〔ハ〕
パキスタキス・ルテアPachystachys luteaキツネノマゴ科パキスタキス属:
パキスタキスは熱帯アメリカに分布する低木です。
数種あるうちの1つ、Pachystachys luteaがパキスタキスの名で流通しています。
茎の先に花穂をつけ、苞の間から出る白色の花は目立たず短命ですが、美しい黄色の苞は長期間残ります。
一定の気温があり環境が合うと周年開花します。
ハイイヌツゲ(這犬柘植)学名Ilex crenata var. paludosaモチノキ科モチノキ属:
低地や山地の湿地帯などに生え、よく分岐し斜上します。
雌雄異株。
葉は、互生し、楕円形で、厚みが有り硬く、光沢があり、縁には鋸歯が有ります。
葉裏には腺点があり、葉脈は、不明瞭です。
花は、葉腋に付き、白色−淡黄色の花径4-5mm程度で、花弁4枚は内側に凹み椀状です。
雄株は、雄花を多数付けます。
ハイビスカス学名Hibiscusアオイ科フヨウ属(ヒビスクス、ハイビスカス属):
ハイビスカスは、赤や黄色、白、ピンク、オレンジ色など原色の鮮やかな花色が魅力の熱帯花木です。
花の寿命はほとんど1日限りですが、大輪の品種や涼しい季節は2日もつことがあります。
花は、小さいものでは直径5cm、大きいものでは20cmになり、らっぱ状または杯状に開き、花柱は突出します。
ハギ(萩)学名Lespedezaマメ科ハギ属:
ハギ属は、北米のハギ亜属 subgenus Lespedeza と、アジアのヤマハギ亜属 subgenus Macrolespedeza に分かれています。
芽生えの第1節の葉が、ハギ亜属では互生、ヤマハギ亜属では対生します。
2亜属は、それぞれ2節ずつ、計4節に分かれていて、それらには計44種(および43雑種)が含まれています。
ハギ亜属11種・ヤマハギ亜属33種
名前ハキダメギク(掃溜菊)学名Galinsoga quadriradiataキク科コゴメギク属:
夏から秋にかけ、小さな花を咲かせます。
花は枝の先に付き、花径5mm程度で目立ちませんが、先端が3裂する5枚の白の舌状花を付け、綺麗です。
中心は多数の黄色の筒状花を付けます。
ハクサイ(白菜)学名Brassica rapa var. pekinensisアブラナ科アブラナ属:
冬の食材の代表選手の一つ。
鍋によし、漬物によし、炒め物によし、サラダによしと料理方法は多彩です。
ハクサイの花は、同じアブラナ科のアブラナ、ミズナ、チンゲンサイなどより若干花径が大きいです。
葉を見ないと花を見ただけでは区別が困難です。
ハクチョウゲ(白丁花)学名Serissa japonica (Thunb.) アカネ科ハクチョウゲ属:
沖縄に自生し、昔から生垣や庭木などに利用されてきました。葉腋から出る短枝に、1-2個の花を付け、花冠は、1-1.2cmの漏斗状で先は5裂します。
雄蕊は5個で、花柱の長いものと短い花が有ります。
果実は殆んど実りません。
葉は、長さ1-3cm程度の狭楕円形で、やや厚く、全縁で、一般的に覆輪斑入りを多く見かけます。
ハクモクレン(白木蓮)学名Magnolia heptapetaモクレン科モクレン属:
ハクモクレン(白木蓮)は、モクレン(木蓮)と言う別名でも良く知られていて、モクレンは白と思っている人も多い。
モクレンは、本来、赤紫の花を咲かせるシモクレン(紫木蓮)のことを言います。
モクレン属には、コブシもあります。コブシの花の色は同じく白ですが、全開し形は違います。
ハゴロモジャスミン(羽衣素馨)学名Jasminum polyanthumモクセイ科ソケイ属:
花は、花径約2cm程で強い香が有り、白い5弁花を咲かせます。
内側は白く、外側は薄いピンク色をしています。
晩冬から早春にかけ赤やピンクの蕾を多数付けます。
葉は、上面は暗緑色、下面は明るい緑色をし、5-7枚の複葉をしています。
茎には溝が有ります。
ジャスミンの仲間では比較的寒さに強い。
バジル学名Ocimum basilicumシソ科メボウキ属:
バジルは、ハーブの一種で、イタリア料理によく使われます。
インドや熱帯地方が原産地のため年中青々と育つので多年草ですが、日本では霜が降りると枯れるので一年草扱いとなっています。
日本では春に種を蒔くこととなります。
夏頃から花を咲かせます。
ハス(蓮)学名Nelumbo nuciferaヤマモガシ目ハス科ハス属: ハスは、6月頃になると、大形の桃色の花を咲かせ始めます。 花は、早朝に咲き、昼には閉じます。普通の花より閉じるのは早いです。 ハスは、逆円錐形の花床と雄蕊が多数です。 ハスの葉は、楯状で、葉身は円形で直径は約30cm程度在り、水面に浮かぶ浮葉と、長い葉柄がある空中葉の2種があります。 葉柄は中央に付き、葉表は撥水性があります。スイレンには空中葉は無い。
ハゼノキ(櫨の木、黄櫨の木)学名Toxicodendron succedaneumウルシ科ウルシ属:
果実からは、木蝋を採り、和蝋燭、坐薬や軟膏の基剤、ポマード、石鹸、クレヨンなどの原料として利用される。
木材は、心材が鮮やかな黄色で、工芸品、細工物などに使われる。
雌雄異株の高木。
葉は、互生、奇数羽状複葉。
小葉は、4-6対付き、長さ5-12cm程度の披針形で先端が尖る。
表面は濃い緑色で裏面は緑白色、両面ともに無毛、全縁。
ハゼラン(爆蘭、米花蘭)学名Talinum crassifoliumスベリヒユ科ハゼラン属: 午後の数時間しか咲かない花で、別名、三時花。花は、花径3-4mm程の赤い5弁花です。 花の咲き方はまばらに咲く円錐花序で、線香花火のような咲き方で、花の名はここからイメージされて名付けられました。 葉は、下部の方10cm程度までに互生でつき、多肉質で艶があり、長さは7-8cmにもなります。 上から見ると根生葉のように見えます。
ハタケニラ(畑韮)学名Nothoscordum gracileユリ科ハタケニラ属:
茎先に散房花序をつけ、多数の小さな花をつけます。花茎は15mm程度で、花弁は6枚。
雄蕊は6本で、葯は黄色です。
根際から線形の細い柔らかい葉を出します。
写真の韮も野生化したものです。
鱗茎で繁殖するため、除去は難しいとのこと。
日本へは明治時代の中期に観賞用として渡来した。
ハツユキソウ(初雪草)学名Euphorbia marginataトウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属): ハツユキソウは、北米アメリカ、特に分布域は、ミネソタ州からコロラド州、テキサス州などを中心に広がっており、草原や牧草地などに自生しています。 名前から、冬の花と思いがちですが、和名は夏の花期になると頂部の葉が、白く縁どられて良く目立ち、その姿を雪をかぶった様子に例えたものです。
ハッサク(八朔)学名Citrus hassakuムクロジ目ミカン科ミカン属ハッサク種:
ハッサクの花は、基本は白の5花弁で、6花弁などは稀にしか付きません。
ハッサクの成分の中には、苦味成分であるナリンギンや、ノミリン、リモニンを含んでいて、加工過程で熱を加えると苦味成分が増します。
生食の時、1-2ヶ月冷暗所になるダンボールの中などで熟成させると甘味が増し美味しくなります。
ハナアロエ学名Bulbine frutescensススキノキ科(ツルボラン科)ブルビネ属:
ハナアロエは、南アフリカに分布するツルボラン科ブルビネ属の常緑性多年草です。
ハナアロエ(Bulbine frutescens)が属するブルビネ属の植物は、南アフリカを中心に約30種が分布していますが、
一般的に流通しているのは本種のみです。
「ハナアロエ」の和名を持ちますが、アロエはアロエ属、ハナアロエはブルビネ属で別属の植物です。
ハナイバナ(葉内花)学名Bothriospermum tenellumムラサキ科ハナイバナ属:
花が小さく背丈も低いので全く目立ちません。
花径は2-3mm程度で、白い副花冠があるため、花の中に花があるよう見えます。
主花冠も副花冠も5花弁です。
葉は、長さ2-3cm、幅1-2cm程度の長楕円形或いは楕円形です。
葉と葉の間に花が付くので、この名前があります。
ハナウド (花独活)学名Heracleum nipponicumセリ科ハナウド属:
花独活の花が一面に咲くとなかなかの物.
