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【路傍の花々索引等】

サ行:

〔サ〕

サイネリア(シネラリア)学名科属: 英名のシネラリアは、キク科ペリカルリス属の園芸品種群を指します。 最近は「死ねラリア」と連想する人が多いので「サイネリア」の流通名で販売されています。 サイネリアの花は、色や咲き方が豊富で、一重咲きのほかに、蛇の目咲きやグラデーション咲きなど咲き方に変化が多く人気があります。 花が球状に集まって咲くのが特徴です。


ザイフリボク(采振り木)学名Amelanchier asiaticaバラ科ナシ亜科ザイフリボク属:
花は、葉の展開の前ないし同時に、枝先に白色の5花弁の花が10個ほど集まって咲く。 花弁は、長さ1-1.5cmの線形で、雄蕊は20個、花柱は5個。葉は互生、葉身は長さ4-9cm、幅2.5-4cmの楕円形。樹皮は、灰褐色-暗褐色で、若枝は赤褐色で皮目が多い。 果実はナシ状果。直径6−10mmの球形で、先端には萼が残っていて、食べれる。


サカキ(榊)学名Cleyera japonica モッコク科サカキ属: サカキの花は1-4個束状に出、花径約1.5cm程度で、初め白色で、後、黄色を帯びます。 果実は液果で、直径7-8mmの球形で11-12月に熟し、熟すと黒紫色になります。 種子は長さ2.5mm程度です。 サカキの葉は、互生、全縁で長楕円状広披針形、厚みのある革質で、両面無毛です。 茎頂の冬芽は裸芽で、長さ1.3cm程の狭披針形、若葉が巻いて鎌状に弓なりに曲がり、赤いです。


サクラ(桜)学名Prunus, Cerasusバラ科モモ亜科スモモ属サクラ亜属: 日本では、主に花を変化させるための努力が払われ、西欧では実をより有用な食品にするための品種改良が行われてきました。 このようなわけで、日本では固有種・交配種を含め600種以上の品種が確認されています。 サクラ亜属で日本に自生するものは5-7種類ほどが確認されていて、これらの変種や交雑種等から数十種類の自生種が存在するようです。


サクラタデ(桜蓼)学名Persicaria conspicuaタデ科イヌタデ属:
水田や、湿地などで見かける。 群生していることもよく有ります。 長い花穂を伸ばし(枝分かれしない)、5枚の淡い紅色の花を咲かせるが、花びらに見えるのは萼片。 雄蕊は8本で、雌蕊の花柱より長い。 葉は、披針形で、互生です。 和名の由来は、タデの仲間の内、桜に似た美しい花柄をつけることから名付けられた。


サクランボ学名:Cerasus avium(Prunus aviumバラ科サクラ属サクラ亜属:
サクランボは有史以前から食べられていました。 サクランボは、果実を指すことが多く、木は桜桃と呼ばれます。 果樹であるミザクラには東洋系とヨーロッパ系とがあり、日本で栽培される大半はヨーロッパ系です。 セイヨウミザクラ(甘果桜桃(カンカオウトウ)、Prunus avium)はイラン北部からヨーロッパ西部にかけて自生していました。 又、中国には昔から華北・華中を中心に、カラミザクラ(シナノミザクラ、支那桜桃、 Prunus pseudocerasus)があります。


ザクロ(石榴、柘榴、若榴)学名Punica granatum科属ミソハギ科ザクロ属:
枝先に花径5cm程の朱赤色の花を付ける。花弁は6枚で、薄くて皺が有り、雄蕊が多数有りる。萼も朱赤色をし筒状で上部は6裂し、肉質で光沢が有る。 果実は、直径5cm程の球形で花托が発達したもので、先端に萼片が残る。 果皮は朱色で厚く、熟すと不規則に裂け、淡紅色で透明な多汁性の果肉が多数くっ付きあう。 果肉1粒ずつの中に種子がある。


サザンカ(山茶花))学名Camellia sasanquaツバキ科ツバキ属: 野生の個体の花の色は部分的に淡い桃色を交えた白色であるのに対し、植栽される園芸品種の花の色は、赤色や白色やピンクなど様々。 サザンカとツバキの大きな違いはサザンカの花弁がパラパラと落ちること。 サザンカは多栽培品種があり、花の時期や花形などで3つの群に分けるのが一般的。 サザンカ群、カンツバキ群(サザンカとツバキとの種間交雑)、ハルサザンカ群。


サザンクロス(クロウエア・南十字)学名Crowea(Eriostemon)ミカン科クロウエア属:
サザンクロス(クロウエア)は、オーストラリア東部原産で、ミカン科クロウエア属の常緑性低木で4種ほどが知られています. 前者のサグリナ種は、オーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州東部に分布しており、後者のエクサラータ種は、 オーストラリア東部に分布するクロウエアです。 四季咲き性があり、気温があれば一年を通して開花しますが、主な花期は春から秋です。


サネカズラ(実葛)学名Kadsura japonicaマツブサ科サネカズラ属:
集合果の果実が、直径5cm程の球形となって、11月に赤く熟します。 果実は液果で、1個の単果は1cm程度、中に腎臓形の種子が2-5個入っています。 種子は表面が滑らかで、長さは約5mm程。 果実の柄は長く、7cm程度にもなるものがあり、果実の存在を主張します。 果実は個々に落ちますが、後には真っ赤な花床が残ります。


サフラン学名Crocus sativus L.アヤメ科クロッカス属サフラン種: サフランは、アヤメ科の植物ですが、葉は剣状に真っ直ぐ伸びますが、花茎は背は低く、せいぜい10−15cmcm程度です。 花は花径10cm前後の6花弁で、紫色をしています。 写真の通り、柱頭(受粉するところ)は3本あり(元はくっついていて先端が大きく3つに裂けている。)深紅色です。花柱(柱頭と子房をつなぐ細長い部分)とまとめて摘み取り乾燥させ食材に使用します。


サルスベリ(百日紅=ヒャクジツコウ、猿滑)学名Lagerstroemia indicaバラ類フトモモ目ミソハギ科サルスベリ属: 花は円錐花序で、紅色などの花が咲く。 萼は筒状で6裂、花弁は6枚で縮れている。 葉は互生です。 木肌(幹)はツルツルで、所謂、猿も滑ると言うことで(実際は猿は滑らない)、サルスベリという名が付いた。 百日紅(ヒャクジツコウ)は、比較的花期が長いことからつけられたもの。


