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【路傍の花々索引等】

カ行:


〔カ〕

カエデドコロ(楓野老)学名Dioscorea quinquelobaヤマノイモ科ヤマノイモ属: 雌雄異株。 雄花序は、枝分かれして多くの花が付きます。 雄花の花被片は、長さ約1.5mm程度で6枚あり、黄色で平開し短い柄があります。 雌花序は、葉腋から1-2本垂れ下がり、花が疎らに付き、花被片は雄花と同じ大きさで、橙黄色で柄はありません。 左:雄花、右:雌花


ガガイモ(摩蘿、 鏡芋)学名Metaplexis japonicaキョウチクトウ科ガガイモ属:
日当たりの良い道端や草原などで見られます。 葉の脇から長い柄を出し、淡紫色をした、星型の花をつけます。 花冠は、5つに深裂し、裂片の先は反り返っていて、裂けた部分の色は紫がやや濃いです。 花弁の内側には長い毛を密生させています。


カキツバタ(杜若、燕子花)学名Iris laevigataアヤメ科アヤメ属: カキツバタは、湿地に群生し、毎年5月から6月にかけて紫色の花を付けます。 内花被片が細く直立し、外花被片(前面に垂れ下がった花びら)の中央部に白ないし淡黄色の斑紋があることなどを特徴とします。 50ほどの園芸品種があり、 ハナショウブのように外花被が3枚の三英花(さんえいか)と、 外花被が6枚の六英花(ろくえいか)があります。


カキドオシ(垣通し)学名Glechoma hederacea ssp.grandisシソ科カキドオシ属:
道端や荒地などに生えています。カキキドオシとは、茎が伸びて垣根を通り抜けるほどということから名付けられました。 葉腋に長さ1.5-2.5cmの淡紫色の唇形の花を1-3個付けます。 ムラサキサギゴケに似ています。下唇は中裂し、側裂片は小さいです。 下唇片の中央裂片は、大きく前に突き出し、濃紫色の斑紋と白い毛が目立ちます。


カキノキ(柿の木)学名Diospyros kakiカキノキ科カキノキ属:
「桃栗3年柿8年、柚子の大馬鹿18年」 と言う諺がありますが、柿の実や柚子が付くには相当の覚悟と辛抱が要ることを言っています。 カキノキは中国原産と言われ、東南アジアの固有種で、特に長江流域に自生しています。 日本では、本州から九州まで栽培されていて、品種は多く、1000を超えるとも言われますが、渋柿と甘柿に大別されます。


ガクアジサイ (額紫陽花)学名Hydrangea macrophyllaユキノシタ科アジサイ属:
ガクアジサイは、花序の周辺に4〜5枚の花びら(萼片)からなる装飾花があります。 装飾花の個数は、通常8個ですが、8-11個の間で咲きます。 装飾花は、花径が4-5cm程度と大きい。 中央部は両性花になっていて、 両性花は花径1cmにも満たない5弁花です。


ガザニア(クンショウギク)(勲章菊)学名Gazania キク科ガザニア属:
現在出回っている品種はほとんど四季咲き性で、暖色系の樺色・オレンジ色・臙脂(エンジ)色・黄土色等で目が覚めるように鮮やかな花色なのが特徴。 花茎10cmになるものもある。 晴れた日の日中にのみ開花し、それ以外は花は閉じています。 花の真ん中に蛇の目の模様が入るのが特徴。 花弁に縦線の入る品種も多い。 色も多いことから多品種。


カサバルピナス(傘葉ルピナス)Lupinus micranthus学名マメ科 ハウチワマメ属: カサバルピナス(傘葉ルピナス)は、ヨーロッパ南部原産のハウチワマメ属の秋まき一年草です。 大きな葉を傘に例えて付けられたものです。 ルピナスの中でも大型で、高さが60〜80センチほどになります。 全体に白色の毛が生えます。花は、青色の蝶形花で、旗弁に白〜赤紫色の斑点があります。


カザンデマリ(崋山毛鞠)学名Pyracantha crenulata (D.Don) M.Roem.バラ科トキワサンザシ属 :
タチバナモドキ、カザンデマリ、トキワサンザシを総称してピラカンサと呼ばれています。 我が家のカザンデマリは、自然に生えてきたものです。 枝は暗褐色で刺があり、はじめ褐色の毛があり、後に無毛となります。 花は白で、直径6〜9oです。


カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)学名Hydrangea quercifoliaアジサイ科アジサイ属:
最初この花を見たときは、アジサイの仲間とは思えませんでした。 和名の由来は、葉の形がカシワに似ているから。 花は、円錐状或いはピラミッドのような形状です。 一般にアジサイと異なり全体の印象としてはボリュームに比し、花が少ないといわれていますが、私が最初に見たカシワバアジサイはそのようなことはなかったです。


カズノコグサ(数の子草)学名Beckmannia syzigachneイネ科カズノコグサ属:
毎年、水田や溝、水辺などに生育するのを見ます。 茎は直立し、平滑で無毛です。 葉は、長さ10-25cm程度、幅は5-15mm程度で細長く、柔らかいですが、表面はざらついています。 カズノコグサ属には北半球の温帯に2種が在りますが、日本では本種だけ。


カスミソウ学名Gypsophila elegansナデシコ科 / カスミソウ属(ギプソフィラ属): カスミソウ(ギプソフィラ)属の植物は、地中海沿岸からアジアにかけて、広く125種ほどが分布しています。 カスミソウ(Gypsophila elegans)は一年草で、1mほどの高さに育ち、白い花を無数に咲かせます。 花色は、白以外に、赤、ピンク、紫があります。


カタバミ(酢漿草、片喰、傍食)学名Oxalis corniculataカタバミ科カタバミ属:
カタバミには、タチカタバミ、カタバミ、ケカタバミ、ミヤマカタバミ、イモカタバミハナカタバミオッタチカタバミ、フヨウカタバミ、ムラサキカタバミアカカタバミオオキバナカタバミなどがあります。
カタバミ科(Oxalia)としては世界で800種以上あります。


カトリソウ(蚊取り草)学名Pelargonium graveolensフウロソウ科テンジクアオイ属:
カトリソウは、バイオ技術で人工的に作られた植物で、ローズゼラニウムという南アフリカ原産のハーブの一種に、シトロネラール(英: citronellal)という植物が持っている蚊がいやがる匂い成分を造る遺伝子を加えたものなのです。 従って、花の形・色などがローズゼラニウムと同じです。


カナムグラ(鉄葎)学名Humulus japonicusイラクサ目アサ科カラハナソウ属カナムグラ種:
雌雄異株の蔓性の植物。 荒地や藪などで周りの雑草や木、或いは電柱やガードレールなどあらゆる物に絡み付く。雄花が多数あるのでこれが目立つ。 和名で「鉄葎」と書く。これは、茎や葉柄に鋭い下向きの棘があり簡単には切れないことから硬い物を表す「かね(金)」即ち「鉄」があてられ、「葎」は草が繁茂して絡み合った様を表す。


カナメモチ(要黐)学名Photinia glabraバラ科カナメモチ属: 東海地方以西から九州の山地の斜面などに多く生え、暖地に生育し、生駒山系でも多く見ることが出来ます。 若葉は紅色を帯び美しいです。 花は、枝先に直径10cm程度の半球状の散状花序で、花径1cm程の白い小さな五弁花を多数付けます。 果実は、直径5mm程の卵形で、頂部に星形の萼片が残り、12月頃赤く熟します。


カーネーション学名Dianthus caryophyllus L.ナデシコ科ナデシコ属カーネーショウ種: カーネーションは、地中海沿岸から西アジアの原産ですから、古くから可憐な花姿が愛されてきました。 イスラム世界では、バラやチューリップと並んで愛好され、アラベスクの意匠にしばしば利用されています。 母の日にカーネーションを贈る風習は、20世紀初頭、米国のアン・ジャーヴィスが亡母に白いカーネーションを供えたことに始まります。


