路傍の花々索引；マ行

草花と戯れてみませんか！

トップゴルフトッププロフィールゴルフスイング解説リンク集(旅行・HP作成・WEB検索・ゴルフ)

ご案内

リンク
プロフィール
 ゴルフスイング解説
 リンク集
(旅行・HP作成・WEB検索・ゴルフ)
BBS/メール
（BBS ・メールは使用できません）

[世界の旅]

【路傍の花々索引等】

ア	イ	ウ	エ	オ	ハ	ヒ	フ	ヘ	ホ
カ	キ	ク	ケ	コ	マ	ミ	ム	メ	モ
サ	シ	ス	セ	ソ	ヤ		ユ		ヨ
タ	チ	ツ	テ	ト	ラ	リ	ル	レ	ロ
ナ	ニ	ヌ	ネ	ノ	ワ

マ行：

〔マ〕

マーガレット［モクシュンギク（木春菊）］学名Argyranthemumキク科 / モクシュンギク属（アルギランセマム属）：
マーガレットは、カナリア諸島が原産地で、17世紀末に欧州に渡り、日本へは、明治時代末期に伝わり、大正時代から幅広く栽培されるようになりました。一般にマーガレットとして扱われているのは、本来のマーガレットであるモクシュンギク（アルギランセマム・フルテッセンス）の園芸品種のほか、モクシュンギクと近縁種を交配させた園芸品種です。白色の一重咲が普通ですが、黄色やピンク、八重咲き、丁字咲き等もあり多彩です。

マサキ（正木）学名Euonymus japonicusニシキギ科ニシキギ属：
北海道南部から沖縄の海岸近くの林内や林縁などに多く生育し、刈込にも強く密生することから、生け垣や庭木としてもよく用いられます。花期は、6－7月で、今年枝の上部の葉腋から集散花序をだし、黄緑色または緑白色の花を7－15個付けます。花は、花径約7㎜ほどで、花弁、萼片、雄蕊は4個です。果実は、蒴果で、直径6－8㎜の球形で、11－1月に紅色に熟し、4裂します。裂開すると橙赤色の仮種皮に包まれた種子が現れ、落ちずにぶら下がります。

マツバウンラン（松葉海蘭）学名Nuttallanthus canadensis オオバコ科マツバウンラン属：関東、北陸地方以西で道端、空地、公園などで普通に見かけ、群生していることがあります。花径は1cm程で、仮面状花を穂先に付けます。尻尾状の細長い距があります。花の形が海辺に生える「ウンラン」に似ることで名前が付けられました。葉は線形で、下部では束になって生え、上部は互生しますが、茎には殆ど葉はありません。

マツバギク（松葉菊)学名Lampranthus spectabilis科属ハナミズキナ科マツバギク属（ツルナ科ランプラントゥス属）：花は、一見キクに似ていて、やや光沢のある多数の細い花弁が並んで咲き、花径は25-35mm程度の放射相称（放射相称動物の例；ヒトデ、ウニ、クラゲなど）で、葉腋から1個または数個の花が咲きます。萼は5枚前後で、下部はくっついています。朝花が開き、夕方閉じます。茎は木質化し、地上を横に這い広がります。

マテバシイ（馬刀葉椎、全手葉椎）学名Lithocarpus edulisブナ科マテバシイ属：初夏に5-10cm程の雄花序と雌花序をつけます。雄花序は新枝の葉の脇から数個斜上します。雄花は、褐色の苞の脇に1-3個ずつ付き、皿状の花被から雄蕊が12本長く突き出ます。雌花序は、雄花序と同じく新枝の葉の脇から斜上し雌花を1-10個程度付けます。マテバシイの果実は、2年掛けて翌年の秋に成熟するのが特徴。

マメアサガオ(豆朝顔)学名Ipomoea lacunosaヒルガオ科サツマイモ属：
土手などの日当たりの良いところに咲いています。葉腋（ようえき）に1～2本の花茎を出し、花径は15mm程度。花冠は5角形をしていて、長さは20mm程度です。花色は白が多いですが、淡紫色も相当有ります。