セリ科特有の咲き方で、複散形花序。
多数の柄に分かれ、その先に小さい白い5花弁を付ける。
それが20個から30個以上集まって傘形になる。
外側の花が大きく、内側の花が小さい。
外側の花びらの先は2つに裂けています。
この傘状の花が20数個の集団となって、大きな1つの花を形成。
ハナカタバミ[オキザリス・ボーウィー] (花片喰)学名Oxalis bowieiカタバミ科カタバミ属:
初めて見たときは、花茎の大きさと葉の大きさにびっくりしました。
花の色は桃色で、花径は3-5cm、雄蕊は黄色。
葉の間から花茎を伸ばし、散形花序を出します。
日当たりがよい場所を好み、曇っていたり日陰になったりすると花を閉じます。
ハナカンザシ学名Rhodanthe anthemoidesキク科 / ローダンテ属:
「花かんざし」は、オーストラリア原産の小さな菊のような中心部は黄色の白い花で、キク科ローダンセ属のローダンセ・アンテモイデス Rhodanthe anthemoidesです。
蕾は赤紫色をしています。
かさかさとしたかわいらしい花が株一面に咲き、冬から春のコンテナの寄せ植えなどに多く利用されます。
高さ10−20pの小型の花で、花径は2p程度で、夜間は花を閉じます。多年草です。
ハナザクロ(花石榴)学名Punica granatum L.cv.plenifloraザクロ科ザクロ属:
ザクロの栽培品種で、八重咲きや花色の変わった観賞用品種の総称です。
一重咲きと八重咲きがあります。
葉腋から短い花柄を出し、朱赤色や白覆輪の八重咲きの花径3-4cmの花を咲かせます。
花は、分厚い革質の6裂した萼を突き破るようにして咲きます。
ジンジャー[ハナシュクシャ(花縮砂)]学名Hedychium coronariumショウガ科ヘディキウム属(シュクシャ属) : 花は、細長い筒部と開出した裂片からなり、芳香が強いです。 花被片は6枚あり、外3枚は合着して花の付け根にあります。 内花被片は3枚で付け根は合着し、花被片の先が3つに分かれています。 唇形の花びらが毛1枚ありますが、これは雄蕊が花びらの形になった物です。 なんと不思議な仕組みでしょう。 高さは1.5-2mと高いです。
ハナショウブ(花菖蒲)学名Iris ensataアヤメ科 アヤメ属: ハナショウブは初夏、梅雨の中でも、ひときわ華やかに咲き誇ります。 野生のノハナショウブをもとに、江戸時代を中心に数多くの品種が育成され、現在2000以上あるといわれています。 アヤメやカキツバタに似ていますが、花弁のつけ根が黄色で、アヤメのような網目模様はなく、葉幅は狭く、 葉脈がはっきりと隆起している点でカキツバタと区別できます。
ハナズオウ(花蘇芳)学名Cercis chinensisマメ科ジャッケツイバラ亜科ハナズオウ属:
早春に枝に花芽を多数付け、桜と競うように咲き始めます。
3-4月頃、葉に先立って開花します。
花には花柄が無く、長さ1cm程度の蝶形の花を群になって幹一杯に付けます。
葉は、マメ科には珍しく単葉で、ハート型で互生です。
ハナニラ(花韮)学名Ipheion uniflorumヒガンバナ科ネギ亜科ハナニラ属:
春、星型の花を咲かせます。花弁は花茎約3cmで花茎に1つ付け、通常6枚、花弁数が多くなるものも出てくる。
花色は、青+白か白が多い。
鱗茎から10-25cmのニラに似た葉を数枚出し、さらに数本の花茎を出す。
地上部が見られるのは開花期を含め春だけ。
葉にはニラやネギのような匂いがあり、このことからハナニラの名がある。
ハナトラノオ(花虎の尾)学名Physostegia virginianaシソ科ハナトラノオ属:
宿根草のため一度植えると放置していてもよく増えます。
日本へは大正時代に観賞用として渡来。
花は、下から順に次々と咲き上がっていきます。
四方に花が咲くため、四角錐のようになります。
花径は2cm位で、唇形をしています。
花弁の下側は3つに裂け、内側に紅紫色の斑点があります。
ハナミズキ(花水木)学名Cornus floridaミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属ハミズキ種:
ハナミズキは、桜が終わった頃から咲き始め、5月中旬頃まで咲いています。
遠目にもよく分かる花です。
この花も変わっていて、花弁に見える4枚の白い或いはピンクの部分は、総苞と言い、花序全体を包む葉が変形したものです。
花弁は、花の真ん中に集まっている、緑色の花径5mm程度の4弁花です。目立ちません。順次開花します。
雄蕊4本。
ハハコグサ(母子草)学名Gnaphalium affineキク科ハハコグサ属:
春の七草の一つの、「御形」のことです。茎の先端に頭状花序の黄色の花を多数つけます。
茎・葉の若いものを食用にします。
草餅には蓬を使いますが、その昔はハハコグサが用いられていたとのこと。
バーベナ学名Verbenaクマツヅラ科 クマツヅラ属(バーベナ属): バーベナには約250種の野生種があり、主に南北アメリカの熱帯から亜熱帯に分布していますが、 、一部は南ヨーロッパ、アジアなど、ユーラシア大陸などに自生しています。 日本にもクマツヅラ(Verbena officinalis)1種が自生しています。 花は、小型で総状花序になり、花弁は5裂し、色は白、ピンク、紫、青などです
ハボタン(葉牡丹)学名Brassica oleracea var. acephalaアブラナ科アブラナ属:
様々に着色した葉が、サニーレタスのように同心円状になりその形態を鑑賞。
大別して、葉に葉緑素以外の色素を持たない品種と、赤キャベツ(実際は濃い紫色)同様に色素を持つものがある。
一定以下の低温に晒されてから出葉すると葉緑素が抜け、白やクリーム色、或いは赤、紫、桃色などに色付く。耐寒性に強く、門松の添え物にも利用される。
パンジー学名Viola × wittrockianaスミレ科スミレ属パンジー種:
パンジーの花は、わずかに重なった2枚の上側の花弁、2枚の脇の花弁、下側3枚の花弁が結合するヒゲ、及び、わずかな切れ込みを持つ1枚の下側の花弁からなっています。
パンジーとビオラの区別は、学問的には無く、通常、花径が5cm以上のものをパンジー、以下のものをビオラと読んでいます。
パンジーとサンシキスミレは別種として扱われる。
ハマナス(浜茄子)学名Rosa rugosaバラ科バラ属:
枝先に紅色の5弁花を1輪から三輪ずつつけます。まれに白い花もあるようです。
花径は6-8cm位あります。野生のバラの仲間では最も大きな花。
根は染料などに、花はお茶などに、果実はローズヒップ(rose hip)として食用になります。
ハルウコン(春鬱金、春宇金、春郁金、春玉金)学名Curcuma aromatica SALISBショウガ目ショウガ科ウコン属: 春、根茎から芽が出ると、すごにピンクの花が咲くので、ハルウコンと呼ばれます。[春ウコン]: キョウオウ (C. aromatica)、生薬名:姜黄(キョウオウ) 主用途:健康食品など(免疫レベルを高くし、ガン、糖尿病などの疾患改善効果判明・根茎を使う)、根茎は淡黄ー黄褐色、苦い
ハルシャギク(波斯菊)学名Coreopsis tinctoriaキク科ハルシャギク属:
ハルシャギクは、北アメリカ原産で、日本へは明治時代初頭に来たとされる帰化植物。
今では空き地や道端などに生え、雑草化しています。
花は、頭状花で、6月頃になると、直径3−4pで中心は濃紅色、周囲は黄色の蛇の目模様の鮮やかな花が咲き、秋頃まで楽しめます。