カブ(蕪)学名Brassica rapa L. var. rapa(Yヨーロッパ系 )Brassica rapa L. var. glabra(アジア系)アブラナ科アブラナ属ラパ種:
分類上はアフガニスタン原産のアジア系と、中近東から地中海沿岸原産のヨーロッパ系との2変種に分かれる。カブの葉は、スズナ(鈴菜、または菘。根の形を鈴に見立てた)として、春の七草にも数えられる。古事記の「吉備の菘菜(あおな)」がカブのことと見られる。


ガーベラ学名Gerbera jamesonii Hybridキク科 / ガーベラ属:
ガーベラは、キク科ガーベラ属の総称で、南アフリカ原産の多年草(宿根草)です。 花色が豊富で、四季咲き性で、春と秋に多く開花します。 耐寒性も耐暑性も強い植物です。 葉は、地際に集まって茂り、花茎だけが長く伸びて咲く花姿が特徴です。


ガマ(蒲)学名Typha latifoliaガマ科ガマ属:
日本全土の湖沼、ため池、河川、水路、休耕田、湿地などに生育する抽水植物で、泥中を地下茎が這い、広がります。 全高1-2mとなり、夏、円柱状の肉穂花序が出来ます。 ガマの穂は、下側の雌花の群生した赤褐色のソーセージのような円柱状の花穂の上に、黄色の雄花が集合した細めの雄花群が付きます。 雌花群は長さ7.5-20cm、雄花群は長さ5.5-13cm程度あります。


カミツレ(加密列)学名Matricaria chamomillaキク科コシカギク属:
ヨーロッパ北部から西アジアにかけての原産で、江戸時代の19世紀初めに薬用として伝えられたと言われています。葉は、互生し、長楕円形で、羽状に2回−3回深裂し、裂片は短い紐状でコスモスの様な葉の形をしています。 茎の頂に、直径2p程の頭状花を多数つけます。舌状花は白色、筒状化は黄色です。


カヤツリグサ(蚊帳吊草、莎草)学名Cyperus microiriaカヤツリグサ科カヤツリグサ属:
頭でっかちな姿で、全体に緑色をし、艶がある。 根元に少数の細長い葉が出、その真ん中から、三角形の茎が直立。 茎は枝分かれせず、先端に花序を付ける。 花序の基部に、葉の形をした苞を数枚付け、花序より長い。 花序は、小穂の形で、小穂は平らで細長く、多数出ます。 小穂は、若干褐色です。 子供の頃、遊び道具。


カラー学名Zantedeschia サトイモ科オランダカイウ属: カラーは、草丈30cm-100cmのサトイモ科の多年草。地中は球根(塊根)。 葉の形は三角形のやじり形やほこ形があり、長く太い茎が特徴。 カラーの花はサトイモ科独特の細長い芯のまわりを花びらのようなものがくるっと巻いた形が特徴的。 カラーの花に見える部分は花ではなく、仏炎苞と言われる萼(がく)が変化したもの。 真ん中の芯の表面についている細かな粒のひとつひとつが花です。


カラシナ(芥子菜、辛子菜)学名Rorippa indicoアブラナ科アブラナ属:
早春、堤防や河川敷で開花している黄色の菜の花が、カラシナ。
日本への伝来は弥生時代とも。
カラシナの種子は、芥子(ガイシ)という生薬。使い方に留意必要。


カラスウリ(烏瓜)学名Trichosanthes cucumeroides ウリ科カラスウリ属:
雌雄異株。 花は日が暮れてから開き、明け方には萎みます。 花は、縁が糸状に裂けてレースのように見える白い5弁花です。 葉は、互生で、手の平状に3〜5に浅裂します。光沢はありません。 果実は、9月初旬には付き始め、長さ5ー7cmの楕円形で、縦に模様が入ります。 熟すと朱赤色になります。


カラスノエンドウ(烏野豌豆)学名Vicia angustifoliaマメ科ソラマメ属:
淡い紫紅色をした蝶形の花をつけます。 大きさは12-18mm位あります。 葉は、羽状の複葉で、8-14枚の小葉で1組になっています。 種子の入った莢をもつ実を付け、若い莢は食用になります。 莢は初めは緑色ですが、熟すと写真のように黒くなります。


カラスムギ(烏麦)学名Poaceae Avena L.イネ科カラスムギ属:
カラスムギ属は10-15種に分類されています。 日本では史前帰化植物として全国に分布。ヨーロッパ、アジア、北アフリカに自生。 このうちの1種は穀物として広く栽培されますが、他の数種は雑草として世界中に生えています。カラスムギ属の種子は全て食べることができます。種子が小さく収穫が困難なだけ。オートミールとして多くの人が利用。


カラムシ(茎蒸・苧麻)学名Boehmeria nivea var.concolor f. nipononiveaイラクサ科ヤブマオ属: 林の周辺や道端、石垣や荒地などやや湿った所に繁茂します。茎の下部には雄花が付き、4花皮片で雄蕊が4本あります。 茎の上部には雌花が付き、球状に集まり、花被は筒となって短毛があり、花柱は線形です。カラムシの歴史は古く6000年前から栽培されてきました。


カランコエ学名kalanchoe:ベンケイソウ科カランコエ属
カランコエは乾燥に強く、手間のかからない多肉植物です。 カラフルな花を咲かせ、花の姿も一重咲き、八重咲、釣鐘型と多数で、葉も美しく、株姿もなかなか見ごたえがあります 花期は、12−6月。


カランコエ・プミラ学名:Kalanchoe pumilaベンケイソウ科カランコエ属: カランコエ・プミラは、マダガスカルの中央高地原産のとても美しいカランコエです。 シルバーの滑らかな毛に覆われた丸い葉をもち、ピンクの十字の小花とのコントラストが美しい多肉植物です。 開花時期は一般に冬から春で、春先に咲くピンク色の小花を房状に咲かせます。


カルセオラリア(巾着草)学名calceolariaキンチャクソウ科 / キンチャクソウ属(カルセオラリア属): カルセオラリアは「キンチャクソウ(巾着草)」の名前で親しまれ、袋状の花の形がユニークでおもしろい植物です。 カルセオラリア属には400種ほどがあり、大きさや形状はさまざまで、花を観賞するため、栽培されています。 花色は、赤、黄色、オレンジ、白、等あり多彩です。 花は丸い球状のものから扁平な形のものまであり、長い穂になるもの、傘状のもの、 よく枝分かれしてこんもり咲くものなど変化に富んでいます。


カンサイタンポポ(関西蒲公英)学名Taraxacum japonicumキク科タンポポ属:
中空の花茎を出し、舌状花のみから成る花茎2-3cmの黄色い花頭をつけます。 花頭を包む総苞が外側に反り返らないのがセイヨウタンポポとの大きな違い。花頭も小さいです。自家不和合性があり、基本的に遺伝的に多様な集団でなければ繁殖できません。


カンザキアヤメ(寒咲き菖蒲、寒咲文目)学名Iris unguicularisアヤメ科アヤメ属:
普通、頭に入っているアヤメが咲く時期は、4-5月頃ですが、カンザキアヤメは、名前の通り冬に咲く。 花の色・形は、アヤメに酷似。 従って、時期が時期なので、一段と美しく感じます。 アヤメと大きく異なるところは、花茎の高さが低く、葉が枯れないこと。 花径は7-8cmあり、花の色は青紫色で、花被片は6枚。


カンシロギク(寒白菊)学名Leucanthemum paludosumキク科フランスギク属:
北アフリカや南ヨーロッパ原産で半耐寒性多年草ですが、高温多湿に極端に弱いため、日本では6月を過ぎると急速に枯れ始め、一年草として扱われています。葉は、縁に鋭い鋸歯があり、無毛。 花は、直径2−4pで、総苞片は3−4列、舌状花は白色、筒状化は黄色。 果実は、痩果で、長さ約2o、10筋があり、冠毛は無し。