マメイヌツゲ(豆犬黄楊)学名Ilex crenata f bullataモチノキ科モチノキ属：
イヌツゲの変種で園芸品種です。大きな特徴は、葉の表面が膨らんで反り返ることで、イヌツゲの葉は反り返らず平坦です。雌雄異株。夏、葉腋に萼片4、花弁4、雄しべ4の黄白色の小さい花を咲かせます。柱頭は4裂しています。花柄には短い毛が密生します。

マメグンバイナズナ（豆軍配薺）学名Lepidium virginicumアブラナ科マメグンバイナズナ属：
空き地や道端などに生える雑草。
ナズナに似ていますが、茎が直立していて、花時には根出葉が残らないこと、花序に花が多く、果実が軍配型ではなく丸っこいことなどが異なります。花径は2-3mm程度。茎に毛はありません。和名は、グンバイナズナより果実が小さいことから

マメヅタ（豆蔦）学名Lemmaphyllum microphyllumシダ植物門シダ綱ウラボシ目ウラボシ科マメヅタ属：
この植物は、何に見えました？初めてだと、想定外ですよね。
これは、ありふれたシダの一種です。この属は、日本、中国から東南アジアにかけ約十種類あり、日本にはもう一種オニマメヅタが屋久島などで知られています。

マユミ（檀、真弓、檀弓）学名Euonymus hamiltonianusニシキギ科ニシキギ属：
マユミ（檀、真弓、檀弓）は、ニシキギ科ニシキギ属の本木で、別名ヤマニシキギ（山錦木）とも呼ばれます。花は、初夏、本年枝の葉より下の芽鱗痕の脇から集散花序を出し、緑白色の小さな花を1－7個付けます。直径1㎝程度で、4個の花弁です。雄蕊は4個です。果実は、蒴果で、直径1㎝程の倒三角形で4個の稜があり、10－11月に淡紅色に熟します。

マリーゴルド学名Tagetesキク科コウオウソウ属（センジュギク属）：花は、茎に継続的に新しい蕾が出来、花径2-5cm程度で鮮やかな黄・橙色などで、華やかに順次長期間咲いています。葉は、濃い黄緑色、羽状複葉で、縁には鋸歯（種によって形が異なる。）があり、対生です。「マリア様の黄金の花」とも呼ばれているのは、聖母マリアの祭日に咲いていたことによるとのこと。

マルバアサガオ（丸葉朝顔）ミズナ（水菜）マルバアサガオ（丸葉朝顔）学名Ipomoea purpureaヒルガオ科サツマイモ属：
アサガオと違い、正午過ぎ或いは夕方近くまで咲いているのが特徴です。花茎は4-8cm程度で、漏斗状。上から見ると丸いです。葉が丸く切れ込みは無く先は急に尖っています。 17世紀に熱帯アメリカからフランスへ渡来。
日本へは江戸時代に渡来。野生化もしています。

マルバアメリカアサガオ（丸葉亜米利加朝顔）学名Ipomoea hederacea (L.) Jacq. var. integriuscula A. Grayヒルガオ科サツマイモ属：熱帯アメリカ原産のアメリカアサガオの変種で、葉に切れ込みの入ったアサガオらしい３裂した形状にならないもの。全体に短毛がありザラツキく。葉腋に短い柄のある花序を出し、直径約3㎝程度、紫色から淡青色または白いロート状の小型の花を咲かせる。

マルヴァスツラム・ラテリティウム学名Malvastrum lateritium科属アオイ科マルヴァスツルム属：
花茎は5cm程度。花は短命ですが、枝の葉腋に１輪づつ次々に咲きます。
耐寒性もあり、露地植え可。

マルバルコウ（丸葉縷紅)学名Ipomoea coccinea> ヒルガオ科サツマイモ属：
北アメリカを原産地で、南アメリカ、オセアニア、アジア、アフリカに移入分布しています。日本では本州（中部以南）・四国・九州に帰化しています。枝の先に3－8個の花を付け、花は、ラッパ状で朱赤色をしています花を上から見ると五角形で径1.5～1.8cmです。