ヒイラギ(柊・疼木・柊木)学名Osmanthus heterophyllusモクセイ科モクセイ属:
花は、葉腋に花径5mm程の白色の小花を密生させ、花冠は4裂し裂片は反り返ります。
雄株の花は2本の雄蕊が発達し、雌株の花(両性花)は花柱が長く発達して結実します。
果実は、核果で、長さ12-15mmの楕円形になり、翌年6-7月に暗紫色に熟します。
ヒイラギの一番の特徴は、葉の縁に鋭い刺となる鋭鋸歯。
ヒイラギナンテン(柊南天)学名Mahonia japonicaメギ科ヒイラギナンテン属:
江戸時代に日本へ渡来。
枝先に黄色い花を沢山付けます。総状花序。
花弁は6枚で、先が浅く2つに裂けています。
萼片は、9枚あり雄蕊は6本、雌蕊は1本です。
葉は、ヒイラギに似て先が尖って縁には鋸歯がありますが、ヒイラギより軟いです。ヒイラギほど鋭くないです。
ヒガンバナ(彼岸花)学名Lycoris radiataヒガンバナ科ヒガンバナ属:
花茎が地上に突き出し、枝も葉も節も無く、先端に包に包まれた花序が一つだけ付きます。
包が破れると5-7個前後の花が顔を出します。
花は短い柄が有り、横を向いて開き、全体としては全ての花が輪生状に外向きに並びます。
散形花序で6枚の花弁が放射状に付きます。
花弁は、長さ40mm程度、幅は5mm程度と細長く、大きく反り返っています。
ヒサカキ(柃)学名Eurya japonicaツバキ科ヒサカキ属:
枝の下側に短くぶら下がるように壷形の花が多数咲きます。
花は、花茎5-6mm程度で、クリーム色です。
強い芳香を放ち、感じはインスタントラーメンの粉末スープか沢庵のようなスパイシーな独特の臭いです。
葉は、長さ5-7cm程度の倒卵状楕円形で、丸い鋸歯があり、表面は濃い緑色で艶があります。厚みが有り触った感じは堅めです。互生です。
ヒツジグサ(未草)(スイレン)(睡蓮はヒツジグサの漢名)学名Nymphaea tetragonaスイレン科スイレン属ヒツジグサ種: 日本には、スイレン属ではヒツジグサ(未草)の1種類のみ自生。 地下茎から茎を伸ばし、水面に葉と花を1つ浮かべます。花の大きさは5-10cm、萼片が4枚、花弁が10枚ほどの白い花を咲かせます。 根茎から直接伸びる花茎の先端に花をつける。 スイレン(睡蓮)は一般にスイレン属の水生植物の総称として用いられる。
ヒトツバ(一つ葉)学名Pyrrosia linguaシダ綱ウラボシ科ヒトツバ属:
岩の上などにも見られ、比較的乾燥した場所に生える着生植物。
樹皮上や、地面を覆うように生えているところもあります。
庭にも植えられてよく知られているシダです。
葉は、緑或いは黄緑色で、はっきりした柄を持った楕円形の単葉です。
葉は、厚手のやや硬い革質で、表面は一面に細かい星状毛で覆われ綺麗。
基部には長い葉柄があります。
ヒナギキョウ(雛桔梗)学名Wahlencergia marginataキク目キキョウ科ヒナギキョウ属:
花は青紫色で、枝先に1つづつつけます。
花茎は立ち上がり、長さは20cmほどになり、花は葉のついた部分の枝よりずっと上に出ます。
花は上向きに咲き、花弁は漏斗型で長さ5-6mm、先端は5弁に分かれています。
茎は細くまばらに枝分かれします。
ヒナギク(雛菊)(別名はデージー)学名Bellis perennis科属キク科ヒナギク属:
ヒナギク(雛菊)の別名はジー、デイジー、チョウメイギク(長命菊)、エンメイギク(延命菊)です。
ヨーロッパ、北アメリカ・アジア・アオセアニアに外来種として広く帰化しています。
開花期は春で、舌状花が平弁咲きのものと管弁咲きの種類があります。
ヒナゲシ(雛芥子)学名Papaver rhoeasケシ科ケシ属: ヒナゲシ(雛芥子)は、ヨーロッパ中部原産の、ケシ科の耐寒性の一年草で、小麦畑などの雑草です。 繁殖力も旺盛で、日本でも日当たりがよく、乾燥した場所であれば、こぼれダネでもふえます。 ヒナゲシ(雛芥子)は、グビジンソウ(虞美人草)とも呼ばれます。 赤・白・ピンクなどの4弁花を開きます。
ヒナタイノコヅチ(日向猪子槌)学名Achyranthes bidentata var. tomentosaヒユ科イノコヅチ属:
茎先に穂状花序を出し、緑色の目立たない柄のない花を均等に付け、刺状です。
花径は5-6mm程度。花弁は5枚、雄しべは5本、雌しべは1本。
茎は分枝し高さ40〜90cm、4稜形で節はやや膨らみ、やや紅茶色を帯びてる。
葉は対生で、やや厚く光沢は無い。
ヒノキ(檜/桧)学名Chamaecyparis obtusaヒノキ科ヒノキ属:
ヒノキ(檜/桧)は、ヒノキ科ヒノキ属の針葉樹で、人工林として多く植栽されています。
ヒノキは、漢字としては檜、桧、檜木、扁柏などが当てられています。
ヒノキは、本州の福島県以南、四国、九州の屋久島まで分布しています。
多雪を嫌うため日本海側にはあまり分布せず、スギに比べて分布地は著しく太平洋側に偏っています。
ヒペリカム・ヒドコート(タイリンキンシバイ(大輪金糸梅))学名Hypericum patulum ’Hidcote’科属:オトギリソウ科オトギリソウ属
ヒペリカム・ヒドコートは、中国原産のキンシバイの園芸種で、大輪金糸梅(タイリンキンシバイ)とも呼ばれるオトギリソウ科の
半常緑低木です。キンシバイより大輪の黄色い花が初夏に株一面に開花します。
ヒペリカム・ヒドコートの葉の特徴は、十字対生であることです。
ヒマツリ (火祭り)学名Crassula capitella ssp.thyrsifolia 'Flame' ベンケイソウ科クラッスラ属: ヒマツリは、南アフリカなどが原産の多肉植物です。 生長期は春から秋で、夏頃に茎の先端あたりから花芽を出して伸びます。 花は穂状に小さな白花がまとめて咲きます。 葉は,夏までは緑色ですが、秋から冬にかけ燃える炎のように赤く色づきます。
ヒマラヤスギ(ヒマラヤ杉)学名Cedrus deodara科属:マツ綱マツ目マツ科ヒマラヤスギ属
ヒマラヤスギは、「スギ」と付いていますが、スギ科(現ヒノキ科)ではなくマツ科です。
雌雄同株雌雄異花。
葉は、短枝には束生し、長枝には螺旋状に付きます。葉の色は、白味を帯びた明るい緑色から濃い緑に変化します。
老木になってから開花します。受粉した雌花は、1年ほどかかって成熟し、樽形の球果となる。
ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪の下)学名Bergenia stracheyiユキノシタ科ヒマラヤユキノシタ属: 花茎1cm程度の5花弁の桃色の花が多数、円錐花序で咲き、新春にはふさわしい。 ヒマラヤ育ちなので耐寒性が高く育てやすい。 根際から生える葉は大きくて丸く(長さ10-20cm、幅10cm程度)、ロゼット状となり、薄茶色のツワブキのような大きな花茎を出す。 ヒマラヤユキノシタ属には10種程度ある。
ヒマワリ (向日葵)学名Helianthus annuusキク科ヒマワリ属: 茎先に花茎20-30cm位の花頭を付けます。 キク科の特徴として、多数の花が集まって頭状花序を形成します。 花は大きな一つの花に見えますが、外輪の黄色い花びらは舌状花で、内側の花びらがない花は筒状花です。 葉は、ハート形で互生します。縁には鋸歯があります。 栽培用のものは、種を食用とし、或いは採油します。
ピーマン学名Capsicum annuum var. grossumナス科トウガラシ属:
花は、葉の脇に下向きに付きます。