カンツバキ(寒椿)学名Camellia sasanqua Kantsubakiツバキ科ツバキ属:
一般的には淡い紅色の八重咲きが多いですが、白や桃色のものもあります。 花には仄かな香りがあります。 葉は、暗い緑色をした細長い卵形で、葉先は尖り、鋸歯があり、互生です。 実は裂果。 サザンカのカンツバキ品種系で、枝が横に広がる傾向があります。


カンナカンナ学名cannaショウガ目カンナ科カンナ属:
草丈が1m-2mになる大型種と40cm-50cm程度におさまる矮性種があります。 花の形態は特異で、6本ある雄しべが1本を残してすべて花びらになります。 雄蕊の中には退化するものも当然あり、いずれにしても残った1本のみが花粉を出して本来の雄しべの機能を果たします。 写真のように、雄蕊は箆(へら)状になります。


〔キ〕

キウイフルーツ学名Actinidia deliciosaマタタビ科マタタビ属:
キウイフルーツは、1906年、ニュージーランドで中国原産のActinidia deliciosaやActinidia chinensisの品種改良に成功し、1934年頃から商業栽培され世界的に食べられるようになった果物です。開花期は5月で、白い花が咲き、雌雄異株です。写真は雌花


キキョウソウ(桔梗草)学名Specularia perfoliataキキョウ科キキョウソウ属: 別名でダンダンキキョウ(段々桔梗)と呼ばれるように、花も葉も段々に付き、花は下から上へ咲き上がります。 花冠径1.3-1.8cm程度のキキョウに似た小さな花を咲かせます。 花冠は漏斗状の5裂した青紫色の花弁で、萼片は5個、雌蕊1個、雄蕊5個があり、殆ど無柄です。 葉は、無柄で茎を抱き、卵形で、下面と縁に毛があり、互生です。 茎には、稜上に毛があります。


キク(菊)学名Chrysanthemum × morifolium Ramat.キク科キク属:
「菊」といえばまず浮かぶのが、皇室の紋章(十六弁八重表菊紋))や勲章・勲記、50円硬貨、或いは戦艦大和などの舳などですね。日本には350種ほどの野菊がありますが、キクは日本在来の花かといえば、157種の植物などが詠まれている万葉集に、菊を詠んだ歌は1首もありません。


キショウブ(黄菖蒲)学名Iris pseudacorusアヤメ科アヤメ属: 明治時代に観賞用として導入されましたが、畑、荒地、河川敷などに野生化しています。 特に水域での繁殖力が旺盛で河川敷や池、水路沿いなどでよく見ることが出来ます。 花は、菖蒲特有の大振りの鮮やかな黄色です。 外花被片は3枚あり、長さ5-7cm、幅3-4cmの広卵形で、先が垂れています。 内花被片は3枚あり、細長く、長さ2-3cmで先が立っています。


キソケイ(黄素馨)学名Jasminum humile var. revolutumモクセイ科ソケイ属:
花は、枝先に散房状の花序を出し、黄色の花径約2.5cm程度の花を8-20個程度付けます。 花は5裂、平開し、長さ2cm程度の花筒をしています。 蕾の状態の時から筒が目立ちます。 葉は、互生し奇数羽状複葉で、1-3対の小葉は2-6cmの長楕円形、先は尖り、縁は全縁で無毛です。 枝はよく分枝し、緑色で稜が有り、葉柄には溝が有ります。強い芳香はない。


キダチアロエ(木立蘆薈)学名Aloe arborescens Mill.ツルボラン科アロエ属 :
日本には江戸時代以前に中国から渡来し、「医者いらず」と呼ばれる民間薬として利用され、広く栽培されています。 アロエ属は、世界に約570種あり、アフリカ南部〜熱帯、マダガスカル、熱帯アラビアに分布します。 花は枝先の直立する円錐状の穂状花序(総状花序)に多数つきます。真冬に開花します。


キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)学名Brugmansia suaveolens (Humb. et Bonpl. ex Willd.) Sweetナス科キダチチョウセンアサガオ属:
キダチチョウセンアサガオは、南アメリカが原産で、一般的にはキダチチョウセンアサガオ属の栽培種の総称です。 キダチチョウセンアサガオ属の栽培品種はドイツ、アメリカ、デンマークなどで多数、作出され、現在では1000種以上があります。 花色は白色、黄色、橙色、ピンク色などがあり、花冠が2重、3重以上もあります。 花は下向きに垂れ下がり、トランペット形で、長さ20−30cmあります。


キチジョウソウ(吉祥草)学名Reineckea carneaキジカクシ科スズラン亜科キチジョウソウ属: 関東以西九州の山林に生える。 花は秋に咲き、淡紅紫色の花が穂状(総状花序)に付く。 花は、下から上へと咲き上がる。 花被片は6枚あるように見えるが、6深裂し、中部より下部は合成し筒状で、上部はまくれるように反り返る。花被片の外側は、濃い紅紫色で、内側は淡い紅紫色。雄花と両性花がある。


キヅタ(木蔦)学名Hedera rhombeaウコギ科キヅタ属:
山野に生え、茎から多くの気根を出し、他の木の幹や岩の上を這い繁茂し、長さは10m以上になるので、秋・冬になり周囲が落葉すると、その存在が目立つ。 10-11月頃、枝先に球形の散形花序を出し、5花弁の黄緑色の小さな花を多数咲かせる。果実は液果で径6-10mm。散状に多数付き、翌年の春に黒く熟す。


キツネノマゴ(狐の孫)学名Justicia procumbens L.キツネノマゴ科キツネノマゴ属:
茎の先端から穂状花序を出し、淡い紅紫色の唇形をした花をつける。 花の真ん中には、白い、肋骨のような或いは星形のような模様が入っている。 上唇は小さく、三角形で、先端は2裂。 下唇は丸く広がって反り、先端は3裂。 この属には熱帯を中心に約300種があり、日本にはこの種だけだそうですが、白の変種があり、シロバナキツネノマゴという。


キバナコスモス(黄花秋桜)学名Cosmos sulphureusキク科コスモス属:
コスモスと異なり、葉が幅広で裂けていてコスモスより早く咲き始め長期間咲くことから、知らないとコスモス属とは思えません。 花は橙色で、花径は5-6cmあり、8個の舌状花と多数の筒状花からなっています。 葉は、対生し、無毛、濃緑色で、下部の葉は、2回羽状に深裂し三角状卵形で、長い柄が有ります。 中上部の葉は、無柄で、1-2回羽状に深裂します。


ギボウシ(擬宝珠)学名Hostaキジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属:
ギボウシは、東アジア原産で、日本にもオオバギボウシなど20種ほどの野生種があり、山間の湿地などに自生する多年草です。 海岸近くの低地から亜高山帯、湿原から岸壁まで生息環境も多様なことから、多種となっています。 葉は、幅広く根元からまとまって出ますが、緑一色から、艶のあるもの無いもの、皺の目立つもの、色々の斑入りがあり、多彩です。


キャベツキャベツ学名Brassica oleracea L. var. capitataアブラナ科アブラナ属:
キャベツは結球(丸い玉になる性質)のイメージが強いですが、品種によって結球するものとしないものがあります。 長い品種改良の結果、多くの品種が有ります。 赤キャベツ(ムラサキキャベツ)など60種類以上有るようです。結球する野菜は、葉の成長ホルモンのオーキンによります。


キュウリ(胡瓜)キュウリ(胡瓜)学名Cucumis sativusウリ科キュウリ属:
キュウリは、概ね、雄花と雌花が、それぞれ対になって、花を咲かせます。 雌花の子房が、花の開花より先に伸びますが、そのまま全て果実とはなりません。 雌雄異花ですが、単為結果を行うため、雄花が咲かなくとも結実します。 一旦成長し始めると、成長が非常に早いので収穫時期に注意が必要です。