サルトリイバラ(猿捕茨)学名Smilax chinaサルトリイバラ科シオデ属サルトリイバラ種:
西日本では、柏餅の葉にはこの葉を使うのが一般的。 雌雄異株。葉の展開と同時に、葉腋より散形花序を伸ばし、多数の淡黄色の花を付ける。 葉身は、長さ幅とも3-12cmの円形又は広楕円形で、基部は円く、先端は尖り(小さく凹むものもある。)、革質で、表面には光沢が有る。 3-5本の主脈があり主脈部分は凹み、全体に網状脈で、全縁で、両面とも無毛。


サルビア・グアラニティカ学名Salvia guaraniticaシソ科サルビア属:
庭や公園、道端の空き地などで長期間見られます。濃紫青色の花なので良く目立ちます。 花の大きさは、3-5cm位と大型です。筒状の花です。 葉は、対生で、卵形です。 実は分果です。 萼にも暗紫色が付いています。 花つきはチェリーセージと同じようにまばらに咲いているように見えます。 セージの仲間なので香りがあり、茎に触るとネバネバします。


サルビア・スプレンデンス学名Salvia splendensシソ科サルビア属(アキギリ属):
サルビア・スプレンデンス(学名:Salvia splendens)はブラジル原産で、シソ科サルビア属(アキギリ属)の一年性ハーブです。 日本でサルビアというと、多くの方が朱赤色のサルビアを思い浮かべます。 代表的な朱赤色のほか、品種改良によって斑朱赤色、白黄色、紫色などもあります。


サルビア・レウカンサ学名Salvia leucanthaシソ科サルビア属:
秋から晩秋にかけ、美しい花を咲かせるのを見かけます。 日当たりの良いところで、群的に育っている場合が多いです。 花穂は長く伸びますが、一つ一つの花はそれほど大きくありません。 花は、間隔を開け10数個対生で穂に咲きます。 葉は細長く鋸歯があり、葉脈が目立つ灰緑色です。 茎には毛があり、白く見えますが、地は薄茶色です。


サンゴミズキ(珊瑚水木)学名Cornus alba var. sibirica  科属ミズキ科ミズキ属シマタラミズキ種サンゴミズキ変種:
5mm程度の4弁の黄白色の小花を多数付けます。散形花序。 雄蕊4本、雌蕊1本。 直立した枝は、冬に美しい赤、珊瑚のように色付くのでこの名が付けられました。
生け花、フラワーアレンジメント等に使います。


サンシュユ(山茱萸)学名Cornus officinalis Sieb. et Zucc.ミズキ目ミズキ科ミズキ属: 春3月になると、若葉に先立って花弁が4枚ある鮮やかな黄色の小花を木一面に付けます。 日本では観賞用として、庭木や公園などで利用されています。 4枚ある花弁は反り返り、雄しべは4個です。 晩秋には、長さ14-5mmほどの紅色の楕円形の実が沢山なります。


サンショウ(山椒)学名Zanthoxylum piperitumミカン科サンショウ属:
山椒は、雌雄別株で、 雌雄株を両方植えると実をつけることが出来ます。 枝先に2-5cmの円錐花序を出し、淡黄緑色の小さな花径5mm程度の花を付けます。 料理に使うのは、雄花の「花山椒」や若葉の「木の芽」です。 種子には強い辛味があり、鰻の蒲焼や七味唐辛子に使われます。


〔シ〕

シオン(紫苑)学名Aster tataricusキク科シオン属:
花は、花径3-3.5cm程度で、周囲に薄青紫色の舌状花が一重で並び、中央には黄色の筒状花を咲かせます。 花柄には短毛が密生します。 茎には剛毛が有ります。 茎葉は、長さ20-35cm、幅6-10cmの卵形または長楕円形で、先端は短く尖っています。 上部のものほど小さく、幅も狭く全縁的です(鋸歯が有るものもある)。 下部の葉は、大きく鋸歯が有ります。


シキミ(樒)学名Illicium anisatumシキミ科シキミ属: 花は葉の付け根から一つずつ出て、春3-4月に咲く。 花径3cm程度で、花びらは淡黄色で細長く、ややねじれている。 葉は、枝の先端に集まってつ付き、短い葉柄を持つ楕円形から倒卵形で、長さ5-10cm、深緑色で艶がある。 葉の質はやや厚く、波打ったようになることが多い。葉の先端は急に突き出して鈍端。 若枝は緑色、古くなると樹皮は灰褐色。 果実は扁平で周囲に8本の突起が出る。


シクラメン学名Cyclamen persicumサクラソウ科シクラメン属:
冬を代表する花。 和名はカガリビバナ(篝火花)と言い、日本を代表する故牧野富太郎博士の命名。花は花茎に1輪ずつ咲く。 花冠は5つに裂ける。やや下向きに花を付け、花びらは反り返っています。派手な感じ。 品種改良により、一重、八重など多数ある。 葉は根際から生え、長い柄があり、心臓形の葉には斑が入り、鋸歯があり綺麗です。


シコンノボタン(紫紺野牡丹)学名Tibouchina urvilleanaノボタン科シコンノボタン属: ブラジル原産の常緑低木。 紫色の5弁の大輪花を咲かせます。 紫色の雄蕊が長く飛び出しているのが特徴。 一日花ですが、花付きが良く、毎日多数の花を次々と咲かせて楽しませてくれます。 花期は長く、夏と秋の2回あり、7月から11月まで咲く。


シソ(紫蘇・青紫蘇、赤紫蘇)学名Perilla frutescens var. crispa f. purpurea (アカジソ:代表的品種)シソ科シソ属: 花は総状花序で多数付きます。 葉は、対生で、広卵形で先端は尖り、緑又は赤みを帯びます。 独特の香りがあるので、虫はつきにくいですが、葉を好んで食べる虫は当然居て無農薬栽培に苦労する。普通、食用にするのは、アオジソとアカジソ。 葉も実も食べます。刺身の妻、、蕎麦の薬味、梅干、ふりかけ、天ぷら、茶漬け等。


シデコブシ(四手辛夷、幣辛夷)学名Magnolia stellata Maxim.モクレン科モクレン属シデコブシ種:シデコブシはモクレン科モクレン属の落葉小高木で、日本固有種です。花は、早春、葉に先立ち咲き、花径は6-11cm程度あります。 雌性先熟の両性花を咲かせます。即ち、雌期⇒移行期⇒雄期となり、写真の状態は、花の咲いた直後で、雌期の花です。