花冠は筒状で6つに裂けています。
葉は卵形で、互生です。
甘口トウガラシ品種の中で釣鐘状をしており、未熟な緑色をしたものがピーマンと呼ばれます。
念のため赤く熟すものも観察しました。9割程度の熟し方。皮は硬くなっています。味も落ちます。
ヒメイワダレソウ(姫岩垂草)学名Lippia canescensクマツヅラ科イワダレソウ属: 3-4mmの小花が多数集まって、径1.5cmくらいの球状の花を咲かせます。 匍匐性で、株から多数の茎を伸ばし、長い花柄が出、その先に3-4mmの白い小花を多数(数十個ある)付け、径1.5cm位の球状の花を咲かせます。 花の中央部分には黄色やピンクの部分もあり、花の形はランタナに似ています。ランタナを小振りにした感じ。 葉は対生、鋸歯あり。
ヒメウズ(姫烏頭)学名Semiaquilegia adoxoidesキンポウゲ科ヒメウズ属:
花は小振りで枝先に頭を垂れて咲いています。
花径は4-5mm程度で、花弁に見える長さ5mm程度の長楕円形のもの(白又は薄紅色)は萼片です。
花弁は黄色の筒状になった部分で、その中に雄蕊・雌蕊が見えます。
花には、小さな短い距(きょ)が多数あります。
ヒメオドリコソウ(姫踊子草)学名Lamium purpureumシソ科オドリコソウ属:
先端の葉の脇に、小さな唇形をした淡い赤紫色の花をたくさんつけます。
葉は卵形で、2枚ずつ向かい合って生えます(対生)。
葉の縁には鈍いぎざぎざがあり、葉には柔らかい毛が生えています。
上の葉は小さく、下へ行くほど大きくなって下向きになっています。
上のほうは赤紫蘇の葉を薄くしたような色、下のほうは緑の紫蘇の葉に似ています。
ヒメクグ(姫莎草)学名Kyllinga brevifolia Rottb. var. leiolepisカヤツリグサ科ヒメクグ属:
水田の畦道や湿った日の当たるところに多く生えます。
花序はくす玉のような球状で、花茎の先に1個だけ付き、柄はありません。
径は5-10mm強程度と小さく、密に多数の小穂を付け緑色です。
ヒメコバンソウ(姫小判草)学名Briza minorイネ科コバンソウ属:
茎先に円錐花序を出し、小穂は(長さ4mm程度)やや扁平で、淡い緑色をしています。
葉は線形で、ほぼ垂直に立っている。
実は、えい果。
日本へは江戸時代の後期に渡来し雑草化。
コバンソウ(小判草)に似た小さい小穂(形は三角形)をつけることから名付けられました。
小穂を振るとかすかに音をたてることからスズガヤ(鈴萱)とも呼ばれます。
ヒメザクロ(姫石榴)学名Punica granatum L. var.nana ザクロ科ザクロ属:
ザクロの矮性変種で、中国で育成され、江戸時代に日本へ移入されたとされています。
朝鮮経由で移入されたようで、その為チョウセンザクロの別名が有ります。
一重と八重が有ります。
花の大きさは、花径約3-4cm程度。
ヒメジョオン(姫女苑)学名Erigeron annuusキク科ムカシヨモギ属:
茎先に花径2cm位の花をたくさんつけます。
真ん中に黄色い筒状花があり周りに白くて細い舌状花がつく。
舌状花は淡い紅紫色を帯びるものも有ります。
葉は、幅の狭い被針形。
ヒメツルソバ (姫蔓蕎麦)学名Persicaria capitataタデ科イヌタデ属:
茎先に6-8mm程度の球形をした円錐花序を出し、紅色の小さな花を多数つけます。
葉は卵形で互生です。葉の先は尖り、暗い紫色をしたV字模様の斑があります。
秋になると、紅葉します。
ヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草)学名Vinca majorキョウチクトウ科ツルニチニチソウ属:
我が家のヒメツルニチニチソウは庭の片隅に植えていますが、繁殖力が旺盛。
色は青紫色一色で変化はありません。
萼に毛がありません。よく似たツルニチニチソウは萼に毛が有ります。
花の形は、ニチニチソウに似ています。
ニチニチソウは上に伸び若干横に広がりますが、ヒメツルニチニチソウはフイリツルニチニチソウと同じく完全に蔓性です。
ヒメヒオウギズイセン(モントブレチア) [姫檜扇水仙]学名Crocosmia x crocosmiifloraアヤメ科 ヒメトウショウブ属: 両親は南アフリカ産でフランスで交配によって作出された園芸品種で、 交配親は檜扇水仙(ヒオウギズイセン)と姫唐菖蒲(ヒメトウショウブ)です。 花の色は朱赤色で、下のほうから順に咲き上がります。 花びら(花被片)は6枚で、内側と外側に3枚ずつあり、根元のほうでくっついています。
ヒメヒオウギ(ヒメヒオウギアヤメ) (姫緋扇)学名Lapeirousia laxa (=Anomatheca laxa) アヤメ科ラペイルージア属: 花茎は、2-3cm程度の6花弁に、下3枚の付け根部分に、濃い紅色の斑が入るのが最大の特徴です。 斑は、3枚に入るのが標準です。 花弁は6枚に見えますが、大きく切れ込みが在り、3cm程度の漏斗状で、オシロイバナと同じ構造に見えます。 即ち、花弁に見える部分は萼と思え、萼に見える部分は、総苞と思われます。
ヒメマツバボタン(姫松葉牡丹) 学名Portulaca pilosa ヒメマツバボタン(姫松葉牡丹): 花径はマツバボタンより遥かに小さく、通常7-8mm程度が多く、5-15mm。 花は一重で、花弁は、3-5mm程度で5花弁、花弁の中心先端が尖っています。 雌蕊の柱頭は赤く、3-5個に分岐しヒトデのようです。 雄蕊は多数あり(15個ほどある)、葯は黄色です。 果実はの蓋果で、長さ2-4mm程度の楕円形、種子は多数あり、種子の径は0.4-0.6mmの円盤型。
ヒメムカシヨモギ(姫昔蓬)学名Erigeron canadensisキク科ムカシヨモギ属:
茎の上部に小さな頭花を円錐状に多数付けています。
筒状花の周りに1mm程度の白い舌状花が多数あり、はっきり見えます。(オオアレチノギク、アレチノギクは、舌状花は見えません。)
頭花の大きさは3mm程度。
総苞は筒形で、総苞片は淡緑色の線形です。
葉は、長い線形で、茎を取り巻くように互生します。
ヒメヤブラン(姫薮蘭)学名Liriope minor科ジカクシ科(APG植物分類体系)ヤブラン属:
花は、花茎上部に総状花序を付けますが、淡紫色の小さい花が疎らに付きます。花被片は、長さ約4mm程で6個あり、長楕円形で、やや上向きに平開します。
雄蕊は6個、雌蕊は1個ですが、雄蕊は片側に寄り、雌蕊を避けるように付き、雌蕊は曲がって上を向きます。
花糸は太く、葯は長形で黄色、花柱は円柱状で小形の柱頭を持ち白です。
ヒメユリ (姫百合) 学名Lilium concolor var. partheneionユリ科ユリ属: ヒメユリ(姫百合;L.concolor)は、日本をはじめ、中国や朝鮮半島北部、アムール地方などに自生するユリです。 日本では、北は東北地方から南は九州まで、幅広い地域に自生しています。 花被片はやや多肉質で6個あり、長さ3〜4cmの倒披針形、朱赤色で内面に濃い色の斑点があります。
ヒメリュウキンカ(姫立金花)学名Ranunculus ficariaキンポウゲ科キンポウゲ属:
花径2-3cm程度の光沢のある黄色い花が咲きます。
日本へは園芸用として渡来し、野生化したものが、半木陰でやや湿った道路沿いや畑地、荒地などに見られます。
基本的に花の色は黄ですが、園芸品種には花の大きさが違ったり、白花やクリーム色のものもあり、八重咲き(ヤエザキヒメリュウキンカ)もあります。