キョウチクトウ(夾竹桃)学名Nerium oleander var. indicumキョウチクトウ科キョウチクトウ属: 園芸品種も多く、一重だけでなく八重もあり、花の色もさまざま。 花は、枝の先に群がって付きます。 一重のものは、花弁は基部が筒状で、先が5裂し平らに開き、プロペラ状に若干曲がっています。 八重咲きのものは、基部は筒状が短く、花弁は螺旋状に重なり合うように咲きます。 葉は、3枚が輪生するか対生し、固く、長楕円形で先端が尖っています。


ギョリュウバイ(檉柳梅)学名Leptospermum scopariumフトモモ科ギョリュウバイ属:
秋から寒い季節を越し春先まで、案外長い期間、艶やかに咲いています。
ギョリュウバイの名は、中国原産のギョリュウ(檉柳)に似て葉が小さく、花がウメ(梅)に似ていることから名づけられました。 植物の分類としては、ギョリュウ科のギョリュウ(檉柳)ともバラ科のウメとも関係がありません。 ニュージーランドの国花です。


キリ(桐)学名Paulownia tomentosaゴマノハグサ科或いはノウゼンカズラ科キリ属:
初夏になると、淡い紫色の筒状の花を円錐花序で付けます。 葉の展開に先立って花を咲かせます。 花冠は長さ5センチくらいの筒形で、先は唇形に裂けています。 枝の中心は中空。 葉は、大形で幅の広い卵形で、長い柄があり、表面には軟毛が密生し、対生です


ギリア・カピタータ学名Gilia capitataハナシノブ科ギリア属:
ギリアと呼ばれるものはいくつかあります。 球状に青い小花が集まって咲くレプタンサ(G.leptantha)と、レプタンサによく似たやや花の小さいカピタータ(G. capitata)(写真)、一重の淡紫花に花芯の黒い目が目立つトリコロール(G. tricolor)があります。


キリシマツツジ (霧島躑躅)学名Rhododendron × obtusum 科属ツツジ科ツツジ属:
枝先に花径2-3cm程度の主に赤い小振りの花を2-3輪付けます。 雄蕊は5本、雌蕊は1本あります。 萼片は長い楕円形で小さいです。 葉は、互生、葉の縁に毛があり広い楕円形で、長さは2cm程度で他のヒラドツツジ、モチツツジなどに比べて小さいです。 葉は、秋から冬にかけ紅葉します。


キリンソウ(麒麟草)学名Phedimus aizoon var. floribundusベンケイソウ科キリンソウ属:
茎の先端にマンネングサに似た多数の黄色い花を付けます。 花弁は5枚で黄色の花をつけます。 初めて見たときは、花の形がメキシコマンネングサコモチマンエングサに酷似していますが、大きさも・咲き方も全く違うし、悩みました。 茎は太いです。 葉は肉厚で、長さ2-7cm程度の長楕円形で互生しています。


キンエノコロ(金狗尾)学名Setaria glaucaイネ科エノコログサ属: 穂の形がエノコログサとよく似ていますが、穂にびっしり生える剛毛が、黄緑色のエノコログサと異なり、金色に輝きます。 その色が光を受けるさまを金色と見たのが名の由来です。 穂の長さは、3-6cm程度で、穂はほぼ真っ直ぐ伸び、少し曲がります。 葉は、互生し、長い線形で20-30cm程度です。 北半球の温帯から熱帯にかけて広く分布していて、全国の日当たりの良い道端や荒地、耕地によく見受けられます。


キンコウマル(金晃丸・サボテン)学名 Eriocactus leninghausii サボテン科エリオカクタス属:
円柱状(柱サボテン)で、金色の細い棘に被われています。 我が家の金晃丸は30年経って40cmほどですが、どんどん増えます。 花が咲くまで時間がかかりましたが、20年以上概ね毎年咲いています。 英冠玉より咲きにくい。 咲く期間は、5日間程度。


キンカン(金柑)学名Fortunellaミカン科キンカン属:
キンカンの花は、夏から秋にかけ3-4回に分け咲きます。通例、5花弁の花径2cm程度の白い花ですが、4-7枚の花弁が付きます。 雌蕊は1本、雄蕊は20本です。 花の後には直径2cmほどの緑色の果実をつけますが、最初の花(初夏6月下旬頃)より2回目(7月下旬頃)以降の花のほうが実付が良いようです。


キンギョソウ(金魚草)学名Antirrhinum majusオオバコ科キンギョソウ属(アンティリナム属): キンギョソウは鮮明な色彩で色幅のバラエティに富み、春めいたにぎやかさを感じさせる花です。 甘い香りを漂わせ、金魚を連想させる愛嬌のあるふっくらとした花形が特徴です。 一重咲き、八重咲きのほか、花が杯状に大きく開くペンステモン咲きの品種もあり、まったく違った印象を受けます。


キンセンカ(金盞花)(カレンデュラ)学名Calendula officinalisキク科 / キンセンカ属(カレンデュラ属): キンセンカは、地中海沿岸地域を中心に20種ほどの原種があります。 主に栽培されるのは、トウキンセンカとも呼ばれるカレンデュラ・オフィシナリス種(Calendula officinalis)で、 「キンセンカ」というと一般的には本種を指します。 品種も多く、草丈や花の大きさ、花弁数もさまざまで、黄やオレンジ色の暖色系の花が長期間咲き続けます。


キンミズヒキ(金水引)学名Agrimonia pilosa var. japonica バラ科キンミズヒキ属:
花は、分岐した枝先に総状花序を作り、花径0.7-1cm程度の花を多数付け、黄色の花弁が5個、雄蕊は8-14個、雌蕊は2個あります。 萼筒がよく発達し、萼片は5個、萼片の縁には複萼片が変化したものといわれる長さ3mm程度のカギ状の刺が多数有ります。 葉は、等間隔に互生し、奇数羽状複葉ですが、5-9個の大小不揃いの小葉からなっています。


ギンミズヒキ(銀水引)学名Persicaria filiformis f. albifloraタデ科イヌタデ属:
花弁は無く、萼片は4個あり、白です。 花柱の先は、かぎ状に曲がっています。 葉は楕円形で長さ5-15cm程度で、先は尖っています。 両面に毛があり、時に表面の中央に黒い斑紋があります。 ミズヒキの白花品種。


キンモクセイ(金木犀)学名Osmanthus fragrans var. aurantiacusモクセイ科モクセイ属 :
モクセイ(ギンモクセイ)の変種。 雌雄異株。 日本では雄株しか入っていないので結実しません。 花は、花径4-5mmで、橙黄色で強い芳香を放ちます。 雄蕊が2本と不完全な雌蕊を持っています。 葉は、細長く、全縁又は上部に僅かに細かい鋸歯があります。 主脈は表面でへこみ、裏面に突出しています。


キンレンカ(金蓮花)(ナスタチウム)学名Tropaeolum majusノウゼンハレン科 ノウゼンハレン属(トロパエオルム属): ナスタチウムは、キンレンカ(金蓮花)とも言い南米原産のノウゼンハレン科の一年草です。 ハスのような丸い葉をつけ、金色の花をつけることから、金蓮花(きんれんか)と呼ばれるようになりました。 花は一重、八重のものがあり、葉に斑が入る品種もあります。 花色は、オレンジ、黄、赤、ピンク色など暖色系が中心です。

ギンヨウアカシアギンヨウアカシア学名Acacia baileyanaマメ科アカシア属:
総状花序の澄んだ黄色い花を多数付け、一際目立ちます。 葉は、名前の通り銀色を帯びています。 庭木、街路樹、切花などに利用されています。
同属にフサアカシアがあります(花色は濃黄色)。


銀葉ガザニア学名Gazaniaキク科クンショウギク属:
ガザニアとは、キク科カザニア属(クンショウギク属)の総称で、原種は15種ほどあります。 宿根銀葉ガザニアは、その内の一種で、非常に美しいシルバーリーフを持つガザニアで 横に這うようにしてカーペット状に広がります。 毎年楽しめる宿根草です。高温期は花が小さくなります。