マンサク（満作、万作、金縷梅)学名Hamamelis japonica　Siebold et Zuccariniマンサク科マンサク属：早春、葉より先に黄色の花が咲きます。花弁が変わっていて、長さ1.5cm程度の細長い捩れた紐状の花弁を4枚付けます。萼は赤褐色で4枚あり、色を主張しています。雄蕊、仮雄蕊も4個づつ有り、雌蕊は2本の花柱を持っています。葉は、互生し、楕円形で波状の鋸歯が有ります。果実は蒴果で、2個の種子があります。

マンリョウ（万両)学名Ardisia crenataサクラソウ科ヤブコウジ属：
花は、枝先に花径8mm程度の白い花が散形状に10数個付き、花冠は5深裂し、裂片は反り返る。葉は、枝の先端に集まり互生。質は厚く両面とも無毛、表は濃緑色で光沢があり、長楕円形、先端は尖り、縁には波状の鋸歯が有り裏側に巻き込み、縁は波打つ。葉の鋸歯の間のへこみ部分にある小さな隆起には、内腺点があり、共生細菌が共生している。果実は、直径6-8mmの球形の核果で、歯の下側に下垂し、11月頃赤く熟し、翌年4月頃まで残る。

〔ミ〕

ミズナ（水菜）学名Brassica rapa var. laciniifoliaアブラナ科アブラナ属：
植物学的には、アブラナ(別名ナノハナ・ナタネ)やカブ、ハクサイ、キャベツ、シロナ、チンゲンサイなどと同じです。
従って花が良く似ています。葉を見ないと判断しにくい。
キョウナを標準和名としている図鑑も多いです。

ミズヒキ（水引)学名Persicaria filiformisタデ科イヌタデ属：
小花は、表（上）半分が赤、裏（下）半分が白。和名は紅白に見える花序が水引に似ていることに由来。茎頂や葉腋から長さ20-40cm程度の花穂を出し、花は、この花穂に付く。花は、総状花序で、小花が等間隔的にまばらに付き、やや下向きに咲く。花弁は無く、花弁状の萼があり、4つに裂ける。1枚は赤、2枚は赤白、1枚は白。結局赤白半々。

ミゾソバ（溝蕎麦）学名Persicaria thunbergiiタデ科イヌタデ属：
畦道や田の近く、水辺など、やや湿ったところに群生しています。花は、枝先に10-20個ほど集まって咲いています。花弁は、長さ4-7mm程度で、5裂しています。花の色は、裂片の上部が紅紫、下部は白です。葉は、互生で、長さ4-10cm程度の卵状鉾形です。

ミソハギ（禊萩)学名Lythrum ancepsミソハギ科ミソハギ属：
お盆の頃、紅紫色で花径1.5cm位の4-6花弁の小さい花を、葉腋に3-5個、穂状に多数付けます。葉は、十字状に対生し、長さ2-6cm、幅0.6-1.5cmの細長い披針形で、短い葉柄があり茎を抱きません。茎は、直立し、断面は四角形です。盆花としてよく使われることから、別名でボンバナ、ショウリョウバナとも呼ばれます。

ミチタネツケバナ（道種漬花）学名Cardamine hirsutaアブラナ科タネツケバナ属：
在来の近縁種、タネツケバナ（開花3-5月）と良く似ていますが、やや小型で、花期が少し早く2-3月に咲きます。空地や道端、公園、庭園など煮に生えていて、タネツケバナ（畦道や水路などに生える。）よりも乾燥したところに生えています。和名の由来でもあります。

ミツカドネギ学名Allium triquetrumヒガンバナ科ネギ属：
川岸や渓流沿いなどのやや湿った土地に生えています。花は、花径1.5cm程度、白色に緑色の筋の入った鐘状で、多数付きます。花茎は、柔らかいため3稜があり、断面は三角形で、カヤツリグサやタマガヤツリなどと同じく構造的に補強しています。葉は、薄く柔らかで、表は平面的ですが、裏には稜があり構造的に補強しています。