ヒャクニチソウ(百日草)学名Zinnia elegansキク科ヒャクニチソウ属又はジニア属:
花弁の付き方は多様で、さじ形などの一重、管状花の先が弁花する一重、さじ形の八重のダリアのような咲き方、管弁のカクタス咲き(より合わせたような細長い花弁がたくさん付く咲き方)、半球形になるポンポン咲き
などと多い。
茎は直立し、葉は紡錘形で対生します。
非常に強健な花で、夏の暑い日ざしでも咲き続け、名前の通り長期間楽しめます。
ヒヤシンス(風信子、飛信子)学名ユリ科ヒヤシンス属:
原種の花の色は紫青色ですが、品種改良が進み、多彩な色の花があり総状花序で付けます。
花径は、1.3-2cm程度で、種類により若干差があります。
花は、上半分が6裂して反り返っています。
オスマン帝国で栽培され園芸化されました。オランダで品種改良。
ビヨウヤナギ(美容柳、未央柳)学名Hypericum monogynumオトギリソウ科オトギリソウ属:
花茎5cm程度の5弁の花を咲かせる。
雄蕊が長く多数あって、一見派手。道路沿いなどでよく目立つ。
雄蕊の基部は5つの束になっている。
花びらは、変形し且つ半分ぎざぎざが有る独特の形をしている。
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)学名Solanum lyratumナス科ナス属:
花は散状花序で多数付く。
花は、花径1cm程で、外に大きく反り返った5枚の白の花弁を持ち、花弁の基部に2個の緑色の斑点がある。
雌蕊1本と雄蕊5本があり、葯は黄色や黒褐色で、花糸は太く短く、全体に前へ突き出す格好をしている。葉は、互生し、下部の葉はアサガオに似た3裂し深い切れ込みがあり、上部の葉は卵形で、部位によって大きく変形する。
ヒヨドリバナ(鵯花)学名Eupatorium makinoiキク科ヒヨドリバナ属:
林道沿いや渓流沿いなどで日当たりの良い場所に自生しています。
頭花は散房状に付いて、5個程の白色の筒状花(とうじょうか)=管状花(かんじょうか)から出来ています。
総苞は長さ5〜6mm程度。総苞外片は、短いです。
花冠の先は、浅く5裂していて、花柱の先が2つ分枝して長く伸び出しています。
葉は、対生し、短柄があり、卵状長楕円形です。
ヒラドツツジ(平戸躑躅)学名Rhododendron × pulchrum ツツジ科ツツジ属ヒラドツツジ種:
ケラマツツジ(琉球産)、モチツツジ、キシツツジなどの交配種の品種群を指します。
ヒラドツツジという原種があるわけではありません。間違いのないように。
古くから長崎県平戸市で栽培されてきたことが名前の由来とされます。
ピラミッドアジサイ(ノリウツギ「ミナヅキ」)学名Hydrangea paniculata ‘Grandiflora’アジサイ科ジサイ属(ハイドランジア属):
ピラミッドアジサイは、日本から中国にかけて自生するアジサイの仲間のノリウツギ(Hydrangea paniculata)の一種で、花房が全て装飾花化した園芸品種です。
アジサイの種類の多くが毬状の花房を特徴とするのに対して、ピラミッドアジサイの特徴は円錐状の花房から通称「ピラミッドアジサイ」という名前もあり、店頭ではアジサイとともに鉢花として並ぶことが多いです。
アジサイは梅雨時に開花を迎える印象がありますが、ピラミッドアジサイは7月が開花時期の始まりです。
ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)学名Oenothera speciosaアカバナ科マツヨイグサ属:
花弁の数は4枚。花径は4-5cm位。
8本の雄蕊と、先端が十字型をした雌蕊があります。
葉は、披針形で互生します。縁には波状のぎざぎざがある。
名称の由来は、宵に咲くツキミソウと違って、昼間にも開花していることによる。
花の色がピンクのものは、モモイロヒルザキツキミソウといいます。
ビワ(枇杷)
学名Eriobotrya japonicaバラ科ビワ属:
日本には古代に持ち込まれたと考えられています。昔から季節の果物として親しんできました。枝葉は、春・夏・秋と年に3度伸長し、花芽は主に春枝の先端に付きます。八朔も同じです。
ブーゲンビレア学名Bougainvilleaオシロイバナ科ブーゲンビレア属: ブーゲンビレアは丈夫で長期間開花することから、熱帯各地で親しまれているつる性の熱帯花木です。 美しく着色した部分は苞葉(花を取り巻く葉)で、通常3枚もしくは6枚あり、中心部に白色の小さな筒状の花をつけます。 花の色は赤から白まで変化に富み、ピンクやマゼンタ、紫、橙、黄のものもあるように見えます。
フイリツルニチニチソウ(斑入り蔓日日草)学名Vinca major 'Variegata'科属キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属:
花径4〜5センチの青紫色をした花をつけます。
花冠は5つに裂け、プロペラのような感じ。
葉はよく茂りますが、花つきは少ない。
特徴は、葉に斑が入ること。
フウ(楓)学名Liquidambar formosanaユキノシタ目フウ科フウ属フウ種:
フウは台湾、中国南部原産の落葉高木で、日本へは江戸時代中期の享保年間に渡来しました。
葉は、互生し、掌状に3裂し、先端は尾状となり、縁に鋸歯があります。
秋に紅葉します。雌雄異株。
春、新葉が出るとともに花が咲き、雄花序は、頭状でさらに総状に集まり、雌花序は頭状に単生し、萼片、花被片ともにありません。
フウセンカズラ(風船葛)学名Cardiospermum halicacabumムクロジ科フウセンカズラ属:
花は葉腋からでる長い柄の先に数個付き、5mm位の白い4弁花を咲かせます。果実は、風船状に大きく膨らみ、ホオズキのような形で、風船のように垂れ下がって付き、緑色ですが、後に茶色く枯れます。種子は球形で大粒、なめらかな黒でハート形の白い部分があります。
フウセントウワタ(風船唐綿)学名ガガイモ科フウセントウワタ属:
花より、風線状の果実の方が鑑賞対象とされてる。葉の脇から散状花序を出し下向きの小さな花を10個くらい付ける。
花冠は白く5つに裂けている。
真ん中の副花冠は淡い紫色で5片となっている。
実は、毛(サボテンのように硬くない)があり、緑色の球状で先が尖っている。
裂果で晩秋になると白い綿毛の付いた種子が出る。フウセンダマノキ。
フクシア学名Fuchsiaアカバナ科フクシア属: フクシアは下向きに咲く上品な花姿から、貴婦人のイヤリングと呼ばれることもあります。 花形は一重咲きから八重咲きまであり、花の大きさは1cmにも満たない小輪から8cmを超える大輪までと多種多様です。 野生種のトリフィラをもとに交雑された品種の花は、萼の筒状部が長く、中から花弁がわずかにのぞく朱赤色で一重の花が特徴です
フジ(藤)学名Wisteria floribundaマメ科フジ属:
蔓は木に巻きついて登り、樹冠に広がります。
蔓の巻き方はフジは右巻きで、かなり太くなる。
ヤマフジは左巻き。
花序は長くしだれて、30cmから80cmに達します。花序はヤマフジの方が短い。写真はヤマフジ。
フジバカマ(藤袴)学名Eupatorium japonicumキク科ヒヨドリバナ属:
淡い紅紫色をした筒状花だけの小さな頭花を散房状に沢山付けます。
1つの頭花は、5つの筒状花で構成されています。
筒状花の先は5つに裂け、細くて白い2本の花柱(雌蕊)が飛び出しています。