〔ク〕

クサイチゴ(草苺)学名Rubus hirsutusバラ科イチゴ属:
花弁は卵円形の5弁花で長さは15-20mm。花の中央に雌蕊が多数あり、その周囲には多数の雄蕊がある。 葉は奇数羽状複葉で、花枝には3葉、徒長枝には5葉付く。頂小葉は卵形または長楕円状卵形、側小葉は卵形で、先は尖り、縁には細かい重鋸歯がある。 ヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴと比べ縁のぎざがざが鋭い。果実は赤熟し甘く、食用となる。


クサギ(臭木)学名Clerodendrum trichotomumシソ科クサギ属:
枝先や上部の葉腋から集散花序をだし、芳香のある花を多数つけます。 花弁は白で、萼は初めは緑色で次第に赤くなり、甘い香があります。花冠は5裂し、裂片は平開します。 花後、萼は濃紅色になり、深裂して星状に開き、中央に果実を乗せます。


クサソテツ(草蘇鉄)学名Matteuccia struthiopterisイワデンダ科クサソテツ属:
夏緑性シダで河川敷や山麓の湿地などに生育し、若葉はコゴミ(屈)と言い、山菜として食用になります。 庭園などにも観葉植物として植えられています。 比較的日当たりの良い斜面などを好み、山道の道端や崖の下など、水はけが良く湿った場所に生え、林の中には殆んど生えていません。 栄養葉の葉身は、倒卵状披針形の2回羽状深裂で、光沢のない鮮緑色をしています。


クサネム(草合歓)学名Aeschynomene indicaマメ科クサムネ属:
日本全土の水田や川岸などの湿地に生えます。和名は、葉がネムノキに似ていることから付けられました。花は全く似ていません。 花は、葉腋から総状花序で2-3個の1cm程度の蝶形花(ちょうけいか)を付け、旗弁の基部に赤褐色の斑点が有ります。 葉は、偶数羽状複葉で、小葉は20-40対あります。


クジャクサボテン(孔雀仙人掌)学名科属:
原種は中南米に十数種程度分布します。 通常目にするものは複雑な交配をした園芸種が多い。花びらが長く、鮮やかな大輪の花を咲かせるので、孔雀の名が付きました。 華やかで見事な美しさです。主な種に、 ゲッカビジン(月下美人)、 ヒメゲッカビジン(姫月下美人)、 ハクビクジャク(白眉孔雀、クジャクサボテンの原種) など。


クズ(葛)学名Pueraria lobataマメ科クズ属:
肥大した根からは、葛粉を採り、葛切りや葛餅、或いは腹具合が悪いとき、葛湯にしたりします。 生薬で葛根(かっこん)が有りますが、根を干したものです。 花は、大きな葉に隠れ注意しないと見難いです。 花は、総状に多数付き、花の大きさは2cm程度ですが、全体は20cm程度になります。


クスノキ(樟、楠)学名Cinnamomum camphoraクスノキ科ニッケイ属クスノキ種:
雌雄同株、両性花です。 5-6月に、本年枝の葉腋から集散花序を出し、花径5mm程度の淡黄緑色の花を多数付けます。 花被は、筒形で上部は6裂します。雄蕊は9個あり、外側に6個、内側に退化した仮雄蕊が3個有ります。 内側の仮雄蕊の基部の両側に黄色の腺体が計6個有ります。 葯は各雄蕊に4室有ります。 花柱は細く、柱頭は盤状に肥大します。


クチナシ(梔子、巵子、支子)学名Gardenia jasminoidesアカネ科クチナシ属: 葉腋から短い柄を出し1個ずつ、花径6cm程度の花が咲きます。 花弁は基本種は6花弁です。基部は筒状で、花弁は肉厚です。八重咲きもあります。 開花当初は花弁は白ですが、徐々に黄色に変わっていきます。 花には強い芳香があり、学名の種名 jasminoides は「ジャスミンのような」という意味です。 葉は対生し、長楕円形、濃緑色で表面に光沢があります。


クヌギ(橡)学名Quercus acutissimaブナ科コナラ属:
雌雄同株。 実は、所謂ドングリ。 翌年の秋に成熟す。 大きさは約2cm強もありほぼ球形で、半分は椀型の殻斗につつまれていて、ドングリの中では大きいい。 殻斗には線形の鱗片が螺旋状にびっしりと付く。 この鱗片は細く尖って反り返った棘状で、上部のものほど長く、長さ1cm位あり、短毛が密生している。 この鱗片の形は、この種の特徴。


クフェア・メキシコハナヤナギ(墨西哥花柳)学名Cuphea hyssopifoliaミソハギ科タバコソウ属(クフェア属): メキシコハナヤナギは、メキシコからグアテマラにかけて分布している、熱帯・亜熱帯性の小低木です。 約260種が分布しています。花は、長さ4〜5oの楕円形の6花弁で、花弁の真ん中が濃い紅紫色をしています。花色は、色々ありピンク、赤紫色、赤、白、オレンジです。


クマノミズキ(熊野水木)学名Swida macrophyllaミズキ科ミズキ属: 新枝の先に、葉より高く散房花序を出し、小さな黄白色の花を密につける。 花弁は、4枚で、長さ4-5mmの狭長楕円形、雄蕊は4個、花柱は1個。 子房は最初は薄いピンクで、受粉し雄蕊が脱落し果実が出来始めると、赤く変化します。 花序の付く枝は、花時は緑色ですが、果実が熟す頃には赤くなる。 果実は核果、直径5mm程度の球形で紫黒色に熟す。


クモマグサ(雲間草)学名Saxifraga merkii var. idsuroeiユキノシタ科 ユキノシタ属: クモマグサ(雲間草、学名: Saxifraga merkii var. idsuroei)は、ユキノシタ科ユキノシタ属の耐寒性多年草です。 雲間草は、普通「クモマグサ」または「洋種クモマグサ」などの名で市販されており、交配種の一群です。 マット状に株が広がり、そこから花茎をのばして整った形の花を咲かせます。花色はピンクと白の複色、白又は赤が出回ります。


グラジオラス学名Gladiorus hybridusアヤメ科グラジオラス属:
グラジオラス (Gladiolus) は、アヤメ科グラジオラス属の植物の総称。 原産地は、アフリカ、地中海沿岸などで180種ほどの原種があり、日本には、自生種はない。 日本へは明治時代に輸入された。 花は、赤、黄、橙、、ピンク、白など多彩で、横向きに整然と並んで次々と咲き上がる。


クリ(栗) 学名Castanea crenataブナ科クリ属: 雌雄異花で、5月から6月にかけ開花します。 雄花は、穂状で斜めに長く立ち上がり、開花するとクリーム色を帯びた白で、細長く垂れ、個々の花は小さく、雄蕊が多数突き出しています。 雌蕊は、花穂の基部に付き、毬(いが)栗を連想できるような白い棘上のものが多数あり、普通3個の子房が有ります。


クルクマ・シャローム学名Curcuma alismatifoliaショウガ科ウコン属:
クルクマは、熱帯アジアに40種ほどが自生するショウガ科ウコン属の春植え球根です。 インド原産でカレー粉の原料などに使われているウコン(C. longa)もこの仲間です。 園芸として栽培されるのはクルクマ・シャローム(C. alismatifolia)(クルクマ・アリスマティフォリアの俗称、単にクルクマとも)、 ペティオラータ(C. petiolata)、 そして種間交配による園芸品種です。


クルメツツジ(久留米躑躅)学名Rhododendron obtusum var. sakamotoiツツジ科ツツジ属:
クルメツツジはヒラドツツジと並んで品種改良が多く、花色と併せ斑入りがあるなど変化が多く、開花期は葉っぱが見えない位満艦飾になります。クルメツツジは、キリシマツツジ(霧島ツツジ)とサタツツジ(佐田ツツジ)の交配品種です。 サタツツジが小輪・多花で、その性質を受け継いでいて、ツツジの中では小型です。


