植物に侵入させて、水分や栄養を得る植物。ナンバンギセル
旗弁きべん多くのマメ科で見られる、上側にある大きくてよく目立つ1枚の花弁。旗弁の根元には昆虫に密のありかを教える模様(ガイドマーク、密標)がついているものが多い。
球茎きゅうけい地下茎の基部で球形に肥大したもの。corm
サトイモ、グラジオラス
きょ唇弁の後の袋のようになって突き出したもので(尻尾のような器官)、蜜をため、昆虫を誘う。。スミレ
鋸歯きょし葉身の縁のギザギザ。
〔ク〕
くき葉や花が付く茎を単に「茎」という。植物の柱。stem
くさ地上の茎が木化していないもの。タンポポなど。
草と木の区別は明確でなく難しい。イネ科のササやタケは単子葉植物だが茎は木化する。
〔ケ〕
茎針けいしん樹木で、茎(枝)が木化して針状または鉤状になったもの。ボケ
顕花植物けんかしょくぶつ花を付ける植物の意。もともとは花を持たない隠花植物に対する語。分類学上の分類群として用いられてきたが、現在はほとんど使われない。
〔コ〕
互生ごせい茎の1つの節に1枚の葉がつくこと。通例螺旋状に葉が付く。alternative
ヤマブキ
合弁花ごうべんか花弁が互いに合着している花。双子葉植物を、「離弁花類」と「合弁花類」の2つに分ける分類体系(エングラー(Adolf Engler)の体系)もある。)ツツジ
高木こうぼく高さが8m以上のもの
広葉樹こうようじゅ幅の広い葉を持つ木本
呼吸根こきゅうこん根の一部を地中から出して空中で呼吸する根。屈曲膝根(くっきょくしっこん)と板根(ばんこん)
根茎こんけい茎の変体の一つ。主として地下または地表面を這うように伸びて、一見根のような形をした茎。地中のものはときに貯蔵の組織が発達して塊状となる。タケ、ヨシなどのイネ科植物、ワラビなどのシダ植物で最も発達した形が見られる。rhizome
カキツバタ、アマドコロ
根生葉こんせいようタンポポの葉のように、根から直接伸びているかのように見える葉。ロゼットrosette
根粒こんりゅうマメ科植物の根で、根粒菌が侵入し、出来たコブ。
根粒菌こんりゅうきん植物から栄養分をもらい生活し、地中の窒素をアンモニアなどに変え、植物体はアンモニアなどを利用して栄養源を得る。
サ行
〔サ〕
さくコケ植物の胞子嚢。球形・楕円形などで、熟すと胞子を放散させる。
散状花序さんじょうかじょ似た長さの花柄を持つ花が放射状に出る。cluster
散房花序さんぼうかじょ上部の花柄は短く、下部の花柄は長いため、横から見ると花が水平に付いているように見える。umbel
〔シ〕
雌蕊しずいめしべ。花の雌性生殖機能を担う器官。柱頭、花柱、子房からなる。pistil
シダ植物しだしょくぶつ系統学的に、コケ植物と種子植物との中間に位置する植物群と考えられている。それは、水分や養分を通す維管束系を持つ点で種子植物と共通した性質を持ち、胞子で繁殖する点でコケ植物と共通するから。
シダ植物の特徴は、@維管束植物である。A種子を形成しない。B配偶体(有性世代)と胞子体(無性世代)という2つの世代があり、世代交代を行う。C胞子体が生活史の中心を占めており、胞子形成が主な散布手段となっている。D)胞子体が主な生活形態だが、配偶体(前葉体)も胞子体から独立して生活している。
支柱根しちゅうこん地上の茎から伸び、地中に潜り込んで植物体を支える根。マングローブ、トウモロコシ