葉は、対生で、上部の葉はよく3裂し、短いですが葉柄があります。
茎は直立し、硬く、断面は円柱状です。
フユサンゴ(冬珊瑚)学名Solanum pseudocapsicumナス科ソラヌム属:
夏過ぎから翌年1月くらいまで黄色やオレンジ色の果実を楽しむことが出来ます。
実の色の変化は、
フユサンゴ:白→オレンジ→朱色、
ビックボーイ:緑→オレンジ→朱色。
普通のフユサンゴは、実の大きさは小さいのですが実が多く付きます。
ビッグボーイ種は逆に、実は大きいのですが、実付きが少なくなってしまいます。
ブタナ(豚菜)学名Hypochaeris radicataキク科エゾコウゾリナ属: 茎の先に花径3-4cmの舌状花だけからなる頭花をつけます。 総苞片はほぼ3列で直立しています。 総苞片の背面に1列に白い毛が生えています。 ブタナの花茎の上部で1-3本位枝分かれし複数の頭花をつけますが、タンポポ属は、1つの花茎に1つの頭花を付けるところがブタナと違うところです。 葉は、全て根生で鋸歯があり、両面や縁に剛毛が生えています。
プルメリア学名Plumeriaキョウチクトウ科インドソケイ属(プルメリア属):
プルメリアは、中南米、カリブ海諸国の原産で、300種類が確認されています。
プルメリアは丈夫で、1年を通じて開花する性質があるため、熱帯花木を代表する種類として世界中の熱帯地域で広く植えられています。
花には芳香があり、ハワイではレイにも使われます。
フレンチラベンダー学名Lavandula stoechasシソ科ラヴァンデュラ属:
花の色は濃い紫色。花穂の長さは5cm位。
ウサギの耳のように花びらが二本、ぴょんと飛び出すのが特徴。
他のラベンダーより暑さに強く日本での栽培に比較的に向いています。
比較的耐暑性と耐寒性がある。
フヨウ(芙蓉)学名Hibiscus mutabilisアオイ科フヨウ属:
上部の葉の脇に、淡紅色やの花茎10-15cm程度の5弁花を、回旋し椀状に広がり付けます。(日日草も同じく回旋し開きます。)
花の真ん中にあるものは、雄蕊と雌蕊の集まったもので、雌蕊は突き出し5裂します。
ハイビスカスなどフヨウ属の特徴です。
八重咲きもあります。
花は、一日花で、朝咲いて夕方には萎みます。
フヨウカタバミ(芙蓉片喰)学名Oxalis variabilis(=purpurea)カタバミ科カタバミ属:
花は、花径3-4cm程度の白-ピンク-赤色の5花弁で、渦巻くように重なって咲きます。
花弁の基部は黄色です。
地下茎は無く、長い葉柄(5cm以下)のある葉を数本根生します。
葉は、3枚の小葉で、頂部は殆ど凹まず丸く、円形或いは倒卵形で、葉の縁に毛が多数あります。
直径1cmほどの卵形の鱗茎を作って増えます。
ブラシノキ学名Callistemon speciosusフトモモ科ブラシノキ属(カリステモン属):
枝先に濃赤色の長さ10cm程度の穂状花序を付け、花穂全体がビンなどを洗う時使うブラシにそっくりです。
濃赤色の雌蕊が1本、雄蕊は多数有りますが、蕾の時は毛糸玉のように丸まっていて、開花すると最初に雌蕊が飛び出し、その後雄蕊が束になって花の外に飛び出します。
従ってブラシのように見えるのです。
花弁は緑色で、小さく目立ちません。
ブラックベリー(キイチゴ)学名Rubusバラ科キイチゴ属:
ブラックベリー は、大きく、立ち性と蔓性に分けられ、バラ科キイチゴ属の一群の種、又は、1種の低木及びその果実を言い、刺のあるものと無いものがあります。
花被片は、5-7枚で、同じ固体で花被片数の変化、色の変化があります。
ブラックベリーは、花托の上に小粒の果実が房のように集まって付き、黒色(又は赤色)に熟します。
果実は食用。
フランスギク(仏蘭西菊)学名Leucanthemum vulgareキク科フランスギク属 :
フランスギク属は、ヨーロッパ、北アフリカからアジアにかけての温帯地方に70種ほどが分布しています。
日本では、フランスギクが帰化しており、野生化し道端などで見ることが出来、掲載写真のものも道端のものです。
花は、直径5cmほどの白色の頭状花で、舌状花は雌性、筒状花は両性です。
フリージア学名Freesiaアヤメ科 フリージア属: フリージアは芳香があり、切り花としても人気の高く、12種の野生種が南アフリカに分布しています。 6〜12輪くらいの花を穂状に咲かせ、一重と八重があり、花色も豊富です。 特に黄花と白花は香りが強い傾向にあります。
プリムラ・マラコイデス(化粧ザクラ)学名Primula malacoides サクラソウ科サクラソウ属: 花茎を長く伸ばして段状にたくさんの花を付ける。花茎は3cm〜5cm、色はピンク、淡紫、白などがある。 日当たりを好む。品種によって耐寒性に差がある(耐寒性、非耐寒性)。、高温多湿に弱く花後に枯れてしまう。 多くの園芸品種があり、草丈、花の色や大きさなどは様々です。 葉や茎に白い粉が付くので、ケジョウザクラ(化粧桜)の和名があります。
プリムラ・ジュリアン学名Primula julianサクラソウ科サクラソウ属:
プリムラ・ジュリアンは、サクラソウ科サクラソウ属の多年草で、プリムラの園芸品種です。
ヨーロッパを原産とするプリムラ・ポリアンサと、プリムラ・ジュリエを交配させて1972年に誕生しました。
草丈は10〜20cmほどと小型ですが、大きな花が咲きます。
花びらに桜のような浅い切れ込みが入っていることが特徴です。
プリンセチア学名Euphorbia pulcherrimaトウダイグサ科ユーフォルビア属:
プリンセチアは、トウダイグサ科ユーフォルビア属に分類されるポインセチアの園芸品種です。
ポインセチアは真っ赤な色をしているのに対して、プリンセチアはピンク色で薄くなっています。
プリンセチアは、ポインセチアよりも花びらの大きさが小さいですが、色が鮮やかで、ポインセチアと比べ、プリンセチアは丈夫なため長く楽しめます。
ブロッコリー学名Brassica oleracea var. italicaアブラナ科アブラナ属:
ブロッコリーは、よく食べる野菜ですが、普通見る状態は蕾の状態の花序と茎です。
花を食用とするキャベツの一種がイタリアで品種改良され現在の姿になったといわれています。
カリフラワーはブロッコリーの変種。
収穫しなかったり、花の状態を好んで食べるために栽培を続けると、大きくなった花序に黄色やクリーム色の花を付けます。
ヘクソカズラ(屁糞葛)学名Paederia scandensアカネ科ヘクソカズラ属:
花弁は白の筒状で、長さ1cm程度、先が5つに裂けています。
中心は紅紫色です。その色合いが灸を据えたように見えるのでヤイトバナ(灸花)の別名があります。
果実は、球形で黄褐色に熟します。
果実は、しもやけ、あかぎれなどの外用民間薬として使われます。蔓性多年草。
ベゴニア・センパフローレンス(四季咲きベゴニア)学名Begonia Semperflorens-cultorum Groupシュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属): ベゴニアは、オーストラリアを除く熱帯、亜熱帯地域に自生する背の低い草花で、900余りの原種と15000を超える交配種があります。 ベゴニアは多くの園芸品種があり、茎や根を形質的に分けると、エラチオール・ベゴニア、木立性ベコニア、 根茎性ベコニア、球根性ベコニアとなります。 なかでも四季咲きベゴニアはベゴニア・センパフローレンスともいい、 ブラジル原産のほぼ周年開花する品種を掛け合わせられた園芸品種群です。