シナノナデシコ(信濃撫子)学名Dianthus shinanensis (Yatabe) Makino)ナデシコ科ナデシコ属: シナノナデシコ(信濃撫子)は、本州(関東、中部地方)に分布し、山地の河原や荒地、亜高山に生える高さ20〜40pの多年草です 別名をミヤマナデシコ(深山撫子)と呼びます。 紅紫色の花を茎頂に集散花序に多数つけます。 花は、直径約2cmで、苞は2対、花弁は5個あります。


シネラリア(サイネリア)学名Pericallis x hybridaキク科ペリカルリス属: 英名のシネラリアは、キク科ペリカルリス属の園芸品種群を指します。 最近は「死ねラリア」と連想する人が多いので「サイネリア」の流通名で販売されています。 サイネリアの花は、色や咲き方が豊富で、一重咲きのほかに、蛇の目咲きやグラデーション咲きなど咲き方に変化が多く人気があります。 花が球状に集まって咲くのが特徴です。


シバザクラ(芝桜)学名Phlox subulataハナシノブ科クサキョウチクトウ属:
花茎や葉の脇に1-2cmのピンク花をたくさんつける。 花冠は5つに裂けて横に平らに開く。裂片の先は2つに裂ける。 雄しべは5本。 萼片は針形で毛が密生する。
園芸品種には、白・淡い青色・青紫色のほか、桃色に白筋入りなども有る。


シバザクラ・オーキントンブルーアイ学名Phlox subulataハナシノブ科クサキョウチクトウ属: シバザクラ(芝桜)は、品種改良により品種は多く(ダニエルクッション、スカーレットブルー、エメラルドクッションブルー、ロンスドルファッションピンク、アメージンググレースなどetc)、その中でも、オーキントン・ブルーアイは薄紫色或いはスカイブルーのような花色をした繊細な感じの花です。 芝桜の中でも人気の高い花です。


シマスズメノヒエ(島雀稗)学名Paspalum dilatatumイネ科スズメノヒエ属:
郊外などの田園地帯や堤防沿いなどで見ることが出来ます。 イネ科の植物は多くありますが、比較的分かり易い姿でしょう。 花序は長さが10-20cm程度あり、花軸は扁平で、小穂を4列つけています。 小穂は、長さが3-3.5mm程度で広卵形或いは卵形で、毛があります。 果実はは広卵形で、直径2mm弱です。


シマトネリコ(島十練子)学名Fraxinus griffithii モクセイ科トネリコ属:
シマトネリコは、日本で植栽されるトネリコ類で唯一の常緑樹で、最近は庭木としても人気が出てきた樹種で、初夏に咲く花はやや地味ですが、常緑樹のわりに、明るい感じの小さめの艶のある葉や樹形が人気の秘密でしょうか。新枝の先や葉の脇から大形の円錐花序を出し、小さな白い花を多数つけます。果実は、豆のような翼果で、長さ2p余りの倒披針形。


シモツケ「下野」学名Spiraea japonicaバラ科シモツケ属:
初夏に桃色又は白の集合花を咲かせ、秋には紅葉します。 庭木として良く見かけます。 枝先に複数の散房花序を出し、小さな5弁花を半球形状に密生させます。 萼片は5枚。 雄しべは5本で、雄しべのほうが花弁よりも非常に長く、飛び出しています。


シモバシラ (霜柱)学名Keiskea japonicaシソ科シモバシラ属:
シソ科のため青紫蘇と花が良く似ています。 葉は、対生で、青紫蘇に比べほっそりしていて、やや厚いです。 シソと違い、木陰の方が好みのようです。 上部の葉の脇に総状花序を出しますが、片側だけに白い唇形の花をつけます。 実は、分果です。 和名の由来は、花の姿を霜柱に見立てたもの。


シャガ(射干、著莪、胡蝶花)学名Iris japonicaアヤメ科アヤメ属:
白っぽい紫色のアヤメに似た花をつけます。 花弁に濃いオレンジ色の突起物ができてその部分を囲むように青紫色の斑点が入ります。 花は一日でしぼんでしまいますが、次々と新しい花を咲かせます。 光沢の有る細長い葉を斜め上に向かって伸ばます。 冬でも枯れない常緑性。


シャクナゲ(石楠花、石南花)学名Rhododendron subgenus Hymenanthesツツジ科ツツジ属 (Rhododendron) 無鱗片シャクナゲ亜属無鱗片シャクナゲ節:
シャクナゲ(石楠花、石南花)は、主として北半球の亜寒帯から熱帯山地までのきわめて広い範囲に分布し、南限は赤道を越えて南半球のニューギニア・オーストラリアに達すます。 シャクナゲの花の特徴は、大きくて派手なところです。 花の色は、白或は赤系統が多く、黄色や茶色などもあります。


シャクヤク(芍薬)学名Paeonia lactifloraボタン科ボタン属シャクヤク種:
シャクヤクは、中国北東部からモンゴル、シベリアにかけて(ユーラシア大陸の東北部)の原産です。 日本へは、古く中国から渡来し、薬用、観賞用に栽培されてきました。 初夏、大型の紅・白・黄色などのボタンに似た花を咲かせます。


シャコバサボテン(蝦蛄葉仙人掌)(デンマークカクタス)学名:Schlumbergera(Zygocactus)サボテン科カニバサボテン属(シュルムベルゲラ属):
シュルムベルゲラ属の植物は、ブラジル南東部に6種が知られています。 サボテンの仲間ですが、いずれも霧の多い森林の樹上に自生しています。 日本で一般に出回っているのは、リオ・デ・ジャネイロ付近原産の シャコバサボテン(シュルムベルゲラ・トルンカタ Schlumbergera truncata)と、 カニバサボテン(S・ルッセリアナ S. russeliana)のほか、 クリスマスカクタス(シュルムベルゲラ・バックリー S. × buckleyi)など、両種を中心とした交雑種です。


シャシャンボ(小々坊)学名Vaccinium bracteatumツツジ科スノキ属:
日本のスノキ属の植物は19種が自生しているされ、多くは小柄なものが多い中で、シャシャンボはかなり大きな樹木になります。 樹皮は、灰白色ですが、縦に細かく裂け、剥がれ落ち、あとが褐色または赤褐色になります 前年枝の葉腋から長さ3-8cmの総状花序を横向きに出し、初夏、白色または赤みを帯びた花を下向きに多数付けます。 9-11月に黒紫色に熟し、白い粉を被り、甘酸っぱいですが食べられます。