師部しぶ維管束植物において、特にスクロールを含む有機栄養素を、植物全体の需要の有る部分に輸送する生体組織。師部の役割は、主として光合成産物の植物体内における輸送。糖は根のような光合成のない部位や、塊茎や球根のような貯蔵構造に輸送される。師部は生細胞からなる。ほとんどの植物では師部は木部の外側に位置するため、木やそれ以外の植物は、幹や茎の皮を輪状に剥ぐことで簡単に枯死させることができる。師部が壊れ、栄養が根に届かなくなるためである。
子房しぼう雌蕊の果実となる基部のふくらんだ部分。ovary
子房壁しぼうへき子房の外側の壁。
舟弁しゅうべんマメ科の花の下側の4枚の花弁の一番内側の2枚。雄蕊と雌蕊を左右から包み込んで保護する。
主根しゅこん種子から発芽すると、種子の中の幼根が伸びて、やがて発達して中心となる太い根。
種子しゅし胚珠が発達してできた、裸子植物と被子植物に特有な繁殖器官で、受精を終わった胚が背嚢に由来した組織に含まれて、休眠期間を経過する器官。次世代の植物体のもととなる。種子には、新しい植物体となる部分(胚)と胚を保護するための硬い皮(種皮)がある。種子の中には、新しい植物体の育成に必要な養分を貯えた胚乳がある場合と(イネ、ギンナン、マツなど))、無い場合(マメ、クリ)がる。seed
種子植物しゅししょくぶつ植物の内、種子を形成するもの。古くは顕花植物といい、裸子植物と被子植物とをこれに含めていた。
小花しょうかキク科の舌状花と筒状花〔管状花〕をいう。イネ科では小穂につく小花。
漿果しょうか果実をその形から分類した呼び方で、トマト、スイカのように多肉質の心皮が集合して種子を多く含む。berry
子葉しよう種子から芽を出して最初に出す葉。
掌状複葉しょうじょうふくよう葉柄の先端に放射状に小葉が付いている葉。palmate
小穂しょうすいイネ科やカヤツリグサ科植物などの花序の単位。通常複数の花を含み、鱗片状の構造が折り重なっている。spikelet
小葉しょうよう複葉の小さな部分。
鞘葉しょうよう葉身が発達せず、葉鞘だけからなる葉。イグサ、カヤツリグサ科
常緑樹じょうりょくじゅ一年を通して葉をつけている木本。
植物しょくぶつ植物とは、生物区分のひとつ。
植物という語が指し示す範囲は歴史的に変遷してきており、現在でも複数の定義が並立している。そのため、「植物」を分類群としては認めなかったり、別の名前を採用し「植物」はシノニムとする動きもある。分類群としての名称は植物界(Plantae)となる。
・慣用的生物区分(一般的には、草や木などのように、根があって場所が固定されて生きているような生物のこと。動物と対比させられた生物区分。)
・生態的生物区分(光合成をする生物のこと。)
・系統的生物区分(真核生物の中の1つの生物群。真核生物には動物界、植物界、菌界、原生動物界の4界が含まれる。)
plant
心皮しんぴ子房壁をつくっている特殊な葉。心皮は胚珠をつけた特殊なと考えられている。多くの植物の雌蕊は、心皮が2枚以上くっついて袋状の構造となり1個の雌蕊を作っている。植物の中には1枚の心皮が袋状の構造となって1個の雌蕊をつくるものもある(マメ科、モクレン科、キンポウゲ科など)。
針葉樹しんようじゅ針状の細い葉を持つ木本
〔ス〕
穂状花序すいじょうかじょ花柄がなく、細長い花軸に直接多数の花が付く。spike
〔セ〕
生殖器官せいしょくきかん子孫を残すための働きをするもので、果実や種子を作る花など。
世代交代せだいこうたい植物は、動物と違い、親から子供が生まれるときに〔変身〕して、親とは全く違う姿になって生活する。その形から次に子供が生ずるときには二つ前の姿に戻る。この二つの時期を交互に繰り返しており、その現象を「世代交代」という。シダはそれが比較的分かり易い類。
せつ・ふし茎の葉が付いている部分。node