ヘチマ(糸瓜、天糸瓜)学名Luffa cylindrica (L.) Roem.ウリ科ヘチマ属:
ヘチマは利用効果の高い植物で、筆者が小学生のころまでの昭和20−30年代は、各家庭でヘチマを栽培し、若い果実を食べたり、成熟した果実の繊維を食器洗いや浴槽などのタワシとして(当時スポンジはまだ無かった。)利用したり、特に母親は、汁液を化粧水として或はアカギレの薬として利用したものです。
ペチュニア学名Petuniaナス科ツクバネアサガオ属(ペチュニア属): ペチュニアはコンテナや花壇などでおなじみの草花です。 枝垂れるものやこんもりと茂るもの、大輪〜小輪、八重咲きなど、いろいろな園芸品種があります。 南アメリカに自生するペチュニア・アキシラリス、ペチュニア・インテグリフォリアをもとに、 ヨーロッパやアメリカで品種改良が進み、多様な品種がつくり出されました。
ペチュニア:ビスタミニブルースター学名Petunia hybridsナス科ペチュニア属:
ペチュニア:スーパーチュニア ビスタミニ ブルースターは、ジャパンフラワーセレクション2016-2017でフラワーオブザイヤー(最優秀賞)を受賞したペチュニアの新品種です。
スーパーチュニアは、より強健な親から生まれた新しいタイプの栄養系ペチュニアです。
現在販売されている様々なペチュニアに比べ、より強健な性質を保ちます。
また側枝の芽吹きが良く、生育が早いため、きれいな草姿に仕上がり、春早くから秋遅くまで開花します。
ベニバナ(紅花)学名Carthamus tinctoriusキク科ベニバナ属:
ベニバナ(紅花)は、キク科・ベニバナ属に分類される一年草もしくは多年草です。
原産はアフリカのエチオピアといわれ地中海やエジプトを通り世界へ広まりました。
日本には5‐6世紀頃に渡来したといわれています。
草丈は60〜120cmほどに生長し、縁にトゲのある葉っぱを互い違いにつけます。
花は、ポンポンのような黄色い花を上向きに咲かせます。
見た目はアザミに似ており、咲き進むにつれて黄色からオレンジ色、紅色へと花色が変化することが特徴です。
ベニバナツメクサ(紅花詰草)学名Trifolium incarnatum L.マメ科シャクジソウ属ベニバナツメクサ種: 茎の先端に花径10-20mm、高さ20-30mm程度のトーチ状の細長い紅色の花をつけます。 長さ15mm程度の蝶形の花が集まってトーチ状或いは円錐状になります。 葉は、3枚の小葉からなる複葉(3出複葉)で互生し、心臓型の葉先が浅くへこんでいて、両面に毛があり、葉の上部に鋸歯があります。 葉の基部には、筒状の托葉があります
ベニバナトキワマンサク(紅花常盤満作)学名Loropetalum chinenseマンサク科トキワマンサク属: 花は、マンサクと同じく細長い紐状です。 長さ2-5cmの細長いリボンのような花弁が4枚付き、3-7個程度の花が集合し、小花序を形成します。 葉は、互生で単葉の卵形−長楕円形で、毛が密生し、全縁で、光沢が有ります。 葉色は、新芽や若葉の時赤紫色で、成長すると緑色に変わる青葉種と、紅色を保つ紅葉種があります。
ベニバナボロギク(紅花襤褸菊)学名Crassocephalum crepidioidesキク科ベニバナボロギク属:
花は菊のようにならず、筒状の頭状花序は管状花をそろえて束ねたたような形で、先端だけが赤っぽくなる。
舌状花は無い。花の下で茎が曲がり、頭を垂れたように下を向く。
ベニバナマメアサガオ(紅花豆朝顔)学名Ipomoea lacunosa L. forma purpurata Fern.ヒルガオ科サツマイモ属:
北アメリカ原産の帰化植物。
白色であるマメアサガオの品種の、花が淡紅色のものを、ベニバナマメアサガオと呼びます。
間違えやすいホシアサガオは、花の色が同じ淡紅色ですが、中心部が濃紅色の点が一番異なるところです。
ヘビイチゴ(蛇苺)学名Duchesnea chrysanthaバラ科ヘビイチゴ属:
花茎10-15mm位で5枚の花びらを持つ黄色い花を咲かせます。
葉は3出複葉。小葉は長さ2-3cmの楕円形で、縁にはぎざぎざがある。
赤く熟した苺のような実を付ける。中は埋められていて空隙は無く、艶が無い。クサイチゴと比較。
花は、多数の雄しべと多数の雌しべで出来ている。1個の雄しべが1個の果実となるので、1つの花には、多数の果実が出来ることになる。それぞれの果実は「そう果」と呼ばれ、皺がある。
分かり易く言えば、粒粒が果実(そう果)。従って、果実のように見える部分は、「偽果」(10mm程度)で、多数の雄しべをくっつけている花床(かしょう)が大きく発達して果実のようになっている。
ベビーサンローズ、ハナツルソウ (花蔓草)学名Aptenia cordifoliaツルナ(ハマミズナ)科アプテニア属: 茎が分岐し、匍匐性の植物で、地面を這うように四方に広がり、暑い時期に緑のグランドカバーなどが出来ます。 花は、若干マツバギクやデージーに似た、鮮やかな花径1.5cm程度の濃い桃色や赤など花を付けます。花数は多くなくぼつぼつと咲きます。 葉は、先の尖ったへら状或いは心臓形の多肉質で、鮮やかな緑色をし、光沢がある。
ペピーノ学名Solanum muricatum Ait.ナス科ナス属: ペピーノの原産地は南アメリカで、古代からアンデス山脈一帯の地域で栽培されています。 ペピーノは、ナス科ナス属の植物で、果実は多汁で甘く芳香があり、メロンのような風味があり、生でスライスして食用とします。 ニュージーランドで盛んに栽培され優れた品種が作出されています。
ヘラオオバコ(箆大葉子)学名Plantago lanceolataオオバコ科オオバコ属: 穂には小さな花が白い輪のように密生していて、遠目でも目立ちます。 輪の花ように見えるのは、雌蕊の葯で、葯は2-2.5mm程度で長い花糸があります。 花柱は、10mm位長く、花外につき出しています。 花穂は長さ3-5cm、径1cm程度あり、雌性期から雄性期へ移り、下から上へ順番に咲いていきます。 葉は、細長いへら状で、放射状に多数伸びています。
ペラルゴニウム(テンジクアオイ)学名Pelargonium Regal Groupフウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属):
ペラルゴニウムはゼラニウムの仲間で、春から初夏にかけて華やかな花を咲かせます。
別名テンジクアオイとも呼ばれて、コウノトリのくちばしに似ていることからギリシャ語の「ペラルゴニウム」という名前が付けられました。
ペラルゴニウムは春から初夏にかけて咲く一季咲きの多年草です。
ゼラニウムにはない深紅色の花や、上2枚あるいは5枚すべての花弁の中心に黒や赤色のブロッチ(斑紋)
やストライプの模様(条斑)が入る花、ビオラに似た2色咲きの小輪花など多彩です。
ヘレボルス・チベタヌス(クリスマスローズ)学名Helleborus thibetanusキンポウゲ科ヘレボルス属:
花茎3cm位の淡い桃色の花をつけます。
花びらのように見えるのは、萼片で、5枚あります。光が透けるほどの薄紙のようです。
葉は、手の平状の複葉で、柔らかく、縁には鋸歯があります。
ベンジャミン(斑入り)学名Ficus benjaminaクワ科イチジク属(フィカス属):
ベンジャミンは、原産地はインドから東南アジアにかけての地域で、インドゴムノキやイチジクと同じイチジク属の植物です。