ジャスミン学名Jasminumモクセイ科ソケイ属: ジャスミンは、観賞用だけでなく、香料として、或いはジャスミン茶として利用させています。 花は、主に白い長楕円形の小さな花です。 花には、所謂「ジャスミンの香り」と言われる甘い香が有ります。 ジャスミンには、代表的種として、白花で香油を採るヒマラヤ原産のソケイ J. officinaleと、ジャスミン茶を作るインド原産のマツリカ J. sambacなどがあります。


シャリンバイ(車輪梅)学名Rhaphiolepis indica var. umbellataバラ科シャリンバイ属: 枝先に円錐花序を出し、花径1-1.5cmの白い5花弁の花を多数つけます。 花弁は、長さ約1cm、幅5-8mmの倒卵形で、先端は丸く、ときどき歯芽があります。 萼は、漏斗状の筒で褐色。 小枝は、輪生状に出ます。 葉は、枝先に集中して生え、単葉で車輪状に互生し、長楕円形ー倒卵形で革質で光沢があり、縁には浅い鋸歯が有ったり無かったりします。


ジューンベリー(アメリカザイフリボク)学名Amelanchier canadensisバラ科 ザイフリボク属: ザイフリボク属は、北アメリカを中心にアジアとヨーロッパに約10種が分布し、日本にはザイフリボク(Amelanchier asiatica)が自生しています。 ジューンベリーは近年人気の高い花木で、葉が完全に展葉する前に5弁の白い花を数多く咲かせます。 果実は、直径7-10 mm、6月頃に黒紫に熟し、細かい種子を含みます。食べられます。


シュウカイドウ (秋海棠)学名Begonia grandis ssp.evansianaシュウカイドウ科シュウカイドウ属: ベゴニアの一種です。 淡いピンクの長い花が下を向いて咲いています。 雄と雌が同じ株で、茎の上部に雄花があり下部に雌花が付きます。 葉は、ハート型ですが、やや歪んでいます(ひずみ方は、左右あります)。 茎も、花と同じく濃いピンクをしています。 実は裂果。


シュウメイギク学名Anemone hupehensis var. japonicaキンポウゲ科イチリンソウ属シュウメイギク種: シュウメイギク(秋明菊)は、キンポウゲ科の植物の一種で、別名キブネギク(貴船菊)と言われます。 名前にキクが付きますが、キクの仲間ではなく、アネモネの仲間。帰化植物。 花色は、赤紫色で、高く伸びた花柄の上に大柄の花を付けます。花は、多数の赤紫色の花弁状の萼片が目立ち、本物の花弁は有りません。 中央に、黄色の雄蕊が多数あります


ジュズダマ(数珠玉)学名Coix lacryma-jobiイネ科ジュズダマ属:
上部の葉の脇から沢山の花穂をつけます。 葉鞘から顔を出した花茎の先端(基部)に丸い雌花がつき、その先から雄花の束が延びる。 花序は、雄花と雌花に分化するが、イネ科では例が少なく中でも特に変わったもののひとつ。 開花時には鱗片の隙間が開き、黄色い葯が垂れ下がる。 雌花は熟すと表面が固くなり、通例黒くなって表面に艶がある。


シュロ(棕櫚、棕梠、椶櫚)シュロ(棕櫚、棕梠、椶櫚)学名Trachycarpus fortunei ヤシ科シュロ属: シュロ(棕櫚、棕梠、椶櫚)は、ヤシ目ヤシ科シュロ属 Trachycarpus の総称。この中には5種以上が属す。 幹は、直立し、高さ3−7m、径15−20p強になる。 幹の上部は、枯れた葉の葉柄と残存する葉鞘網(シュロ皮)で密におおわれる。 葉は、扇状円形で、径50−80pになり、扇状に多数の裂片に深裂し、裂片は幅1.5−3pの線形で内折れし、先は鈍形で浅く2裂し、古くなると先端部が折れて垂れ下がる。


ショカツサイ(ハナダイコン)[諸葛菜(花大根)学名Orychophragmus violaceusアブラナ科ショカツサイ属: 淡い紫色の割と大きい4枚(花径2-3cm)の花弁を総状花序で付けるショカツサイは珍しい部類です。 雄蕊と雌蕊は黄色です。下のほうの葉は羽状で両側から切れ込んでいますが、先のほうの葉は大きく丸みを帯び(長円形或いは倒卵形)、鋸歯があります。 葉は茎を抱いています。


ショウジョウソウ(猩々草)学名Euphorbia heterophyllaトウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属): この植物の最大の特徴は、茎の頂点近くに付く葉(苞葉)の基部が朱色に色付くことです。 花は、夏、茎の頂点にまとまって付きますが、花弁は無い杯状花序で、沢山の黄色い小花を咲かせます。 黄色い腺体が1個あり、朔果は直径約5mm程度の球形です。 葉は、ヴァイオリンのような形や楕円形、卵形など色々変形します。 、


シラカシ(白樫)学名Quercus myrsinifoliaブナ科コナラ属:
雌雄同株。 雄花序は、長さ5-15cm程で、新枝の下部や前年の葉腋からでる短枝から垂れ下がる。花序の軸には絹毛が密生します。 雄花は苞のわきに1-3個ずつ付きます。 苞は褐色で長さ2mmほどの広卵形、先端は鋭く尖る。花被は3-6裂する。雄しべは3-6個。 雌花序は新枝の上部の葉腋に直立し、雌花を上向きに3-4個つけます。花柱は3個で扇形でそり返っている。左:雄花、右:雌花


シラユキゲシ(白雪芥子)学名Eomecon chionanthaケシ科エオメコン属:
花径を伸ばし1つの茎に数個の白い花をつけ、花径は3cm位、花びらは4枚、花の中央にはたくさんの雄しべと雌しべ1本がある。 雄しべも雌しべも色は黄色く、雄しべの柱頭は2つに裂ける。 根際から生える葉は先が尖った円状腎形で濃い緑色。 日陰に強く、やや湿った場所を好む。実生・株分け。四方八方に地下茎を伸ばしていくタイプ。


シラー・ペルビアナ学名Scilla peruvianaクサスギカズラ科ツルボ属:
茎先に円錐花序を出し(蕾が集まって楕円形)濃い青紫色をした星型の小花を数十個傘状につける。
花は下から上へと咲いていく。花被片は6枚。 分球により増やすことが出来る。