節果せつかさやが縦に連なった幾つかの部屋にし切られて分果をつくるもの。ヌスビトハギ
節間せっかん節と節の間。植物の地上部のからだは、節と節間の繰り返し構造。internode
全縁ぜんえん葉身の縁に鋸歯が無いもの。
腺毛せんもう葉の縁や表面で粘液を出し器官。昆虫を捕らえる。
前葉体ぜんようたいシダ植物の胞子が芽を出して育つと、径5mmほどのハート型など小さい姿で地面に張り付いて生活する。雌雄の性質の表れる形なので配偶体というが、シダ類では普通、前葉体と呼ばれる。
〔ソ〕
痩果そうか1枚の心皮からなり、1個の種子が薄い果皮に覆われている。痩果は一般的に軽く、毛などの付属物を持つことがあり、熟しても果皮が割れずに、風によって散布されるものがある。タンポポ
送出枝そうしゅつし節から葉を出すが、匍匐枝と違い根は出さず、先端だけに子株を付ける。ランナーと言う。イチゴ
総状花序そうじょうかじょ花柄のある花が付く。receme
双子葉植物そうしようしょくぶつ子葉が2枚のもの。他に、根は主根と側根がらなる直根系、葉の脈は網状脈、花葉は5数性又は4数性が多い。茎の維管束の木部が内側から次々と出来(形成層があり細胞分裂を盛んに行う)、茎が太り樹木となる。Dicotyledon
サクラ、ツバキ
装飾花そうしょくかヤマアジサイやガクアジサの花の外側の目立つ花をいう。雄蕊も雌蕊もない中性花。
総苞そうほう総苞片をまとめて「総苞」という。例えば、キク科の花の下側の小さな葉の集合。
総苞片そうほうへん総苞の1枚1枚の鱗片のような葉をいう。
草本そうほん木化できない植物。一年生草本(アブラナ)、二年生草本(ヒメジョオン)、多年生草本(ススキ)
側根そっこん主根の周りの細い根
ソーラス胞子嚢群。sorus
タ行
〔タ〕
胎座たいざ子房の胚珠がついているところ。胎座のタイプは色々有り、側幕胎座、独立中央胎座、縁辺胎座、基底胎座、懸垂胎座、面生胎座。
対生たいせい茎の1つの節に2枚ずつ葉が向かい合って対になって付く。対生する多くの場合、隣り合う節の葉は互いに重ならないように付く。上から見ると4枚の葉が十文字のように見える。シソ科、アカネ科など/td>
托葉たくよう葉の基部付近の茎や葉柄に生じる、葉身以外の葉のような部分。托葉は葉身より早く成長して、葉身を保護する役割を持つ。多くは後に落ちてしまう。一般的に、双子葉植物で見られ、単子葉植物では見られない。托葉は、普通葉と形や大きさが異なるものが殆どだが、全く同じ形をしているものもある。ヤエムグラstipule
多肉茎たにくけい水を貯蔵している組織が発達し、厚く肥大した茎。サボテン
多肉根たにくこん主根や胚軸が肥大したもの。ニンジン;主根が肥大、ダイコン;胚軸と主根が連続的に肥大、カブ・ラディッシュ;胚軸が肥大・主根は細い尻尾のような部分
単子葉植物たんしようしょくぶつ子葉が1枚のもの。他に、根はひげ根系で不定根、葉の脈は平行脈、花葉は3数性。Monocotyledon
ススキ、テッポウユリ
単面葉たんめんよう葉の一面しかないもの。ネギは背軸面のみ。
単葉たんよう葉身が分かれずに1枚になっている葉。複葉。
〔チ〕
地下茎ちかけい地中にある茎。subterranean stem
柱頭ちゅうとう雌蕊の先端部で花粉を受け取る部分。stigma
頂芽ちょうが茎の先端の芽
蝶形花冠ちょうけいかかんマメ科に見られる花の形。ゲンゲ(レンゲソウ)、カラスノエンドウなど
直立茎ちょくりつけい地面より上にある地上茎が直立しているもの。
貯蔵根ちょぞうこん太くなってデンプンなどの養分や水分を蓄えている根。