ミツバアケビ（三葉木通、三葉通草）学名Akebia trifoliataアケビ科アケビ属：
アケビの小葉は5枚ですが、3枚の小葉を付けるところからミツバアケビと呼ばれます。アケビと同じく、雌雄同株で雌雄異花で、アケビより花の色は濃い暗紅紫色をしています。花は、新葉の脇から総状花序を下垂させ、花序の先端に雄花を数十個付け、基部に大型の雌蕊を1-3個付けます。

ミツバオオハンゴンソウ（三葉大反魂草）学名Rudbeckia triloba Ｌ.キク科オオハンゴンソウ属：黄色い10枚前後の舌状花と褐色の筒状花（花中央で円錐状に盛り上がった部分）とから成る花。花茎は6-10cm位。葉は、先の尖った卵形で縁に粗い鋸歯がある。互生。茎の下部にある葉が３裂していることから、「三葉大反魂草」という名が付けられた。

ミツマタ（三叉・三椏）学名Edgeworthia chrysanthaジンチョウゲ科ミツマタ属：ミツマタの本年枝は必ず三つ又になっているので名前の由来となっています。葉の展開前に開花し、枝先に30-50個の小さな花を頭状花序につけます。花は両性花で、花弁は無く、萼が目立ちます。萼筒は、長さ8-15mmで、先は4裂し、萼片の内面は鮮黄色をし、外面には絹毛が密生します。雄蕊は8個ですが、4個が萼筒の口部から見えます。

ミドリハカタカラクサ（緑博多唐草）学名Tradescantia fluminensis 'Viridis'ツユクサ科ムラサキツユクサ属：
南アメリカ原産の帰化植物。園芸品種のシロフハカタカラクサの斑が消えたもの。花冠は、白色で直径1.5-2㎝あり、花弁が3個あり同長同形で、雄蕊6個で葯は黄色、多数の花糸が密生し花糸には数珠上の細胞が並んだ白い長毛が密生しています。花期は夏から秋で、結実しません。

ミドリハコベ（緑繁縷）学名Stellaria neglectaナデシコ科ハコベ属：花弁は5枚、深く２深裂しているので10枚に見える。コハコベ、ウシハコベなども同じくハコベ属の特徴。花弁は、萼片と同じ長さ。雄蕊は5-10本、花柱は3本。萼の裏側には毛がある。葉は、1.5-2.5cm程度で、淡緑色で艶があり、下部のものは長柄がある。長柄には両側に毛がある。葉は全縁で、葉の縁に若干毛がある。茎は緑色で片側に毛がある。コハコベの茎は茶色。

ミリオンベル学名Calibrachoa hybrid Cultivar.ナス科カリブラコア属属：
ミリオンベルは、サントリーフラワーズが初めて園芸化に成功した園芸品種群で、登録商標名です。この花の特徴は、花径2-3cm程度の様々な色の小花を多数咲かせることでしょうか。非常に沢山の花輪咲かせるので、施肥と、土が乾燥したらたっぷり水を遣るのが肝要です。数回切り戻すと長期間の開花が楽しめます。

[ム]

(ヤマノイモの)ムカゴ（零余子,珠芽）と実学名Dioscorea japonicaヤマノイモ科ヤマノイモ属：
大きさは15mm程度。ムカゴ（零余子、珠芽）とは、植物の栄養繁殖器官のひとつです。主として地上部に生じるものをいい、葉腋や花序に形成され、離脱後に新たな植物体となります。茎が肥大化して形成された肉芽です。食用になる。

ムクゲ（木槿、槿）学名Hibiscus syriacusアオイ科フヨウ属：学名にあるように、ハイビスカスやフヨウ（芙蓉）の仲間です。花の色は白、ピンク、赤、紫などで、花径6-10cm程度の5花弁の花を咲かせます。基本的には一重ですが半八重や八重もあります。一日花と言われていますが、朝花が開き、夕方には萎んで、又翌日開くのもありますし、たいていはそのまま翌日も開花し続け、一重のもので2-3日、八重は1週間以上咲き続けます。