シラゲガヤ(白毛茅)学名Holcus lanatusイネ科シラゲガヤ属:
ヨーロッパ原産ですが、アフリカ、アジア、オセアニア、北アメリカ、南アメリカとほぼ全世界に分布しています。 日本では北海道から九州までの広い範囲に定着しています。葉や茎など全体にビロード状の白色の軟毛が密生し、和名の由来にもなっています。


シラン(紫蘭)学名Bletilla striataラン科ラン属:
花をじっくり見ると、唇弁(しんべん、Lip)の独創性に気付きます。 茎先に花茎4cm位の紅紫色をした花を付け、数個咲きます。 花弁は6枚で細長く、あまり開ききらない曲がったままの感じで咲く。 唇弁は3つに裂け、そのうちの真ん中の裂片には内側に襞(ひだ)があり、独創性を主張している。 葉は長さ30cm位の披針形で、茎の下部に4、5枚生える。


シレネ・ユニフローラ学名Silene unifloraナデシコ科シレネ属:
シレネ・ユニフローラは、ヨーロッパに分布するナデシコ科の耐寒性多年草(宿根草)でシレネの一種です。 春、伸びた茎の先に釣鐘状の可愛い花を咲かせます。 沿岸部の崖や砂地などに自生していることもあり、 高温多湿が苦手で乾燥気味の環境を好みます。


シロザ(白藜)学名Chenopodium albumヒユ科アカザ属シロザ種:
若葉や葉の裏面は白い粒状物におおわれ、白っぽく見えます。 葉は、下部の葉は菱状卵形-卵形、上部の葉は細長く、縁には不揃いの鋸歯があります。 黄緑色の小花が集まって穂状の花序を付け、雄蕊は5個、雌蕊は1個、花被片は5個で基部は繋がっています。 茎は、矩形で、茎にも白い粒状物があります。食べられる。


シロダモ(白だも)学名Neolitsea sericeaクスノキ科シロダモ属:
暖地の山野の比較的湿潤な所に生えています。 雌雄異株。花は、秋に咲き、葉の脇に黄褐色の小さな花が散形花序的に多数集まって付きます。 雄花の雄蕊は6個、葯は4室、毛のある花被片が4個、黄色の腺体が4個、雄花にも雌蕊が有りますが結実しません。 雌花には、雌蕊が1個と葯のない棒状の仮雄蕊が6個、毛のある花被片が4個あります。写真の花は雄花。 果実は秋に実る。


シロツメクサ(クローバー) (白詰草)学名Trifolium repensマメ科シャジクソウ属:
小さな蝶形の花が球状の総状花序を作っているので、遠目には、1つの花のように見えます。 葉は、幅の広い倒卵形で、中央にVの字の白い模様があるのが特徴で、普通3枚の小葉に分かれています。カタバミとはこの模様が違います。 葉には、鋸歯があります。


シロバナイモカタバミ (白花芋片喰)学名Oxzlis articulata cv.albaカタバミ科カタバミ属: シロバナイモカタバミはイモカタバミの白花の園芸品種です。 イモカタバミなどと同じく夕方には花が閉じます。 花茎の先に2cm程の白色の5弁花を付けます。 根出葉は3出複葉で、小葉の葉身は倒心臓形です。 種子はつけず、鱗茎で殖えます。 第二次大戦後に移入された新しい花です。


シロバナキツネノマゴ(白花狐の孫)学名Justicia procumbens var. leucantha キツネノマゴ科キツネノマゴ属:
キツネノマゴの白い花をつける変種。
色違いで、葉や花序などはキツネノマゴと同じ。


シロバナタンポポ(白花蒲公英)学名Taraxacum albidumキク科タンポポ属:
日本在来種のタンポポで、本州の関東以西、特に九州など西のほうに多いです。 故郷の熊本ではタンポポは通常白でした。 しかし、関西に来てからタンポポは殆ど黄色で白はあまり無く、はてなと思い、 奈良の我が家の近所で白を探すのは苦労します。 花茎の先に花を1個付け、花頭の径は、4cm程度。 白く見える部分は舌状花で中央の花柱部は黄色。


シロヨメナ(白嫁菜)学名Aster ageratoides var. ageratoidesキク科シオン属:
頭花は花径1.5-2cm程度と大きくありません。 舌状花は白で、筒状花は黄色だったり灰色がかったりしています。 総苞は筒状です。 葉は、長楕円形状の披針形で、先端は鋭く尖り、基部は楔形で、縁には大きな鋸歯があります。 葉に3本の主脈があり、葉は茎を抱かず、短い葉柄があります。


ジュウリョウ学名Ardisia japonicaサクラソウ科ヤブコウジ属:
秋から冬にかけ赤く熟す実が美しく、マンリョウやセンリョウなどと共に正月の縁起物とされます。 前年枝の葉腋に径5-8mmの5花弁の白い花を下向きに数個付けます。 花冠は5裂し、裂片は広卵形で腺点があります。


シンジュボシマンネングサ(真珠星万年草)学名Sedum pallidum var. bithynicumベンケイソウ科マンネングサ属:
花径1cm程度の白い花をつけます。 花弁は5枚で、満開時にはほぼ平開します。 花弁は、長さ4-4.5mm程度の披針形或いは卵状披針形で先が尖っていて、中央の脈が赤味を帯びているものが多いです。 雄蕊は10本で、葯は濃紫色です。


ジンジャー[ハナシュクシャ(花縮砂)]学名Hedychium coronariumショウガ科ヘディキウム属(シュクシャ属) : 花は、細長い筒部と開出した裂片からなり、芳香が強いです。 花被片は6枚あり、外3枚は合着して花の付け根にあります。 内花被片は3枚で付け根は合着し、花被片の先が3つに分かれています。 唇形の花びらが毛1枚ありますが、これは雄蕊が花びらの形になった物です。 なんと不思議な仕組みでしょう。 高さは1.5-2mと高いです。


ジンチョウゲ(沈丁花)(沈丁花)学名Daphne odoraジンチョウゲ科ジンチョウゲ属:
枝先に手毬状の円錐花序を出し、白ないし淡い赤紫色の花をつけます。 蕾は黄緑か濃赤白で、前者の花は白で、後者は淡い赤紫です。 花には花弁はなく、 花のように見えるのは萼です。 雄蕊は黄色く見える部分。 花を囲むように、披針形の葉が放射状に付きます。 葉には斑入りもあります。