直根系ちょっこんけい中心に主根、まわりに側根という繰り返し構造の根。殆どの裸子植物・双子葉植物。参考;ひげ根系
〔ツ〕
〔テ〕
低木ていぼく高さが0.3-3mのもの。アオキ
〔ト〕
頭状花序とうじょうかじょ花の軸が短く、茎からいきなり付いているように見える。head
ナ行
〔ナ〕
ナシ状果子房を包み込んだ花托が多肉質となったもの。食べ残す心の部分が子房由来の真の果実。リンゴ、ナシ、ビワ、カリン
〔ニ〕
2年草にねんそうタネから発芽してから2年目に開花する草。センブリ、マツムシソウなど
二列互生にれつごせい同じ平面状に互い違いに葉が付くもの。単子葉植物で見れる。ネギ、アヤメ
〔ヌ〕
〔ネ〕
普通は地中にあって、植物体を支持すると同時に水や無機栄養分を吸収する働きを担う。地中根、気根、水中根。なお根のない植物もある。root
〔ノ〕
ハ行
〔ハ〕
植物が持っている、光合成や呼吸を行う器官。一般に、扁平で、葉脈が張り巡らされており、葉の隅々まで行き渡っている。
植物学においては、茎頂(茎の先端)で刑される側生器官のことを指すため、葉のほかに、萼片、花びら、雄蕊、心皮(雌蕊のもとになるもの)、苞、鱗片葉などを含む。葉の「特殊な構造」参照
leaf
胚軸はいじく茎の子葉より下の部分
胚珠はいしゅ雌蕊の子房の室(しつ)の中にある次世代の植物体(種)のもとになるもの。1個も複数も有る。ovule
胚嚢はいのう種子植物における雌性配偶体。embryo sac
葉が茎を抱く葉柄がなく、葉身の基部が広がって茎を包み込むようになっているもの。ノゲシ
はな種子と果実を作るもとになる器官。一般に花を付ける植物は、裸子植物と被子植物。花の形やつくりは多様で、全てが同じではない。基本的には、萼、花冠、雄蕊、雌蕊が被子植物の花の構成要素。花は、もともと全て葉が変形してできたものと考えられていて、「花葉(かよう)」という。花は、花葉と花托(花葉を出す茎の先端部)からできている。flower
バルブ偽球茎(偽鱗茎)のこと。ラン科
〔ヒ〕
ひげ根系ひげねけいイネ科のような単子葉植物では主根は成育の初期には見られるが発達せず、そのかわり茎や茎の節から多くの細い根を出す。参考;直根系
複葉ふくよう葉身が複数の小さな部分に分かれている葉。複数の個々の小さな部分は小葉という。マメ科、バラ科、シダ植物など
被子植物ひししょくぶつ植物の分類の主要な1グループ名で、種子植物(顕花植物)のうち、一般に花と呼ばれる生殖器官の特殊化が進んで、胚珠が心皮にくるまれて子房の中に収まったものをいう。
〔フ〕
副花冠ふくかかん花冠や雄蕊の一部が変形して出来た花冠のような付属物。スイセン:筒状の副花冠をもつ。
複葉ふくよう葉身が2つ以上の小葉で構成されている葉。compound leaf
付着根ふちゃくこん茎から多数の不定根を出し、他のものに張り付いて植物体を支える根。
仏炎包ぶつえんほうウラシマソウの花のように頭巾形の包をいう。仏像の光背に似た包。
不定根ふていこん根以外から生じた根。
分果ぶんか分離果で独立した1つ1つの部分。裂開せず1個の種子が含まれる。
分離果ぶんりか1つの果実が熟すにつれて、くびれが出来、幾つかの独立した部屋に仕切られていくもの。イロハモミジ(翼果でもある)
分類階級ぶんるいかいきゅう界(kingdom)>門(division)>鋼(class)>亜鋼(subclass)>目(order)>亜目(suborder)>科(family)>亜科(subfamily)>連(tribe)>属(genus)>節(section)>節>種(species)>亜種(subspecies)>変種(variety)>品種(breed)