ムクノキ（椋木、椋の木、樸樹）学名Aphananthe asperaバラ目アサ科ムクノキ属：本州関東以南、主に山地から低地の森林内に生育し、人家周辺の神社や公園などでよく見かけます。雌雄同株、雌雄異花（単生花）。大木になると高さ20m以上、幹の直径は1m以上となり、基部は板根状に広がります。果実は、直径7-12mm程度の球形の核果で、熟すと黒紫色となり、食用となります。

ムシクサ（虫草）学名Veronica peregrinaオオバコ科クワガタソウ属：
本州から沖縄まで、水田、川、畑地、海岸のそばなどの湿地などに生えています。我が家の庭には花壇やプランターを中心に比較的水気の多いところに多数生えてきます。葉腋に白色の花径2-3mm程度の花を1個付けます。花弁は、基部近くまで4裂し、雄蕊2個と雌蕊1個があります。子房は2個の球がくっついた形をしています。果実は裂果。

ムスカリ・ボトリオイデス・アルブム学名Muscari botryoides 'Album'ユリ科ツルボ亜科ムスカリ属：葉の無い花茎に総状花序を出し、下向きに壷形の白い花を下向きに多数付けます。花弁はあまり開きません。花径は、２-３mmで、花冠の先が少し反り返ります。葉は肉質で線形。ムスカリ属には４０-５０種類あり、ムスカリは普通濃い青紫色が主ですが、羽毛のような花が咲くものや、花房の上部と下部で異なる２色咲きなどあります。

ムラサキ（紫)学名ムラサキ科ムラサキ属：
北海道から九州の日当たりの良い山地に稀に生えます。6-7月頃白い5弁のウメに似た小さい花が咲き、雄蕊は5本です。茎は、直立します。葉は、互生、披針形で、鋸歯はありません。茎や葉など全体に短毛が多数あります。根は太く、暗紫色で、古代から貴族が着用する紫の衣服の染料に使われてきました。絶滅危惧種。野生種は日本中で約1,000株程度。

ムラサキカタバミ（キキョウカタバミ） (紫片喰)学名科属：
花は、淡い紅紫色の5弁花で、花の真ん中は淡い緑色です。雄蕊の葯の色は白です。良く似たカタバミで、雄蕊が黄色で花の真ん中が濃い紫色のカタバミは、芋片喰（イモカタバミ）です。間違わないようにしましょう。日本へは江戸時代の後期に観賞用として渡来。現在では逸出して広く全国に分布しています。

ムラサキケマン(紫華鬘）学名Corydalis incisaケシ科キケマン属ムラサキケマン種：
やや湿った日陰の所えお好む。紅紫色の花を茎の上にびっしりと総状に付ける。花は筒状で、唇形をし、花冠の先端の色が濃い。花弁は4枚。外側の2枚と内側の2枚は形が異なっていてる。上外側の花弁は、後が袋状になっていて、後に突き出ている。下内側の花弁は、花弁先端がくっついている。果実はさく果。下向きにぶら下がり付く。

ムラサキサギゴケ（紫鷺苔）学名Mazus miquelii シソ目ハエドクソウ科サギゴケ属ムラサキサギゴケ種：日本の本州、四国、九州の湿った畦道や庭などで日当たりの良いところに見ることが出来ます。根元から匍匐茎を出し広がっていきます。花は、花茎15-20mm程度、紫色で、上唇は浅く2つに裂け、下唇は深く3つに裂けています。下唇の真ん中には、黄褐色の隆起した縦2列の斑が入り、棍棒状の毛（長さが揃っている）が生えています。

ムラサキシキブ学名Callicarpa japonicaシソ科ムラサキシキブ属：
日本各地の林などに自生し、また果実が赤紫色で美しいので観賞用に栽培されます。秋の初めごろ雑木林などの林縁や明るい林の中で鮮やかな赤紫色の小さな果実が目立ちます葉は、対生し、長楕円形、鋭尖頭で、黄緑で艶はなく、細かい鋸歯があります。花は、淡紫色の小花が散房花序をつくり葉腋から対になって出て、6月頃咲きます