街路樹などに用いられます。葉は小さく、葉身は長さ10センチメートル (cm) になる卵状楕円形をしており、緑色の皮質で光沢がありますが、
斑入りの栽培品種もあります。斑入りの栽培品種もあります。
ポインセチア学名Euphorbia pulcherrimaトウダイグサ科トウダイグサ属(ユーフォルビア属):
ポインセチアはメキシコの山地原産のユーフォルビア・プルケリマ(Euphorbia pulcherrima)を改良してつくられました。
クリスマスが近くなると花屋に鉢物が出回ることから「クリスマスフラワー」とも呼ばれます。
花は、杯状花序です。
花の下に着く葉の形の苞葉が赤く染まり、鑑賞の対象となります。
ホウキギ(ホウキグサ)(箒木、箒草)学名Bassia scopariaヒユ科バッシア属:
紅葉したときの美しさで知られています。
茎を乾燥させて庭箒を作るのでもそれなりに有名で、和名の元になっています。
葉の付け根に淡い緑色をした小花を穂状に付けます。
雌雄同株です。
よく枝分かれして、細長く先の尖った披針形の葉を互生で付けます。実は球形の胞果で、「どんぶり」と呼ばれ食用になり、「畑のキャビア」とも呼ばれる。
ホウキギク(箒菊)学名Aster subulatumキク科ホウキギク属:
花序の枝は、30-50度の角度で立ち、花径5-6mm程度の多数の小さな花頭を付ける。
舌状花は、白〜淡紫色で、筒状花は黄色、冠毛は花冠が隠れるくらい長い。
茎葉共に無毛で、茎は直立。
葉は、白味を帯びていて、幅0.5-1cm以下で、無柄で茎を抱き、基部から刃先までほぼ同じ幅。
花後は冠毛はさらに伸び、総苞の外に突き出る。
ホオズキ(鬼灯、鬼燈、酸漿)学名Physalis alkekengi var. franchetii:ナス科ホオズキ属: ホオズキは、赤いちょうちんがぶら下がったような姿が愛らしく、古くから親しまれてきました。 このちょうちんのような袋は、ホオズキの萼です。 ホオズキは3月ごろ、地下茎から芽を伸ばし始め、5月から6月ごろ、伸びた茎の各節に薄クリーム色の花を咲かせます。 花が受粉すると果実だけではなく、六角状の萼(がく)の部分が発達して非常に大きく成長し、袋状に果実を包み込みます。 袋状に育った萼は、最初緑色ですが、8月ごろから朱赤に色づき、これが観賞用にされています。
ボケ(木瓜)学名Chaenomeles speciosaバラ科ボケ属:
花は葉より先に咲き、
花径は2.5-3.5cm程度。
葉は、楕円形で、長さ5-9cm程度。
小枝に棘があります。
果実が瓜に似ており、木になる瓜で「木瓜(もけ)」とよばれたものが「ぼけ」に転訛(てんか)したとも、「木瓜(ぼっくわ)」から「ぼけ」に転訛したとも言われています。
ホシアサガオ(星朝顔)学名Ipomoea triloba Lヒルガオ科サツマイモ属:
ホシアサガオは、熱帯アメリカ原産で、北アメリカ、オーストラリア、東南アジアなどに広く帰化しています。
日本では、第二次世界大戦後に帰化し、関東地方以南の道端などに発生していて、奈良県生駒郡でも道端や畦道などによく見られます。
葉腋に葉柄より長い花柄を出し、直径1.5cmほどの淡紅色の星型(上から見る)で、長さ2cmほどのロート形・鐘形の花を数個固めて着けています。
ホソバヒイラギナンテン(細葉柊南天)学名Mahonia fortuneiメギ科メギ属:
葉は、互生し、奇数羽状複葉、小葉は細長い楕円形で縁には先が刺状になった鋸歯が有り、葉軸は四角形です。
小葉が、ヒイラギナンテンより細長く区別は容易で、名前の由来。
葉腋から総状花序を出し、黄色い花径1cm程度の小さな花を多数つけます。
花弁が二重に見えますが、外側の花弁に見えるものは萼片で、内側の黄色のものが花弁です。
ホソバヒメミソハギ(細葉姫禊萩)学名Ammannia coccinea ミソハギ科ヒメミソハギ属:
水田や休耕田、耕作地周辺の湿地や水路などで育つ水性・湿性植物です。花は、花径は約4mm程度で、紅紫色の花弁4枚が咲き、葉腋に2-5個付きます。
雄蕊は4個、雌蕊は1個あります。
葉は、十字対生し、光沢があり、長さ3-8cm程度、幅4mm-1cm程度の広線形ないし長楕円形です。
基部は左右に耳状になり茎を抱きます。
ボタン(牡丹)学名Paeonia suffruticosaユキノシタ目ボタン科ボタン属:
全国各地にボタンの名所がありますが、奈良県では長谷寺が特に有名です。
牡丹は、150種類、8000株と言われるほどで、また紫陽花・紅葉の季節も良いです。
ボタンは、枝先に花茎20-30cmの大きな花を咲かせます。
ホソアオゲイトウ(細青鶏頭)学名Amaranthus hybridusヒユ科ヒユ属:
夏から秋になると、畦道や荒れ地などで、背の高いこの植物が目立ちます。
茎の先や葉腋に緑色の花穂が多数付いています。
花穂には雄花、雌花、両性花が混じって付きます。花は、 花被片よりやや長い苞に包まれていて、苞の先は尖っています。
ホタルブクロ(蛍袋)学名Campanula punctata Lam. キキョウ科ホタルブクロ属:
初夏に大きな釣鐘状の花を咲かせます。
開けた雑草地や道端などでよく見かけます。
茎先や葉の脇に、長さ4-6cm程度の赤紫や白い花を下向きにつけます。
花の先は5つに割れ、内側には濃い赤色の斑点があり、毛が生えています。
全体(茎・葉・萼・花)に毛が生えています。
ポーチュラカ(ハナスベリヒユ)学名Portulaca oleracea cvsスベリヒユ科スベリヒユ属: 多彩な色の花が咲き、ハナスベリヒユとも呼ばれています。 畑地や荒地などで見受ける雑草の黄色い小さな花をつけるスベリヒユがありますが、葉や茎の姿・形が良く似ていることから、ポーチュラカの先祖とされることもあります。 この花は、日当たりが悪い場所や曇天や雨天の天候の良くない日は咲きません。
ホトケノザ(サンガイグサ)「仏の座」学名Lamium amplexicauleシソ科オドリコソウ属:
上部の葉の脇に紅紫色をした唇形の花を数個ずつ輪生します。
花冠には細長い筒があり、下の唇は3つに裂けます。 萼(がく)には毛が多く、先端は5つに裂けています。
下部の葉には長い柄が有り、上部の物には柄が有りません。
葉は半円形で互い違いに生えます(互生)。
葉の縁にはぎざぎざがあります
ホトトギス (杜鵑草)学名Tricyrtisユリ科ホトトギス属:
花は、白い花弁に小紫点が多数あり、花径2-4cm程度の6花弁です。
花は開いたまま上を向いています。
花弁の3枚は外側に、3枚は内側にあり、外側の花びらの基部には丸く膨らんだ距があます。
花びらの内側に6本の雄蕊があり、その内側に花柱(雌蕊)があります。
花柱は、深く3裂し、先端は2裂しています。
ホルトノキ学名Elaeocarpus sylvestris var. ellipticusホルトノキ科ホルトノキ属:
ホルトノキは、本州以西の西南日本で照葉樹林の高木層構成樹で自生し、各地の社寺林の中で巨木が見られます。
花は、初夏に咲き、横に伸びた花茎に小さい白い花を総状花序で穂状に多数付けます。
個々の花は、釣鐘状で、雄蕊は多数、雌蕊は1本です。
葉は、互生し、枝先に集まり、倒卵形で鈍い鋸歯があり、厚みが有り革質です。
名前学名科属:
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ナ | ニ | ヌ | ネ | ノ | ワ |
関西の毎日サンデーの男より(2015/11執筆開始)