シンビジウム(シンビジューム)学名Cymbidiumラン科 / シュンラン属(シンビジウム属): シンビジウムは、東南アジアから日本にかけて自生する原種を交雑育種してできてきた洋ランです。 シンビジウムは、洋ランとして古くから栽培されてきたもので、四大洋ランの一つとされてきました。 > ランとしてはたいへん丈夫で、寒さにも強く、定期的に植え替えを行い、明るい日ざしに当てるようにすれば、よく育ち花を咲かせます。 花は、白、ピンク、オレンジ、黄、緑、茶、複色と様々です。


〔ス〕

スイカ(西瓜)学名Citrullus lanatusウリ科スイカ属:
スイカの原産地は、熱帯アフリカのサバンナ地方や砂漠地帯です。日本で一般に普及したのは大正時代からで、縦縞模様の品種が普及したのは昭和初期からです。 日本のスイカは丸いのが主流ですが、欧米では楕円形のものが主流でした。 雌雄異花で、花色は黄色です。


スイカズラ(吸葛)学名Lonicera japonicaスイカズラ科スイカズラ属:
植物は独創性のあるものが多いですが、スイカズラもその一つでしょう。 蕾のときから、花を2個つけます。 花は、筒状で、花弁は唇状に大きく2つに裂けます。上弁は先が4つに裂け、下弁の幅は上弁の1/4。 雄蕊は5本、雌蕊は1本です。 花は、当初、甘い香りのする白い花ですが、後に黄に変化していきます。 このことから金銀花(キンギンカ、生薬名でもある)の別名があります。 花の付け根の部分には蜜がたまっていて、昔は、花の蜜を吸うことをしたことから吸葛(スイカズラ)と呼ばれます。 砂糖の無い頃の日本では、砂糖の代わりとして用いられたとのこと。


スイセン(水仙)〔日本水仙〕学名ヒガンバナ科スイセン属:
原種は30種類ほど知られている。典型的なスイセンの花の場合、雌蕊は1本、雄蕊は6本(手前に3本、奥に3本。普通手前の3本が見えている。)で、6枚に分かれた花びらと、中心に筒状の花びらをもっている。 6枚に分かれている花びらのうち、外側3枚は萼で、内側3枚のみが花弁。 中心にある筒状の部分は副花冠。 日本には中国経由で渡来。


スイセンノウ(酔仙翁)学名Lychnis coronariaナデシコ科センノウ属:
花茎2-3cmの5弁花を茎先につけます。 花片は、色が明るく厚みが薄いので、みるからにソフトに感じます。 葉は被針形で向かい合って生えます(対生)。 実は痩果(そうか:成熟しても裂開せず、内部に、果肉に密着せず1個の種子を入れるもの)。


スイートピー学名Lathyrus odoratusマメ科レンリソウ属:
葉の脇から20cm位の花径を出し、大きな蝶形の花をつけます。 萼は釣鐘形で先は5つに裂けています。 覆輪や絞りの品種、大輪多花系、矮性品種なども有ります。有毒植物です。松田聖子の「赤いスイートピー」で、スイートピーの日本国内での認知度が高まった。


スイバ(蓚・酸い葉)学名Rumex acetosaタデ科スイバ属:
群的に生える。若い緑のときの立ち姿は、そこそこですが、色付き枯れた感じがすると美しいとは思いにくいです。 普通雑草としか感じませんが、日本でも古くから食用とされ(種に新芽)、世界中で現在も食料(種に葉菜)とされている。 古くは古代エジプトで使用されていた。 洋食では、スープ、サラダ等多くの料理の具材に良く用いられる。レシピ


スカシタゴボウ(透し田牛蒡)学名Rorippa islandica アブラナ科イヌガラシ属:
水田や畑、道端などの湿地に生えています。 花は、花径3-4mmほどの4弁花で、アブラナ科特有のかたまって咲いています(総状花序)。 根生葉は、長さ5-15cmで多数出て、羽状に裂け、裂片はさらに粗く切れ込んでいます。不規則な鋸歯があります。果実は、長さ5-8mm程度で、長角果です。


ススキ(芒、薄)学名Miscanthus sinensisイネ科ススキ属:
お月見には絶対必要です。 花穂は赤っぽい色をしていますが、種子(正しくは穎果・えいか)には白い毛が生えて、穂全体が白っぽくなります。 ススキは、人間が生まれてから、利用をしてきた有用物です。 茅葺屋根や家畜の飼料などへ利用してきました。 ヘラブナ釣りの浮などにも利用されます。


スズメウリ(雀瓜)学名Neoachmandra japonica科属ウリ科スズメウリ属:
葉は三角形卵心形(ハート形)で浅く3裂します。 葉と反対側に巻きひげがあり、枝などに巻き付きます。 雌雄同株。 果実は、球形又は卵形で、初めは緑色で、熟すと灰色になります。 カラスウリより小さいことからスズメウリの和名があります。


スズメノエンドウ(雀野豌豆)学名Vicia hirsutaマメ科ソラマメ属スズメノエンドウ種:
日本全土で道端、畑、広場、荒地などに普通に生えています。 葉腋から伸びた柄の先に、白紫色の長さ3-4mmの花を普通4個付けるといわれていますが、実際は5-6個ほど付くものも当然多数あります。 葉は、12-16枚の小葉からなり、先は巻きひげになっいて、カラスノエンドウと似ていますが大きさが一回り以上小振りです。


スズメノカタビラ(雀の帷子)学名Poa annuaイネ科イチゴツナギ属:
庭、道端、畑地、荒地など雑草が生える所なら、ありとあらゆる所に生えてきます。 小柄な雑草ですが、場所によっては群になって蔓延っています。 比較的湿ったところが多いようです。 極地以外世界中に生えています。海外旅行でもいたる所で見ました。


スズメノテッポウ(雀の鉄砲)学名Alopecurus aequalis var. amurensisイネ科スズメノテッポウ属: 花茎の先端に長さ3-6cm程度、径3-4mm程度の淡緑色の棒状の穂(花序)を出す。 多数の小穂が軸に密着しているので、個々の小穂の区別は付きにくく棒状に見えるが、花が咲くと葯が出てきて、白から濃い茶色に変化するので目立つ。葉は、細長く無毛で真っ直ぐ上を向き、縁が若干波打っている。 葉鞘の上の方が赤紫に染まる傾向がある。


スズメノヤリ(雀の槍)学名Luzula capitataイグサ目イグサ科スズメノヤリ属:
春になると、雑草地、公園など日当たりの良い色々の場所で目にします。 最初見たときは、小柄なイネ科の植物かなと思ったものです。 3月頃になると、穂を伸ばし、20cm前後位の細長い花径が伸びて、その先端に花が多数集まって、赤褐色のくす玉のような固まり(頭花)を付けます。