ムラサキツメクサ（紫詰草）学名Trifolium pratenseマメ目マメ科シャジクソウ属ムラサキツメクサ種：日本へはシロツメクサと共に牧草として明治以降移入され、現在は野生化しています。花は、鞠状の集合花序です。花径は、2-3.5cm程度あります。花の一つ一つは、マメ科特有の蝶形の花で、長さは17mm程度。小葉は3枚で(所謂三つ葉)互生し、長さが2-5cmの楕円形、葉3枚合わせた大きさは10cmを越し、シロツメクサより相当大きいです。

ムラサキツユクサ(紫露草)学名Commelinaceae Tradescantia　ohiensisツユクサ科ムラサキツユクサ属：
花径2-3cmの三弁花が茎先に集まって咲きます。花の中心にある雄しべは通常6本で、細かい毛が生えています。早朝に咲いて午後にはしぼんでしまう一日花。 1-数輪ずつ次々と新しい花を咲かせます。暑さや強い日差しが苦手。

[メ]

メキシコハナヤナギ（墨西哥花柳）学名Cuphea hyssopifoliaミソハギ科ハナヤナギ属：メキシコからグアテマラにかけて分布している、熱帯・亜熱帯性の小低木。樹高は50㎝程度で、よく枝分かれして茂り、枝は一度横に這ってから立ち上がる。花期は6月から11月で、葉腋から10～15㎜の花柄を1又は2本出し、径3㎜程の花筒状の先に径10㎜程の花冠を付ける。花は、長さ4～5㎜の楕円形の６花弁で、花弁の真ん中が濃い紅紫色。

メキシコマンネングサ(メキシコ万年草)学名Sedum mexicanumベンケイソウ科マンネングサ属：
花茎12mm位の小さな黄色の花がぎっしり咲きます。花弁は5枚で平開します。雄しべは10本。円柱状の細い葉が密に付き、こんもりとした姿になります。実は袋果。関東地方から九州にかけ野生化し道端や空き地に生えていて良く見かけます。栄養生殖で増えます。

メタセコイア学名Metasequoia glyptostroboidesヒノキ科メタセコイア属：
幹が真っ直ぐ伸び、円錐形の樹形が美しいことから、並木や公園などで植栽されています。一属一種、雌雄同株です。葉に特徴があり、線形の扁平な長さ2-3cm、幅1-2mm程度の小葉が側枝に２列に対生します。側枝も対生するので、羽状複葉のように見えます。球果、鱗片および葉がいずれも十字対生します。

メダラ（雌だら）学名Aralia elata f. subinermisウコギ科タラノキ属：
タラノキと同じく食べられることから畑で植えられているものもあります。刺が多いものをタラノキとし、刺が少ないか無いものをメダラとして区別。刺の多少以外はタラノキと同じ。葉は、枝先に集まって互生し、長さ約1ｍの大形の奇数2回羽状複葉で、葉柄の基部は茎を抱き、小葉は5-9枚、長さ5-12cmの卵形で、先は尖り、鋸歯があります。

メドハギ（筮萩）学名Lespedeza cuneata　Lespedeza juncea (L. fil.) Pers. var. subsessilis Miq.　マメ科ハギ属：花は、葉腋に数個ずつ付き、全体に淡い黄白色で、旗弁に紅紫色の一対の斑点があります。葉は、3小葉からなり、茎に密生します。小葉は、長さ1-2.5cm、幅2-4mmの長楕円形－倒披針形で、先端は錐（きり）のように尖り、表面に疎らに短毛があり、裏面には伏毛が密生します。

メヒシバ（雌日芝）学名Digitaria ciliarisイネ科メヒシバ属：
さほど大きくない雑草ですが、花穂を伸ばし、放射状に広げるので目立ちます。似たような草（コメヒシバ、アキメヒシバ）があるので迷います。 3種の中では一番大きくなりますが、場所によって様々。細い茎で地表を這い、立ち上がった花茎の先に、2-8本位の細い穂を伸ばし、最初は束になり、をその後放射状に伸ばします。花穂の出る位置はずれます。