クレマチス・アーマンディ学名Clematis armandii キンポウゲ科センニンソウ属:花は、春新芽が出てくる前に咲き始めます。 白或いは若干ピンクがかった、花径4-6cmの大きな花弁を付け、花弁数は4-6枚と幅があります。 花には甘い芳香があります。 葉は、細長い形の常緑性の葉で、光沢のある皮のような質感を持っています。 クレマチス系は、世界中に多数の野生種や原種があって、品種改良も盛ん。


クレマチス・プリンセスダイアナ学名:Clematis ‘Princess Diana’キンポウゲ科 センニンソウ属(クレマチス属): クレマチスは全世界に約300種の原種があり、そこから日々交配が行われて園芸品種も多く生み出されています。 クレマチス・プリンセスダイアナは、名前から分かるように、英国で開発されたものです。 作出者 は、 Barry Fretwell(イギリス)で1984年作出されました。 新枝咲きで、節々に咲くチューリップ形のショッキングピンクの花は、細みで、多花性です。花弁は4枚で、花弁が反るのでチューリップのような形です。


クロガネモチ(黒鉄黐)学名Ilex rotunda科属モチノキ科モチノキ属: 雌雄異株で、5-6月頃本年枝の葉腋に散状花序を出し、白或いは淡紫色の花弁4-6個の花を2-7個付ける。 葉は、互生で、深緑色の全縁、両面無毛、先端が尖り、革質の楕円形で、やや波打つことがある。 葉柄は、長さ1-2cm、紫色を帯びることが多い。 若枝には、鈍い稜がある。 樹皮は、灰白色。 秋には真っ赤に熟した長さ約6mm程度の球形の核果が実る。


クロコスミア、ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)学名Crocosmia x crocosmiifloraアヤメ科ヒオウギズイセン属ヒメヒオウギズイセン種: 夏の暑い時期に、暑さと競うようにオレンジや赤の花を咲かせます。 原産地のアフリカを連想させてくれます。 葉の間から花茎を伸ばし、花茎は分岐し、それぞれの先端に20個ほどの花径3-5cm程度の花を順次咲かせます。 葉は、アヤメ科らしく剣状で、左右交互に出ます。


クロチク(黒竹)学名Phyllostachys nigraイネ科マダケ属クロチク種:
クロチクはハチクの竿に黒色色素を持ったもの。 桿ははじめ緑色で、夏を過ぎるとだんだん黒くなり、2年ほどで真っ黒になる。 日当りのよい乾燥地では鮮やかな黒色となる。 伐採後も黒い色は変わらず、庭園に植栽されたり、建築用や装飾用に利用され、工芸品の素材とする。 ソメワケダケ(染分竹)といい、半分がクロチクで、半分がハチクもある。


クロッカス学名Crocus科属アヤメ科クロッカス属:
クロッカスは、春サフラン、花サフランなどと呼ばれるとおり、早春に咲き、観賞用のみです。耐寒性球根植物です。 花の色は、黄、白、薄紫色など多色です。根生葉は革質の鞘に覆われていて、細長く、中心に白い線があり、花後よく伸びます


クロトン(ヘンヨウボク(変葉木))名前学名Codiaeum variegatumトウダイグサ科クロトンノキ属:
クロトンは、西太平洋諸島〜パプア・ニューギニア、オーストラリアが原産の、茎が直立することで高さが1 - 2 m程になる常緑低木です。 クロトンは、カラフルな葉色と葉形の変化が魅力で、トロピカルな雰囲気を演出できる植物として、夏に欠かせない植物です。 葉の模様は、白、黄色、赤、薄紫、褐色、桃色、橙色などの色で構成された線や斑点によって作られており、この模様の豊富さがヘンヨウボクの名前の由来となりました。


クロマツ(黒松)学名Pinus thunbergiiマツ科マツ属クロマツ種:写真は雌花
雌雄同株。 雄花は、長さ1.5-2cm程度の楕円形で、薄茶色をし、新枝の基部に多数付きます。 雌花は、薄赤紫色をし、新枝の先端に2個ほど付きます。 果実は、まつぽっくりと言われる球果です。 球果は長さが4-6cmの卵形で褐色をしていて、開花後2年かかって熟します。 従って、本年、昨年、一昨年の球果が連なっているのを見ることが出来ます。


クワクサ(桑草)学名Fatoua villosa クワ科クワクサ属:
道端、荒地、畑、庭などに普通に生えます。地味な草で目立ちにくいです。 茎は直立し、枝分かれしながら高さ50cm以上になります。 葉腋に球状の花序を形成し、雌花は目立たない紫色をした緑色の線状の花を咲かせ、雄花は、花被片が4裂した白い花を咲かせます。 つまり、1つの球状の花序の中に雌花と雄花が混在するということです。


〔ケ〕

ケイトウ(鶏頭)学名Celosia argenteaヒユ科ケイトウ属:
花の形状の違いにより、4つの系統がある。 最も一般的な雄鶏のトサカのような花をつける鶏冠鶏頭(トサカケイトウ)系、トサカ部分が球形になった花つける久留米鶏頭(クルメケイトウ)系、羽毛のようなふさすさした花をつける羽毛鶏頭(ウモウケイトウ)系、花の先が硬くとがる槍鶏頭(ヤリゲイトウ)系です。花弁はなく、萼片が5枚、雄しべが5本あります。


ケチヂミザサ(毛縮笹)学名Oplismenus undulatifolius var. undulatifoliusイネ科チヂミザサ属: 花は、7月頃から咲き始め、花序は茎の先端に穂状に直立し、高さは6-12cm程度あります。 花序は、紫褐色を帯びていて、花軸に毛が多く、まばらに狭卵形の小穂がついています。 小穂には、イネ科特有の紫褐色の針のような突起の長い芒(のぎ、のげ)があります。 この芒からは粘液が分泌され、引っ付き虫となり種子が散布されます。


ケムリノキ(煙の木)(スモークツリー)学名Cotinus coggygria ウルシ科ハグマノキ属: ウケムリノキ(スモークツリー)は、原産地が南ヨーロッパから中国にかけ広がっていて、初夏に咲く花木の代表の一つ。 ウルシ属に近縁な、雌雄異株の落葉小高木です。 雌木の枝先につく花序は長さ約20cmで多数枝分かれし、花後に伸びた花柄が、遠くからは綿菓子や煙がくすぶっているように見えます。


ゲンゲ(紫雲英;正式な和名)、レンゲ学名Astragalus ainicus L.マメ科ゲンゲ属:
レンゲソウの名の由来は、輪になって咲く姿をハスの花に見立てたもの。 正式な和名のゲンゲ(紫雲英)は、花が一面に咲いている様子を遠くから見ると、低くたなびく紫の雲のように見えるというところからきている。 湿ったところに生える。全体に柔らかな草。根本で枝分かれして、暖かい地方では水平に匍匐し、60-150cmまで伸びる場合もある。


原種スイセンのナルキッスス・バルボコディウム学名:Narcissus bulbocodiumヒガンバナ科 スイセン属(ナルキッスス属):
ナルキッスス・バルボコディウムは小型原種スイセンの代表的な種類で、変種や亜種を含めて、 ヨーロッパ南西部や北アフリカに広く分布しています スイセンの原産地は地中海沿岸地方から中近東にかけてで、原種として約50種が知られています。 早春のころには花冠の広がった黄色いペチコートのような花を、1茎に1花開きます。


ゲンノショウコ(現の証拠)学名Geranium thunbergiiフウロソウ科フウロソウ属:
全草にタンニンを含み、下痢止め、健胃薬にします。
葉の脇から出た長い花柄の先に2-3個花が付きます。 花弁は5つで、花径は1-1.5cm程度です。 花の色は、九州では紅紫色或いは淡紅色が多かったように記憶します。 白は東日本に多いとのこと。 雌蕊の花柱は5裂します。雄蕊は10本。