スズラン学名Convallaria majalis var. keiskeiキジカクシ科スズラン亜科スズラン属:
スズランは、北海道を代表する花で、本州中部以北や東北の高地に自生しています。 スズランの花は、「鈴」のような白花を十数個下垂して咲かせ、葉(細い)よりも低い位置で葉の裏に隠れて咲くことから、キミカゲソウ(君影草)の別名があります。 ドイツスズランは、花径約1cm程度の鐘形白い花を下向きに5-10数個咲かせます。


スズランスイセン(鈴蘭水仙)学名Leucojum aestivumヒガンバナ科レウココム属:
鈴蘭状の花が咲き、葉が細長くスイセンに似ているので、日本ではスズランスイセンと呼ばれています。 花茎を1-数本伸ばし、その先端に数輪の花輪咲かせます。 花径1.5cm程度の釣鐘状で、花片は6枚で、それぞれの花被片の先端に緑色の斑点が入ります。 スズランのように花数は多くありません。英語名サマー・スノーフレーク(summer snowflake)。


スターチス(リモニウム/ハナハマサジ/花浜匙)学名Limonium sinuatum科属イソマツ科イソマツ属: スターチスは、普通、リモニウム/ハナハマサジ/花浜匙と呼ばれます。 スターチスはイソマツ属の旧属名がStaticeだったため、その名が定着しています。 茎の先に円錐花序または穂状花序をつけ、個々の花は筒状です。 萼片は、青や紫、白、黄、桃色など多色で目立ち、花弁は白くて小さいです。


スダジイ学名Castanopsis sieboldiiブナ科シイ属:
普通、「シイ」という場合には、本種のスダジイを指します。 雌雄同株。雄花は、新枝の下部から上向きに伸び、長さ8−12pの花序となり、花序軸が細いため先端は垂れ下がっています。 雌花序は、新枝の上部の葉腋から直立し、雌花が多数ついています。


ズッキーニ学名Cucurbita pepo L. 'Melopepo'ウリ科カボチャ属ペポカボチャ種ズッキーニ品種: 外見はキュウリに似ていますが、カボチャの仲間です。 学名にあるようにペポカボチャといいます。 主に、緑果種と黄果種があります。 ズッキーニは雄花と雌花が別々に付きます。 実も花も食べれます。 果実は、開花して4-5日で収穫でき、長さが20cm程度になります。
未成熟の状態で収穫する。


スパラクシス学名Sparaxisアヤメ科スパラクシス(スイセンアヤメ)属:
茎の上に花径4cm位の綺麗な花を3-6個つけます。
花の色は多彩で、花びら(花被片)が橙色で付け根の部分が黒く真ん中の花(花冠)が黄色というトリカラーミックスなどの品種が有ります。
Goldblatt(1992)は13種を認めています。

スプレーぎく (スプレー菊)「ポットマム(洋菊)」学名Chrysanthemum x morifoliumキク科キク属(デンドランセマ属):
スプレーマム(スプレー菊)は、1本の茎から枝分かれしてたくさんの花をつける洋菊のことです。 スプレーマム(スプレー菊)の花の咲き方は、一重咲き、八重咲き、まん丸い形が可愛いポンポン咲きなど様々な種類があります。 キクは自然開花期によって夏菊、夏秋菊、秋菊、寒菊に分けられ、ポットマムは秋菊です。


スベリヒユ(滑覓)学名Portulaca oleraceaスベリヒユ科スベリヒユ属:
小振りの黄色の5花弁で、晴天の午前中だけ開く。 花径は6-8mm、雄蕊は10本、雌蕊は5つに裂ける。 茎は赤紫色。地面を這って広がる。 葉は長さ10-25mm程度のへら状で、指で潰すと水気が出てぬるっとする。 果実は2枚の萼に包まれている。 熟すと蓋が取れるように横に裂け、上部が脱落する蓋果。中に0.6-7mm位の小さな種子が多数入っている。


スミレ(菫)学Viola mandshuricaスミレ科スミレ属:
スミレは、スミレ科スミレ属の植物の総称で、狭義には、Viola mandshurica という種の和名です。 「スミレ」の名はその花の形状が墨入れ(墨壺)を思わせることによる、という説を牧野富太郎が唱え、 牧野の著名さもあって広く一般に流布していますが、定説とは言えないとのこと。


スモモ(李、酢桃)学名Prunus salicinaバラ科サクラ属:
スモモはバラ科サクラ属のため、極めてよくサクラの花に似ています。 葉に先立って、5弁の白い花を咲かせます。 ウメが終わってサクラより若干早く咲きます。 葉の付け根に、花径15-20mm程度の花を、2、3輪ずつ密生して咲かせます。 葉は、互生で、細長い楕円形で鋸歯があります。


〔セ〕

セイタカアワダチソウ(背高泡立草)学名Solidago altissimaキク科アキノキリンソウ属: 切花の観賞植物として明治時代末期に導入された帰化植物ですが、野生化し、戦後物資にまぎれた種子などにより急速に全国に広がったものです。 花期は秋で、茎の先に長さ10-50cmの大型の円錐花序を出し、花径約6mmの濃黄色の小さな花を枝の上側に偏って多数つけます。 花茎は、主軸に直角に近い角度で広がっています。 花は舌状花で細くて小さく、長さは4mm程度で、総苞は長さ3-3.5mm程度です。



セイバンモロコシ(西蕃蜀黍)学名Sorghum halepenseイネ科モロコシ属セイバンモロコシ種: 特に河川敷や荒地などでの繁殖は凄まじい。昔は無かった。 根茎と種子の両方で繁殖するため、危機を感じるほどです。 在来種の成長が全く阻害されている。 日本へは1945年頃に侵入した帰化植物で、世界の熱帯から温帯地域に分布しています。 15-50cm程度の円錐花序の穂で、多数の小穂を付けています。 小穂には毛があります。


セイヨウイボタ(西洋水蝋)学名Ligustrum vulgare L.モクセイ科イボタノキ属:
刈込や大気汚染によく耐えるため、わが国へも緑化用に導入。道路沿いの植え込みなどに使われる。 よく分枝し、長楕円形の葉が対生。 5月から6月頃、枝先の円錐花序に芳香のある白い花をいっぱい咲かせる。 花冠の先は4裂し、長い2個の雄しべが突きだす。9月頃には果実が黒く熟す。葉は対生し、葉身は楕円形。 公園、緑地、庭園、生垣等。