メマツヨイグサ(雌待宵草)学名Oenothera erythrosepalaアカバナ科マツヨイグサ属：
夕方から咲き始め、翌朝になると萎みます。1日花。咲いた後は白くなります。花径は3-4cm位あります。葉腋に1個づつ付きます。花弁は4枚で、幅が広いです。雄蕊は8本、雌蕊は1個で柱頭は4裂します。萼筒は長い円柱状で花柄のように見えます。萼筒の基部には果実となる子房があります。

メラレウカ・ティミフォリア学名Melaleuca thymifoliaフトモモ科メラレウカ属：
葉は長さ１センチくらいの披針形（笹の葉のような形）で、互い違いに生えます（互生）。葉の先は尖り、縁にぎざぎざ（鋸歯）はありません。
葉にはよい香りがあります。実は裂果。

メランポジューム学名Melampodium paludosum キク科メランポジウム属：
原産地の性質上、高温多湿に強いように見受けます。やや小さい花が下部を覆うように多数咲き、花付きはよさそうです。夏秋向き。萼に毛があります。葉は、披針形で毛があり対生です。茎は、焦げ茶色で毛が一面にあります。種は、平たく、幅3-4mmと大きく、横面は凸凹で、頑丈そうです。

メリケンカルカヤ（米利堅刈萱）学名Andropogon virginicusイネ科メリケンカルカヤ属：
秋になると、直立した稈を伸ばし、穂を多数付けます。茎は株立ちしています。種子を作る花の基部に白い綿毛が多数付いていて、風に乗り飛散します。綿毛が案外目に付きます。南アメリカ、東アジア、オーストラリア、太平洋諸島にも外来種（帰化植物）として分布しています。

[モ]

モクセイ（木犀）/ギンモクセイ学名Osmanthus fragransモクセイ科モクセイ属：
ギンモクセイは、モクセイの別名で、単に「木犀」と言う場合は、ギンモクセイを指すことが多い。モクセイは、Osmanthus fragrans に属する変種、品種（ギンモクセイ、キンモクセイ、ウスギモクセイなど）の総称。雌雄異株。花は、花径4mm程の4深裂した白い花冠で、葉腋に束生し、5-10mmの花柄があります。果実は核果で、翌年の春に黒褐色に熟す。

モクレン（木蓮）学名Magnolia quinquepeta（＝Magnolia liliiflora）モクレン目モクレン科モクレン属：花がハスの花に似ていることから、「モクレン（木蓮）」「シモクレン（紫木蓮）」と呼ばれるようになりました。花は濃い紅色から桃色で、葉の展開と同時に花を咲かせます。花被片は、9枚で、このうち花弁が6枚で、萼片が3枚です。花は上を向いて半開きにつき、真ん中が少しくびれています。ハクモクレンと異なり、花びらは舌状で長いです。

モチツツジ（黐躑躅）学名Rhododendron macrosepalumツツジ科ツツジ属：
本州（静岡県・山梨県～岡山県の太平洋側）と四国に分布。低山地や丘陵地の林の縁などに自生しています。葉の展開と同時に花を咲かせます。花茎5-6cｍくらいの淡い紅紫色をし濃紅色の斑点をつけ、漏斗状の花をつけます。園芸用ツツジの交配親としても用いられます。ヤマツツジは別種で、花の色は朱色又紅紫色。

モッコウバラ（木香茨、木香薔薇）学名Rosa banksiaeバラ科バラ属：
モッコウバラは、4－5月に一般のバラに先立って、一季性で咲きます。花は、白か淡い黄色で、それぞれ一重咲と八重咲があり、直径2－3㎝の小さな花を咲かせます。一般にモッコウバラと言った時には、黄色の八重咲を指します。

モミジバスズカケノキ（紅葉葉鈴懸の木)学名Platanus x acerifoliaスズカケノキ科スズカケノキ属：モミジバスズカケノキは、スズカケノキとアメリカスズカケノキとの交配種です。葉の切れ込み；スズカケノキ>モミジバスズカケノキ>アメリカスズカケノキの順に深く、果実の数；スズカケノキは3-6個、モミジバスズカケノキは1-3個、アメリカスズカケノキは1個ぶら下げます。花序は雌雄異花で集合果。