〔コ〕

コウゾ(楮)学名Broussonetia kazinoki × B. papyriferaクワ科コウゾ属:
現在のコウゾは、ヒメコウゾ(コウゾ属落葉低木)とカジノキ(コウゾ属落葉高木)の雑種といわれています。 雌雄同株、雌雄異花です。 新枝の基部に雄花が数個付き、新枝の上部の葉腋に雌花が単生します。雄花序には短い柄があり、多数の雄花が球状になっています。 雌花序は、暗紫色の毛のような花柱が多数付き、ウニのような面白い独特な形をしています。


コウヤボウキ(高野箒)学名Pertya scandens (Thunb.) Sch.Bip. キク科コウヤボウキ属:
山林の日当たりのよいところ、乾燥した林内に見られる。根本から沢山の枝を出し集団を作る。 花は、一年目の茎に一輪ずつ咲く。 長さ1.5cm程度で、白い房状をし、筒状花のみ十数個でできている。 花弁は細長くて、先がよじれているのが面白い。 1年目の枝につく葉は幅広い卵型の互生で、2年目の枝につく葉は束生で細長い。


コオニタビラコ(小鬼田平子)学名Lapsana apogonoides Maxim.キク科ヤブタビラコ属コオニタビラコ種: 初春の水田などで、ロゼット葉を広げて地面にはいつくばった姿で見ることが出来ます。 頭花は黄色で、花径は約1cm程度で6-10個の舌状花です 花が終わると花柄が伸びて下向きになります。 総苞は円筒形で、総苞内片は5-6片あり、外片は鱗片状です。 果実は5mm程度で、冠毛はない。ホトケノザ(仏の座)ともいい、春の七草の一つ。


コゴメギク(小米菊)学名Galinsoga parviflora キク科コゴメギク属:
ハキダメギクそっくりですが、舌状花が小さく間隔が開いているところが区別のポイント。 コゴメギクのほうが茎が長く伸び痩せ型に見える。 舌状花は、通常5個だが、丁寧に見れば6個や7個も案外有る。 舌状花には冠毛は無く、筒状花の冠毛は先が尖らず、房状に裂け、両側の毛は長い、ことでハキダメギクと見分けます。 花頭は、直径5mm程度。


コシロノセンダングサ(小白の栴檀草)学名Bidens pilosa var. pilosaキク科センダングサ属: 全体の姿はコセンダングサに似てるが、花筒に4-7個の白い舌状花がつく。 舌状花は、長さ5-7mmで結実しない。 筒状花にのみ結実。 果実は細長く、先端に下向きのカギ爪があり衣服や動物の毛につく。 参考:コセンダングサアメリカセンダングサ


コスモス学名Cosmos bipinnatus Cav. キク科コスモス属:
本来は一重咲きですが、品種改良で八重咲きなどもあります。 色も多彩。 日当たりと水はけが良ければ、痩せた土地でもよく生育します。 メキシコからスペインに渡りマドリードの植物園に送られ、コスモスと名づけられた。


コセンダングサ(小栴檀草)学名科属:
頭花は両性の筒状花のみで、花冠の先は5裂します。 総苞片は短く、アメリカセンダングサと比べると違いが顕著です。実は、痩果で細長く7-15 mm、先端に下向きのカギ付刺が2-3本付いた棘があり衣服などに付きやすく、ひっつき虫と呼ばれる一種です。


コダチダリア(木立ダリア)学名Dahlia imperialisキク科ダリア属:
淡い紫がかったピンクをした大輪の花(頭花)を付ける。 花径は、普通10-15cm位。 花茎は長く、懸垂したように或いは下向きに花が咲く。 舌状花は8枚で、真ん中に黄色い筒状花がある。 葉は、羽状複葉。小葉は披針形。 背丈も高く、写真のものは4m位あります。高いものは、10mにもなるとか。


コチョウラン(胡蝶蘭)学名Phalaenopsisラン科 / コチョウラン属(ファレノプシス属): コチョウラン(胡蝶蘭)は、もともとは東南アジア原産の着生ランで、熱帯のジャングルの高い木に着生して生育します。 花はラン科植物のなかでも非常に長もちし、2〜3か月間楽しむこともできます。 開花時期は4〜5月頃になりますが、今では着花特性を利用して一年中途切れることなく園芸店で販売されています。 花色も白、赤、ピンク、黄、紫、複色と多彩です。


胡蝶蘭チョコビッツ学名Phalaenosis Choco Bitsラン科コチョウラン属(ファレノプシス属)科属:
胡蝶蘭チョコビッツは、2009年座間洋らんセンター二代目専務加藤春幸氏(東京農業大学農学部卒)により開発されたものです。 2009年、世界初のチョコレート色の胡蝶蘭「チョコレートパールR」にて、全国花き品評会で日本一の農林水産大臣賞を受賞。 2015年の世界らん展の座間洋らんセンターの看板品種の胡蝶蘭「チョコレートパール」 として初めて展示されました。


コデマリ(小手毬)学名Spiraea cantoniensisバラ科シモツケ属:
春になると、細い枝に、白い小花を集団で咲かせます。 咲いた姿は、毬状の花序で、その様子からコデマリ(小手毬)と呼ばれるようになりました。 花は、花径1cmに満たない小花で5弁花です。 花が15-20数輪集まって丸い花序をつくります。花柄は長いです。 葉は、披針形ないし長楕円形で、柄があり、縁に鋸歯があり、葉先は鈍頭で、互生です。


コナスビ(小茄子)学名Lysimachia japonicaサクラソウ科オカトラノオ属: 道端や庭、荒地などで普通に見られます。 地面を這って四方に広がるので目立ちません。我が家では芝生の間から生えてくるので除草しますが、毎年咲きます。 葉腋に花茎5-13mm程度の黄色の小さな花を1個付けます。 花冠は深く5裂し平開します。 萼は、花弁と同じく5裂しています。 葉は対生し、長さ1-2.5cm、幅1-2cmの広卵形で、縁に毛があり、先は短く尖っています。


コナラ(小楢)学名Quercus serrataブナ科コナラ属:
コナラは、北海道から九州まで日当たりの良い山野で見ることが出来、日本の主要なナラであるミズナラの別名であるオオナラ(大楢)と区分けするため付けられた名前です。 葉は、互生し、縁に大形の鋸歯があり、葉身は長さ5-15cm、幅4-6cmの長楕円形-倒卵形、洋紙質で(アラカシのように硬くない)、先端が尖っていて、内側に反り、縁は若干波打っています。 、材は木炭の原料や、シイタケの原木に使われます。


コニシキソウ(小錦草)学名Chamaesyce maculataトウダイグサ科ニシキソウ属: 根は、真っ直ぐ下に深く伸びます。 茎は、赤みががり、多数の毛があります。 葉は、対生で、長さ0.7〜1cmの長楕円形、表面に暗紫色の斑紋がありますが、無い場合もあります。 葉の裏は、ウラジロほどではありませんが、白いです。 葉の基部の形は、左右が不揃いです。 茎や葉からは、粘着力のある乳液が出ます。 枝の上部の葉腋に、淡紅紫色または白の杯状花序をつけます。 実は、三角形のさく果で、白色の寝た毛が密生しています。


コヌカグサ(小糠草)Agrostis giganteaイネ科ヌカボ属:
コヌカグサはヨーロッパ原産で、牧草として渡来したものが野生化したものです。 日当たりのよい畑地や道端、原野など日本全土に帰化していて、現在は牧草としては積極的に利用されていません。 北半球の温帯から亜寒帯に分布しています。


コハコベ(小繁縷)学名Stellaria mediaナデシコ科ハコベ属: 花は集散花序、花弁は白5枚、2深裂するので10枚に見え、花柱は3本、雄蕊は1-7本(ミドリハコベは4-10本)です。 萼片は5枚、楕円形で長さ3-4mmで、裏には毛がある。 葉は卵形で、長さ1-2cmで無毛、全縁です。若干波打っている。 下部の葉には長柄がありますが、上部の葉には柄はない。 茎には片側に毛がある。 果実は卵形で4-5mm程度、種子は1mm強で、10程度。