セイヨウオダマキ(西洋オダマキ)学名Aquilegiaキンポウゲ科オダマキ属: オダマキの仲間は雑種を作りやすいため多品種。 セイヨウオダマキの和名を持つアクイレギア・ブルガリスはヨーロッパ原産の多年草で、オダマキに似ているが茎がまっすぐに伸びて10輪前後の青紫色の花をうつむいて咲かせる。日本で西洋オダマキと呼ばれているものはヨーロッパ原産のアクイレギア・ブルガリスと北米産の大輪の花を咲かせる数種との交配種をさす。


セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)学名Taraxacum officinaleキク科タンポポ属:
葉の脇から花茎を出し、花茎3-5cm位の黄色い花(花頭)を1つつける。 花径は中空で、枝分かれしない。花頭は舌状花のみからなる。 日本の在来種とは外側の総苞(萼のように見える部分)が開花時に反る点が異なる。 日本の在来種は、花に沿って固く閉じる。(カンサイタンポポの写真を参照


ゼニアオイ(銭葵)学名Malva sylvestris var. mauritianaアオイ科ゼニアオイ属:
ヨーロッパ地中海沿岸地方の原産で帰化植物。 花は、淡紫色で濃紫色の筋がある5弁花で、直径は約3.5cmほど。 全体にほぼ無毛、茎に粗い毛が生えるものもあり、高さは60−100p程。 ゼニアオイは、ハーブとして利用するのが有名で、花や葉は、薬用にも使われる。


ゼラニウム(ゼラニューム)学名Pelargonium Zonal Groupフウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属):
現在のペラルゴニウム属に分類される以前は、リンネによってゲラニウム属(Geranium)に分類されていたことから、 その名残で今も「ゼラニウム」と呼ばれています。 南アフリカ・ケープ地方原産のペラルゴニウム・ゾナレ(Pelargonium zonale)とペラルゴニウム・インクイナンス(P. inquinans) を主な親とし、これにほか数種が交雑されてつくり出されました。 花は一重咲きから八重咲きまであり、星形やカップ状の小花がボール状に多数集まって、長い花茎の先端につきます。


センダン(栴檀)学名:Melia azedarachセンダン科センダン属:
日本では、本州(伊豆半島以西)、伊豆諸島、四国、九州、沖縄に分布します。 花期は、初夏の5‐6月頃で、本年枝の葉腋から花序を出し、淡紫色の5弁の花を多数、円錐状に付けます。 花弁は長さ8 - 9ミリメートル (mm) で、表が白色、裏が薄紫色で、10個ある雄しべは濃紫色をしています 葉は、2回奇数羽状複葉で互生し、一枚の葉全体の長さは50 cm以上あります


センニチコウ(千日紅)学名Gomphrena globosaヒユ科センニチコウ属:
花茎2-3cmで、松かさを少し押しつぶしたような形をしている。 全草に粗い毛がある。 観賞する部分は苞。紅・白・紫・朱色・樺色とピンクの花(に見える花序)の中心部が白いぼかしになる品種があり、特に青紫と朱色は鮮やかな色。 Gomphrena属の植物はアジア・アフリカ・オーストラリアの熱帯地方と、米国南部から南米にかけ100種近く分布している。


センニンソウ (仙人草)学名Clematis ternifloraキンポウゲ科センニンソウ属:
日本各地で見られ、日当たりの良い山野に多いです。 花は葉の脇に円錐状散房花序となり多数付き、花径は2〜3センチ位で、上を向いて咲きます。。 花は白ですが、花びらのように見えるのは萼片で、4枚の萼に多数の雄しべと数本の雌しべがあります。 白い萼は、倒被針形です。


センリョウ(千両)センリョウ(千両)学名Sarcandra glabraセンリョウ科センリョウ属:
マンリョウなどと共に正月の縁起物として利用され寺社の境内などにも植えれれている。 普通赤の果実が付くが、黄色もあり正月には彩を与えてくれる。 葉は対生、葉身は10-15cm幅4-6cmの長楕円形−卵状楕円形で、縁には鋭き鋸歯があり先端は尖っている。 花は、茎の先に穂状花序で多数付くが、変わっていて、花被も萼も無い。


〔ソ〕

ソシンロウバイ(素心蝋梅)ソシンロウバイ(素心蝋梅)学名Chimonanthus praecox var. luteaロウバイ科ロウバイ属:花径は、2-2.5cm程度で沢山付け、花被片は全体が黄色で多数あります。 花は、芳香があり、短い花梗(かこう=花柄)を持ち、やや下向きに付けます。葉は、卵形で7-15cmあり、先は尖って無毛です。 幹は、密集して生え、よく分岐しています。 英名は、winter sweetで、水仙に似た芳香です。


ソヨゴ(冬青)学名Ilex pedunculosa モチノキ科モチノキ属:
雌雄異株のため実を楽しむ場合、雌株を確認する必要が有ります。 本年枝の葉の葉腋から長い柄を出し、白色の小さい花を付けます。 雌花は、花径4mm程度の広楕円形の5−6花弁で、長さ3−5cmの柄の先に普通1個、時々2−3個付きます。 雌花には、雌蕊と退化した雄蕊が有ります。 雄花には、完全な雄蕊が4−5個と退化した雌蕊があります。 雄花序の柄は長さ1−2cmで、花弁は3-4枚、3−8個の花を散形状に付けます。左雄花、右雌花


ソラマメ(空豆、蚕豆)学名Vicia fabaマメ科インゲンマメ属インゲンマメ種:
ソラマメは、実が付いた時、V字のように実が空・天を指すように付くことから名付けられたものです。 「蚕豆」の字を当てるのは、サヤの形が蚕に似ているから付けられました。ソラマメの花茎は3cm程で、薄い紫の花弁に黒色の斑紋のある白い花を咲かせます。
いかり豆は美味い。


ソメイヨシノ(染井吉野)学名Cerasus × yedoensis (Matsum.)バラ科サクラ属:
日本原産種のエドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配で生まれたと考えられる日本産の園芸品種。 明治の中ごろから、サクラの中で圧倒的に多く植えられました。 桜といえば普通ソメイヨシノを意味しますし、開花宣言も気象台が定めた特定のソメイヨシノを言います。 遠山金四郎ではないですが、桜吹雪も良いですな。


学名科属:


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関西の毎日サンデーの男より(2015/11執筆開始)


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