〔ヘ〕
閉果へいか痩果(タンポポ)、堅果(クリ、どんぐり)、頴果(イネ)、翼果(カエデ)。
平行脈系へいこうみゃくけい平行脈は一般的に単子葉植物の特徴。葉脈は枝分かれせず多数の脈が平行。ササ、ススキ
閉鎖花へいさかスミレのように花が咲かずに、蕾のまま自家受粉してタネになること。
偏茎へんけい平べったい形に変形した茎。茎が光合成をする。ウチワサボテン
〔ホ〕
ほう苞葉。花又は花序を抱くようにつく葉。普通葉と区別できない場合は、一般的には苞と呼ばない。bract
胞子ほうしシダ植物・コケ植物・藻類・菌類などに形成され、単独で新個体となりうる細胞。普通単細胞で、有性生殖後にできるものや、無性器官内にできるもの、栄養体の一部が分裂して出来るものなどがある。
胞子体ほうしたい普通に見るシダは胞子を作る世代なので、これを胞子体という。シダ植物はこの姿のときが大きく目立ち、本体という。
胞子嚢ほうしのう胞子を内部に生じる袋状の生殖器官。成熟すると敗れて胞子を散布する。シダ植物の葉の裏面やコケ植物の凵iさく)にみられる。
胞子嚢群ほうしのうぐんシダ植物で、胞子嚢が数個以上集まったもの。胞子葉の裏面や縁に生じる。胞子嚢群の形(腎臓形、馬蹄形、線形など)や着生する位置(葉の裏面上または縁辺)、葉脈との関係(葉脈の先端または中間部や分岐点)などは変化に富み、しだの分類に用いる重要な形質とされている。嚢堆(のうたい)。ソーラス。
胞子嚢穂ほうしのうすい胞子葉が枝先に多数集まり穂状になったものをいい、シダ植物のなかでも原始的な性質を持つ仲間(ヒゲノカズラ科、トクサ科、ハナヤスリ目)にみられる。胞子嚢穂はリンボクやロボクなどの化石植物(地質時代に生存した化石生物の内、植物に分類されるもの。)に多く見られる。
胞子葉ほうしよう組織の一部から胞子を作る葉。シダ植物に見られるものをいうが、広くは種子植物の心皮・雄蕊なども含まれる。実葉。芽胞葉。⇒栄養葉
包膜ほうまくシダ類の胞子嚢群を保護する膜状の構造で、胞子嚢托または胞子嚢群の付近の表皮系の細胞から生じる。包膜が胞子嚢托に対して付く位置は、胞子嚢托の側方(チャセンシダ科)、胞子嚢托の下方(イワデンダ)、胞子嚢托の上部(オシダ亜科)などがあり、包膜の形は胞子嚢群の形にほぼ一致する。
苞葉ほうよう花又は花序を抱き、普通葉と形や色が異なる葉。すなわち花に近い葉をいう。白、ピンク、赤色などで、花びら状に変化することがある。bract
ドクダミ、ハイミズキ、ポインセチアなど
捕虫葉ほちゅうよう葉が変形して昆虫を捕らえるわなを作っている葉。食虫植物。モウセンゴケ
匍匐茎ほふくけい地表を這って伸びる茎。ヘビイチゴ
匍匐枝ほふくし節から根を出し、葉も花も出し、節間が千切れると独立した植物となる。ストロンと言う。stolon
カキドオシ
マ行
〔マ〕
巻きつき茎まきつきけい他のものに巻きついて伸びる茎。上から見たとき、右巻きと左巻きがある。アサガオ、フジ
〔ミ〕
ミカン状果ミカンのオレンジ色の部分は、内果皮が内側に向かって伸びた多数の毛が発達して、液汁を含んだ毛。ミカン科の植物に特有。
〔ム〕
〔メ〕
将来花や葉、茎となる部分で、まだそれらの器官が折りたたまれている状態。普通、茎の節または先端にできる(定芽)が、根や葉などにできる芽もあり不定芽とよばれる。シュートの先端にできるものを頂芽、側方にできるものを側芽とよぶ。将来花になる芽を花芽、葉になる芽を葉芽、花と葉になる芽を混芽として区別する場合がある。特に木本植物で、うろこ状の芽鱗をもつ芽を鱗芽、もたない芽を裸芽と呼ぶ。 bud