コバノガマズミ(小葉蒲染)学名Viburnum erosumスイカズラ科ガマズミ属:
枝の先に散房花序を出し、白い小さな花を多数につけます。 合弁花で、花径は5mm位、花冠の先が5つに裂け、その裂片が平たく開くので5弁花のように見えます。 雄しべは5本、花冠より長く突き出しています。 葉は細長い卵形で先が尖り縁には粗いぎざぎざがある。 葉の表裏ともに星状毛が生えるのが特徴で、葉に触るとビロードのような感じ。


コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)学名Rhododendron reticulatumツツジ科ツツジ属:
早春になると花を多数付け、里山を飾ります。 長野県以西から九州までのアカマツ林などに生育しています。 普通のツツジより花は小振りで、花径は3cm程度ですが、花数は多いです。 葉の展開前に開花し、枝先に1-2個の花を付けます。 花冠は漏斗型でやや深く5裂します。 1本の雌蕊の周りに10本の雄蕊があります。


コバノランタナ学名Lantana montevidensisクマツヅラ科シチヘンゲ属:
名前にもあるように、ランタナに比べ葉が小さい。 ランタナは立性ですが、コバノランタナは匍匐性です。 葉の脇に散形花序(枝先に1個ずつ花が付く)を出し、小さな花をつけます。 花の色は多種ですが、色は変化しません(ランタナは時間が経過するにつれ色を変えます)。 葉は楕円形で、対生。 葉の長さは2-3cmと小さく、それが和名の由来。


コバンソウ(小判草)学名Briza maximaイネ科コバンソウ属:
イネ科の植物なので小花をつけた小穂ができます。 細い柄に小判のような小穂が釣り下がった形で付きます。 実は、えい果(イネ科の果実で薄い木質の果皮が種子に密着している)。 実が実ってくると黄金色になります。美しい。 実の長さは、20mm強。幅10mm程度。


コヒルガオ(小昼顔)学名Calystegia hederaceaヒルガオ科ヒルガオ属:
和名は、ヒルガオより小振りのため、この名前がある。 葉腋から長さ2-5cmの花柄をだし、淡紅色の花を1個つける。 花冠は、直径3-4cm程の漏斗形です。5角状をしている。 葉は互生し、長さ3-7cmの矛(ほこ)形で、葉先は鋭頭で、基部が耳のように横に張りだしている。 張り出した葉の基部は、2裂します。


コブシ(辛夷)学名Magnolia praecocissimaモクレン科モクレン属:
早春にサクラに先駆け、又他の木々に先駆けて白い花を梢いっぱいに咲かせます。枝先に花茎6-10cm程度の6花弁の白い花を咲かせます。 花は純白ですが、花の基部は一部紅色を帯びます。 萼片は3枚です。花弁より小さいです。先は急に細くなります。 雌蕊は花の真ん中にあり緑色で、雄蕊は雌蕊を囲むようにして橙色で多数あります。


コブナグサ(小鮒草)学名Arthraxon hispidus イネ科コブナグサ属:
畦道などに多く生育。葉の形に特徴があり、その形状から鮒を連想し小鮒草と名づけられた。葉は、長さ4-7cm程度で、両面とも無毛ですが、縁に長い毛がある。基部は心臓形をしていて茎を抱いています。 花序は、掌状に3-6個の花軸に分かれていて紫褐色で、長さ3〜6cm。 小穂は各花軸の節に1個ずつ付き、長さ5〜6mmで、普通芒がある。


ゴマ(胡麻)ゴマ(胡麻)学名Sesamum indicumゴマ科ゴマ属: 黒ゴマの花は、薄紫色をした筒状の形で、下唇が出ています。 花弁の外側周囲には長い白い毛が多数ある。 実は、朔果で、1本に10個以上付き、上を向いて実り、多数の種子(100粒位)がある。 葉は、互生で長い葉柄があり、上部の葉は細長く肉厚で縁には毛があり、下部の葉は長卵形で薄肉で縁には大きな鋸歯がありる。 茎は直立し、1m程度の高さ。 国内の収穫は、9-10月頃。


コマツナギ(駒繋ぎ)学名Indigofera pseudo-tinctoriaマメ科コマツナギ属:
花も高さも案外小さいので目に付きにくい感じがします。 日当たりの良いところに生えています。 葉の脇から円錐花序を出し、淡い紅紫色ないし白の蝶形をした花が咲きます。 葉は、楕円形をしていて、奇数羽状複葉で、互生です。 葉は夜になると閉ます。実は、豆果で長さは22-4mm程度です。


コミノネズミモチ(小実鼠黐)学名Ligustrum sinense Lour.モクセイ科イボタノキ属:
枝先に円錐花序を出し、小さな白い花を多数咲かせます。冠は筒状漏斗形で、4裂し、雌蕊1本、雄蕊は2本花冠から飛び出し、葯はピンク−紫色です。 花柄に毛が有ります。 葉は、対生し、長さ2−7cmで切れ込みは無く、葉先は丸いか若干凹み、全縁です。 葉柄は、2-8mmで、毛が有ります。 幹にも毛が有ります。


コムラサキ(小紫)学名Callicarpa dichotomaシソ科ムラサキシキブ属:
花序は集散花序で、葉腋のやや上から出、淡紅紫色の花を10-20個付ける。 花冠上部は4裂し平開。 雄蕊は4個、雌蕊は1個で、ともに花冠の外に突き出ている。 葉は対生し、葉身は長さ3-7cm、幅1.5-3cmの倒卵状長楕円形で、先は尾状に尖っている。 葉の縁の上半部には粗い鋸歯があり、両面とも無毛、裏面には腺点が多数。 果実は紫色に熟す。


コメヒシバ(小雌日芝)学名Digitaria timorensisイネ科メヒシバ属:
路傍や人家の周辺、空き地などで日光の弱い所或いは直射日光の時間が限られている所に生育し、群生する。 茎は平滑・繊細で下部は長く地上を匍匐し、著しく分枝(節が出来ます)して地表に広がり、枝は斜上して高さ20〜40cm程度になる。 節から発根する。 花序は、1箇所から出、長さ5〜15cm位で、2〜4本の花穂が掌状に出て小穂が密につく。


コメツブツメクサ(米粒詰草)学名Trifolium dubiumマメ科シャジクソウ属:
道端や河原に生える雑草。 花径3、4mmの黄色い蝶形の花が茎先に5個から20個くらい球形に集まって付きます。 葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)。 小葉の形は幅の狭い卵形で縁にはぎざぎざが有り、先が窪んでいます。


コモチマンネングサ(子持ち万年草)学名Sedum bulbiferumベンケイソウ科マンネングサ属コモチマンネングサ種:
花は初夏に咲き、花序は茎の先端に出来て枝別れして集散状。やや平らに開きます。 花は上に向いて咲き、あまり密集しません。5枚の花弁は細い楕円形で黄色、長さ4-5mm。花茎10mm程度。花茎の途中の葉の基部にムカゴが出来るのが特徴。


コリウス学名Solenostemon scutellarioidesシソ科コリウス属:
初夏から秋にかけて見頃になる観葉植物です。 秋には、シソに似た藤色の花が咲きますが、花の観賞価値は無いとされ、花茎が伸びるに従って、葉の色が褪せるので、観葉を楽しむのであれば、花は摘み取ります。 葉は、多彩で、平滑なもの、深い切れ込みの入ったもの、縮れのあるものなどあり、色も多彩で、葉の縁に縁取りのあるものなど種類は多い。


コレオプシス・ウリドリーム 学名Coreopsis rosea×verticillataキク科ハルシャギク属:
コレオプシスの原産地は、北アメリカやメキシコ、中南米で約100種が分布していて、 夏から秋まで長期間花を開花させる暑さに強い草花です。 一年草扱いの種類もあれば宿根草として扱える種類もあります。 コレオプシス・ウリドリーム は宿根草です。


名前学名科属:


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関西の毎日サンデーの男より(2015/11執筆開始)


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