モミジバフウ（紅葉葉楓)学名Liquidambar styraciflua科属フウ科フウ属モミジバフウ種：モミジのような葉の形から、モミジバフウと名付けられた。大正時代アメリカ公園協会から寄贈。葉は、掌状で光沢があり、紅葉するのですが、紅葉の美しさは際立っていて、緑からオレンジ、赤、紫と千変万化していく。モミジバフウは葉が5-7つに裂けるが、中国･台湾原産のフウは3つに裂けるので区別は簡単。雌花

モロヘイヤ(アラビア語)[シマツナソ（縞綱麻)]学名Corchorus olitoriusアオイ科ツナソ属シマツナソ種：日本に入ってきたのは古くなく、1980年代ということで新食材の一つです。若葉を食用とし、刻んだりゆでたりするとツルムラサキ同様、ムチンによる特有の粘りを呈します。カルシウム、カロテン、ビタミンB、ビタミンC、食物繊維などに富む緑黄色野菜の代表格で、全体的に栄養価が極めて高く「野菜の王様」の異名を持ちます。

名前学名科属：

ア	イ	ウ	エ	オ	ハ	ヒ	フ	ヘ	ホ
カ	キ	ク	ケ	コ	マ	ミ	ム	メ	モ
サ	シ	ス	セ	ソ	ヤ		ユ		ヨ
タ	チ	ツ	テ	ト	ラ	リ	ル	レ	ロ
ナ	ニ	ヌ	ネ	ノ	ワ

[路傍の花々トップ検索へ]

関西の毎日サンデーの男より（2015/11執筆開始）

ア	イ	ウ	エ	オ	ハ	ヒ	フ	ヘ	ホ
カ	キ	ク	ケ	コ	マ	ミ	ム	メ	モ
サ	シ	ス	セ	ソ	ヤ		ユ		ヨ
タ	チ	ツ	テ	ト	ラ	リ	ル	レ	ロ
ナ	ニ	ヌ	ネ	ノ	ワ

ア	イ	ウ	エ	オ	ハ	ヒ	フ	ヘ	ホ
カ	キ	ク	ケ	コ	マ	ミ	ム	メ	モ
サ	シ	ス	セ	ソ	ヤ		ユ		ヨ
タ	チ	ツ	テ	ト	ラ	リ	ル	レ	ロ
ナ	ニ	ヌ	ネ	ノ	ワ

ア	イ	ウ	エ	オ	ハ	ヒ	フ	ヘ	ホ
カ	キ	ク	ケ	コ	マ	ミ	ム	メ	モ
サ	シ	ス	セ	ソ	ヤ		ユ		ヨ
タ	チ	ツ	テ	ト	ラ	リ	ル	レ	ロ
ナ	ニ	ヌ	ネ	ノ	ワ

ア	イ	ウ	エ	オ	ハ	ヒ	フ	ヘ	ホ
カ	キ	ク	ケ	コ	マ	ミ	ム	メ	モ
サ	シ	ス	セ	ソ	ヤ		ユ		ヨ
タ	チ	ツ	テ	ト	ラ	リ	ル	レ	ロ
ナ	ニ	ヌ	ネ	ノ	ワ

ア	イ	ウ	エ	オ	ハ	ヒ	フ	ヘ	ホ
カ	キ	ク	ケ	コ	マ	ミ	ム	メ	モ
サ	シ	ス	セ	ソ	ヤ		ユ		ヨ
タ	チ	ツ	テ	ト	ラ	リ	ル	レ	ロ
ナ	ニ	ヌ	ネ	ノ	ワ

ア	イ	ウ	エ	オ	ハ	ヒ	フ	ヘ	ホ
カ	キ	ク	ケ	コ	マ	ミ	ム	メ	モ
サ	シ	ス	セ	ソ	ヤ		ユ		ヨ
タ	チ	ツ	テ	ト	ラ	リ	ル	レ	ロ
ナ	ニ	ヌ	ネ	ノ	ワ