雌蕊めしべ、しずい子房、柱頭、花柱の3つからなる。葉から由来した器官。pisil
〔モ〕
木化もくか地上の茎が硬くなること。
網状脈系もうじょうみゃくけい網状脈は一般的に双子葉植物の特徴。主脈(中肋(ちゅうろく))、側脈。
木本もくほん木化してなお太り続けることが出来る植物。裸子植物(マツ、スギなど)と双子葉植物の一部。
ヤ行
〔ヤ〕
やく雄蕊の花粉を作り、花粉の入っている袋状器官。定着葯、丁字着葯、沿着葯、内着葯に区分される。anther
〔ユ〕
雄蕊ゆうずいおそべ。stamen
〔ヨ〕
葉腋ようえき植物の葉が茎と接続している部分。葉の付け根。枝分かれした新しい茎は、ほとんど例外なく葉の付け根の上側の葉腋から出る。
葉鞘ようしょうイネやススキなどの単子葉植物の多くは、葉柄が無いため、葉の基部が筒のようになって、鞘のように茎を包み込み、この部分をいう。
葉針ようしん植物体を外的から守るため、葉がトゲに変形したもの。サボテン
葉身ようしん葉の平たい部分。光合成を行う。blade, lamina
葉舌(小舌)ようぜつ(しょうぜつ)イネ科などで、葉身と葉鞘の間にある膜質の付属物。葉舌の大きさや形、色などは種類を区別する際のポイントとなる。
葉柄ようへい葉身と茎をつなぐ柄の部分。petiole
葉脈ようみゃく葉身の筋で、水や養分の通り道になっている。いくつかのパターンがあり、それぞれの植物を特徴付ける。種類を見分けるポイントとなる。網状脈系、平行脈系。
翼果よくか果皮の一部が大きく張り出して翼状になったもの。
翼弁よくべんマメ科の花の舟弁の左右の翼のように張り出している2枚の花弁。昆虫の足場になる。
ラ行
〔ラ〕
裸子植物らししょくぶつ種子植物のうち胚珠がむき出しになっているものを指す。現生種は約750種が属する。ソテツ類、イチョウ類、マツ類、グネツム類。
落葉樹らくようじゅ葉が落ちる木本
〔リ〕
離弁花りべんか花弁が互いに離れている花。サクラ
両面葉りょうめんよう葉身に表裏の区別があるもの。一般的。向軸面、背軸面。
鱗茎りんけい短い地下茎の周りに肉質の鱗片葉(りんぺんよう)という葉が多数重なって球形になったもの。鱗茎の主体は茎ではなく鱗片葉で、養分が貯えられている。bulb
タマネギ、ニンニク、チューリップ
輪生りんせい茎の1つの節に3枚以上の葉が付くこと。多くの場合、葉の枚数は一定ではない。
鱗片りんぺん鱗状の小片。シダなどの茎にある。
鱗片葉りんぺんよう光合成を行わず、普通葉より著しく小さく、若い芽や花を保護したり、養分を貯める葉。例)サクラの冬芽のまわりにうろこ状に重なった葉、タマネギの鱗茎葉、花(か)葉、苞(ほう)葉。
〔ル〕
〔レ〕
裂開果れつかいか袋果(たいか)(シモツケ)、刮ハ(さくか)(アサガオ、オクラ、ユリ)、孔開刮ハ(ポピー)、蓋果(がいか)(オオバコ、ヒユ)、角果(かくか)(長角果:アブラナ、短角果:スズナ)、豆果(とうか)(マメ科)。
〔ロ〕
ロゼット根生葉。タンポポのように地際へ放射状に出る葉姿を言う。rosette
ワ行



〔参考文献〕

[世界の旅]
[我が家の果樹・花木・花]
[甲状腺機能低下症など]
[木工作品集]
[葦を使った浮作り]
[ヒヨドリ観察など]
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関西の毎日サンデーの男より(2015/11執筆開始)


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